暑くなってくると多肉植物が元気になってきますね!
しかし我が家の多肉たちは3年間外に放りっぱしにしていたので、何だか茎がひょろっと伸びたり葉っぱがすっかり傷んでしまっていました・・・。
外での冬越えで弱ってしまった多肉植物は、もう復活できないの?
【主婦×インテリアコーディネーター】
主婦インテリアコーディネーター&ズボラガーデナーのかりてりあです。この記事ではすっかり伸びてしまった多肉植物を、植え替えて復活させた様子をレポします!外の冬越えで傷んでしまった方は、希望を捨てずにぜひ新しい土で植え替えてみて下さいね!
多肉植物は暖かい地域の植物なので、乾燥には強いですが冬の寒さには弱いですよね。わが家の屋外の多肉たちも、冬越え2年、3年と経った様子はすっかり弱っていました。
一部は枯れて無くなり種類も減ってしまってます。長雨などで傷んでしまわないように屋根のあるベランダへ置いていたので、土もやせてしまってカピカピのひん死状態です(汗。
★屋外に置くときに気を付けた点(ズボラ視点)
- 長雨に当たらない場所
- 雨量が多いときは雨が当たるギリギリのライン
- 南向きで日あたりは良い場所
一応この点だけは気を付けて外置きの場所を決めました。それにしても傷んでしまってます!
そろそろ植え替えしないと・・・。
ゴールデンウィークが珍しく長期休暇が取れたので、早速植え替え&寄せ植えに挑戦!植え替えた結果は・・・!?
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何とか寄せ植えの植え替えに成功しました!生き生きとして見えませんか?
屋外での冬越しで弱った多肉たちも、新しい土で植え替えてあげれば生き返ります。外に放ってしまって「もうダメかも?」と思っている方も、どうか諦めないで下さいね。
※注;すでにお亡くなりになり消えてしまった種類ももちろんあります。冬の寒さのせいなのか水が足りな過ぎたのか。逆に今残っているのはそのどちらにも強い種類ということになります!(あくまでポジティブに)
そもそも多肉植物は乾燥に強く初心者でも育てやすい植物です。
しかし難しいのが冬越え問題。基本的にどこの多肉植物の育て方を見ても、「冬は室内に取り込む」とあります。さらに「日に当てるように」とあります。
ですがそんな置き場所がない!て思いませんか?
【多肉植物】屋外での冬越しは発泡スチロールに入れて管理する
屋外での一番ベストな方法は、温室を作ること。しかし一般家庭でビニールハウスを作るのは中々難儀なことなので、霜よけになるようなものをかぶせておく方法もあるようです。
ですが風邪で飛んでしまったり中々管理も大変・・・。一番簡単な方法は発泡スチロールの箱に入れることだそうです。でもその管理方法に注意が必要です。
発泡スチロールに水を溜めない
発泡スチロールに入れたまま水を与えてしまうと、箱の中が水でびちゃびちゃになり根腐れを起こす原因に。多肉に良い水はけの良い状態にするには、水やりの後に箱の水を外に流しだす。または発泡スチロールの箱から一旦取り出して水を与えてからまた戻す必要があります。
だけど発泡スチロールの箱が無いわ・・・。
水やりも植木鉢を出して箱の中の水を捨てたり、中々大変そうね・・・。
そんなズボラさんには2~3年放置後の植え替えでの復活をオススメします。実際成功したので、早速放置後の植え替えの様子をレポしますね。
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多肉の植え付けは通販の多肉植物屋さんで一緒に買った土を使いました。多肉植物と一緒に売っていなければ多肉植物を土を購入して植え付けると良いでしょう。
用意したもの
- 小さめの植木鉢(100均で購入)
- 多肉植物用の土
- 筒形スコップ(あれば便利!無ければ小さいスコップで)
- 大粒の肥料
- 割りばし
- 鉢底アミ(無ければキッチンの排水溝ネットで代用)
- 小さめの鉢底石(無ければ大きめの赤玉土や鹿沼土で代用)
- 鉢植え皿か大き目の缶のフタ(あると便利、無くてもOK)
- ピンセットやつまようじ(あればでOK)
用意したものはこんな感じ。代用できるものやあるものでOK。
鉢底石は元々入っていたのを使ったりもしましたが、ほぼ土と一緒に捨ててしまったので粗目の土で代用。筒形のスコップは大小2つのセットで100均で購入したものを使用。無ければ小さなスコップやプラスチックのスプーンなんかを代用しても良いですね。
ピンセットはどこかに行ってしまったので今回は無しで植え付けました。あると小さな茎を挿すときに葉っぱが取れずに済むというだけで、無くても大丈夫です。(今回は大分葉っぱが取れました。笑)
植え付ける土は多肉用が失敗が無くてオススメ。
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◆土をブレンドして使いたい 中級者さんはコチラをご参考に
【多肉植物の土の配合例】
- ブレンドの土;園芸用土3;赤玉土(小粒)4;軽石3
- 他にも;くん炭、川砂、鹿沼土(小粒)・・・など
自分でブレンドしたい方は、園芸用の土に、小粒の赤玉土や軽石、川砂、鹿沼土など、とにかく排水性の良い無機質な土を混ぜこみます。
園芸用の土を、ジメジメしない多肉植物の好む乾燥気味の土にするイメージです。
気を付けた点
気を付けた点は、カットせずにそのままの姿で植え替えたこと。カットした場合とちょっと違うので一応書いておきますね。
◆茎をカットした場合の寄せ植え
- 1~2日間切り口を乾燥させる
- 乾燥した土に植え付ける
- しばらく根が出るまで水を与えす放置
- 1~2週間後に水を与える
カットした場合は植え付けるまでに1~2日間切り口を乾かす必要があります。今回はすぐに植え付けたかったので、出来るだけカットせずに茎の長さをそのままにして植え替えていきました。
※カットした茎をしばらく根が出るまで放置するときは、カゴなどを裏返しにして茎を挿しておくと曲がらなくてよいですよ。
◆茎をカットしない場合の寄せ植え👈今回はコチラ
- そのままの形を生かせる組み合わせにする
- そのままの長さで入る植木鉢を選ぶ
- セダムはすぐに水を与える必要がある(枯れてしまう)
◆まとめ買いでトクに!
では早速、多肉植物を寄せ植え風に植え替えしてみましょう!
1.中身を全部出す
組み合わせを自由にしたいのでまずは古い鉢植えの多肉植物を、一旦全部出します。
かなり乾燥状態でしたので、プラスチックやアルミ缶は割とすぐに出せたのですが。このタイプの植木鉢は根がこびりついてしまって苦戦!確かこれって土に返せる植木鉢でした。
「大きくなったら花壇に全部植え付けるのもありだなー!」なんて考えてたのでこのまま植え付けようなんて思ってましたが無理でした💦
割りばしを使って鉢から土を出していきます。
新聞紙敷くの忘れて・・・ここでまたもや後悔!この後の掃除が大変でした💦(※注;新聞紙を敷いてから作業を始めましょう。)
2.傷んだ葉や古い根っこは取り除く
冬越えでかなり傷んでしまっているものもあり、ある程度は下の方から取り除いていきます。
下の葉が枯れているものも取り除いていきます。
3.鉢底にアミと軽石を入れる(あれば)
鉢底アミが見当たらなかったので、排水溝のネットをそこに敷いてとりあえず少し残っていた鉢底石も深めの感を優先的に入れていきます。小さい鉢植えは必ずしも鉢底石なくも排水性の良い土でOKです。
苗を入れるときに高さが足りなかったら、鉢底に1/3くらい土を入れておきます。
4.植木鉢ごとに組み合わせや配置を考えて振り分けていく
全てバラした後に、鉢植えの大きさと苗の大きさ、形を考えてバランスよく配置していきます。セダムがあれば間を埋めるように入れていきます。
本来多肉の寄せ植えはカットして自由に植え付けた方がラクなのですが。今回はすぐに植え付けたかったので、出来るだけカットはせずそのままの長さや根っこを保ったまま植え付けていきました。
長くくねくねと曲がった茎を上手く配置していきながら、それぞれ植える鉢植えや組み合わせを決めていきます。
5.取れてしまった茎や葉っぱから出た芽は小さな植木鉢へわける
植え付けているとポロッと取れてしまった茎や、葉が落ちて小さな芽や根っこが出てきたものもみつかりました。寄せ植えとは別に小さいポット(以前購入した時に小さい苗の入っていたもの)に植え付けておきます。
大きく育ったらまた寄せ植え出来ますね。
6.組み合わせや配置が決まったらスコップで土を入れていく
寄せ植えする組み合わせや配置が決まったら、いよいよ土を入れていきます。筒型スコップで入れていくとラクです。(大小2個セットで百均で手に入りました。)
7.置き肥&水を与えて水が切れるのを待つ
植え付けが終わったので一旦水を与えました。置き肥があれば一つずつ乗せてから与えます。外で作業すれば良かったのですが、夜だったのでシンクで与えました(どんだけ横着!笑)。
カットした多肉を植え付けてたときには、ここでは水を与えずしばらく乾いた状態で根が出るのを待ってくださいね。
今回はカットせずに根っこが付いたま植え付けていたのとしばらく雨が降っていなかったので、思い切ってこの時1度だけえました。(セダムも間に入れていたのでカピカピが気になりました。セダムは結構水好きです。)
もしも外で雨に当たっていたらこの時点で与えなくて良いかも?しかし植え替えをするには乾燥した状態がだんぜんラクです。
完全に水が切れたら、大きな鉢皿や大き目の缶のフタなどにまとめて乗せてしばらく室内で様子を見ます。
【多肉植え付け直後】半日陰の場所で管理する(水は与えない)
大きめの鉢皿やカンのフタなどにまとめて乗せると管理がしやすいです。
水やりで土が上がってしまって、葉の間に入ってしまった細かい土があれば爪楊枝などではじいておくと腐ったりのトラブルが避けられますよ。
多肉のお花がなんとも可愛いですね!
10日後も枯れずに元気でした。多肉の花がなんとも可愛すぎです!
多肉のお花はとっても開花期が長いんですよ!
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では最後に我が家の多肉たちが屋外管理になった経緯を、お話しておきます。飛ばしたい方はコチラへ。
3年前多肉初心者だった筆者は、安く売っていたカワイイ多肉に一目ぼれし数株購入。100均で買って来た小さな植木鉢やアルミ缶に植えてみると、ステキなインテリアになりました。
【多肉植物】1年目は窓辺で冬越え
多肉たちの初めての冬越えのときに、日あたりを確保しようと窓辺のあちこちに置いていました。
私はたくさん多肉が欲しくて、楽天市場{ハニーミント}さんで「多肉苗20種ランダム+肥料+多肉のブレンド土付き!」というとってもお得なセットを見つけて購入したことがあります。そしてどんどん鉢植えは増えて・・。
今は土付きは無くなったようですが、ハニーミントさんの苗はしっかりと丈夫な苗ばかりでしたよ。育て方も付いてきて、初心者にもやさしいんですよ。
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しかも多肉はカンタンにふやせるのでどんどん増えていきました。
しかし窓枠の奥行わずが10cmしかない我が家ではちょっと無理があったんですね。カーテンの開け閉めの度に鉢植えを何度もひっくり返してしまいすっかり弱らせてしまったのです。
そこでその翌年からは3年間、屋外で冬越しさせていました。
ひっくり返す過酷な屋内より安定した日当たりの屋外がベター
室内で何度も鉢植えをひっくり返しているうちに多肉の株は弱ってしまいました。
またいくら窓辺と言えど、我が家はそれほど日当たりの良い環境ではありませんでしたので、だいぶ株が弱っていくのがわかり外管理を決心したわけです。
窓辺は寒暖差も激しいので植物には過酷な環境でもあります。
屋外で冬超えした多肉植物たち~屋外観察日記~
最後に2019年の11月~12月に購入し室内で冬越えの後、翌年の2020年の夏から屋外で管理したときの画像を出来る限りひろってみました。
外おき開始直後の多肉植物たち(2020年7月)
外おき開始1か月後の多肉植物(2020年8月)
1年目の冬12月の多肉植物(2020年12月)
中には枯れ気味で弱ってしまっている株もありました。鉢植えの位置によっては雨がかかりにくい場所だったのかもしれません。たまにですが様子を見て少し移動したりして微調整してました。
屋外で1度冬越えした春、花が咲いた多肉植物(2121年4月)⇩
2回目の冬を超えて花開く多肉植物(2022年6月)⇩
3回目の冬を迎える前の多肉植物(2022年11月)⇩
3回目の冬越えをした植え替え直前の多肉植物(2023年5月)⇩
こちらが植え替え直前の多肉たちです。2回の冬越えと肥料もあげ忘れて放置。雨もしばらく降っていなかったので、なんだかカピカピでした(汗。
3年前の夏(2020年7月)に屋外に出したての写真を確認して気付いたのですが、2年半後(2023年3月)室内に取り入れた時点で緑色の鉢植えからいくつか多肉が消えて1種類になってました(汗。
3度の冬越えと水切れで4種類あった多肉が枯れてしまったようです・・・。
小窓から朝日が少し当たるだけの場所でしたが、時々水を与えながらしばらく室内で見守っていたところ、もう一種類の多肉が復活してきました!
しぼんでいた葉もぷくぷくと膨らんできています。どうやら水切れを起こしていたようです。
枯れ葉が結構あったので、取り除きます。
大分スッキリしましたね!
結論!多肉植物は寒さに弱いです!と同時に日光も必要とするので、冬場は日当たりの良い窓辺に置く必要があります。ですが寒暖差の激しい窓辺はある意味過酷な環境。夜は部屋のなかほどへ移動する必要があります。
なんて言ってると管理が大変なので。買ってきた赤ちゃん苗の年は室内で管理しても、翌年は日当たりの良い置く外に出したいですよね。
日あたりは鉢植えの場合は直射日光がガンガン当たる場所は極力避け、半日日光が当たるくらいの場所へ置きましょう。そして雨がガンガンに当たる場所は避けて、でも雨量の多いときは雨が当たるくらいの場所がベスト。これで水やりの手間も省けます。
- 雨が直接かからない屋根のある場所へ置こう
- 日あたりは半日日光が当たるくらいの場所に置こう
- 雨量が多いときは雨が差し込むくらいの場所が水やりが省けてラクちん
こんな結果になりました。
そしてもしも2年くらいたって弱ってきたら、ぜひ植え替えをしてみて下さいね。少し大きめの鉢植えか、筆者の様に寄せ植えを楽しんでも良いでしょう。
カットして植え付けていくと簡単ですが、カット植え替えの注意点をまとめました。
- 1~2日間切り口を乾燥させる
- 乾燥した土に植え付ける
- しばらく根が出るまで水を与えす放置
- 1~2週間後に水を与える
カットした茎をしばらく根が出るまで放置するときは、カゴなどを裏返しにして茎を挿しておくと曲がらなくてよい。
すぐに植え付けたい時はカットせずに長いまま根っこを付けたままで、バランスを考えて植え付けましょう。カットせずにそのまま植えつける際はカンタンです。
- そのままの形を生かせる組み合わせにする
- そのままの長さで入る植木鉢を選ぶ
- セダムはすぐに水を与える必要がある(枯れてしまう)
カットしない植え替えはすぐに水を与えてOK!
家事も仕事もガーデニングもこなしたい!そんなズボラガーデナーの皆さん!多肉は外でも管理できます。我が家の様に室内の置き場所に困ったときは、無理せずベランダなどに出して育ててみて下さいね。
ちょっとのコツを気を付ければ意外と大丈夫ですよ!そして2~3年したら、様子を見て植え替えてあげましょう。
その時残っているのはまぎれも無く外でも冬越し出来る多肉たちですよ!
◆小さな多肉苗 9種類セット
◆【おしゃれな寄せ植え用】カット苗ならとってもおトクにもりだくさん!すぐに寄せ植えしたい方には、お買い得でしかありません!抜いた苗をそのままお届けするので乾燥させる手間がありません☆