サンスベリアは、そのスッとした姿がインテリア的にもオシャレで人気ですよね。実は種類も50種類以上あり、品種によってずいぶんと大きさや特徴が違うようです。
でも育て方はほぼ共通なので、サンスベリアの育て方のポイントをまとめてみました。
【主婦×
インテリアコーディネーター】
かりてりあです。戸建てに引っ越してきて本格的にガーデニングを始めて18年。趣味のガーデニングとインテリア好きから観葉植物にはハマってます。
この記事ではサンスベリアの育て方のポイントを、私なりにまとめてみました。初心者向けにわかりやすくしたつもりなので、興味のある方は読んでいって下さい!
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サンスベリアとは?
- リュウゼツラン科
- 原産地:アフリカ・南アジア
- 花言葉:永久・不滅
サンスベリアはもともと暑い国の植物なので、暑さと乾燥にはめちゃめちゃ強いそうです。
- サンスベリアは暑さと乾燥に強い
- 逆に寒さと多湿がとても苦手
- 冬の管理は、少し注意が必要
- 日本でよく流通しているサンスベリア➡「サンスベリア・ローレンティー」
暑さに強いので、当然寒さには弱いんですね。
サンスベリアは品種が多いことでも知られていますが、よく出回っているのは「ローレンティ」という品種。
黄色い斑入り模様でトラの模様にも似ていることから「トラノオ」という名前でも知られています。お部屋に置くと黄色い色がパット明るくなりますね。
丸みのあるスッと長くのびるタイプのサンスベリアは「スタッキー」。丸くて個性的な姿は見ていてほっこりします。
この二つは上に大きく伸びていくタイプですが、大きくならないタイプもあります。
◆サンスベリア・ハニーはとてもかわいくてテーブルの上に置いても邪魔にならない大きさです。
ハニーもいろいろな種類があります。
乾燥には強いのですが、逆に加湿がかなり苦手。
とにかく水はあまり与えずに乾かし気味に育てましょう。
サンスベリアが枯れる原因は、ほとんどが「水のあげすぎで根腐れを起こす」のが原因だそうです。
サンスベリアは乾燥気味に育てる
では、サンスベリアを枯らさずに上手に育てる5つのポイントをご紹介しますね!
- 温度管理
- 水管理
- 置き場所
- 肥料
- 植え替え
特に大事なのが「温度管理」と「水管理」。
- 温度管理
- 水管理
サンスベリアが枯れる原因は
- 水をあげすぎて枯らしてしまう
- 冬の寒さで枯らしてしまう
この2つの場合がほとんど。
逆にこの2つに気を付けて入れば、元気で育てられるということです。
①温度管理
適温は25~30℃くらい
15℃以上保てれば元気に育つようです。
【冬は注意!】
できるだけ暖かい場所、夜間も急激に温度が下がらないような場所に置きましょう。
窓際は温度が下がるので、冬の間は移動しておきましょう。
②水管理
サンスベリアは、水をあげすぎて枯らしてしまう人が多いので、乾燥気味が鉄則。
昼夜を問わず15℃以上ある場合でも月に1回くらいで大丈夫です。
一度の給水の量は「土全体が湿ったかな~」くらい。
【冬は注意!】
冬はほとんど水は与えなくて大丈夫。
でも、暖房で1日中暖かく乾燥気味のお部屋なら、月に1回程度水をあげてもよいそうです。
サンスベリアは水が足らなくて枯れてしまうことはあまりないので、常に乾かし気味で育てましょう。
もし葉っぱが数枚シワシワになってきたら水切れを起こしている可能性があるので、その時は少し水をあげましょう。
水切れを起こしてから水をあげても問題ないので、とにかく給水は控えめに!
「根腐れ」を起こした場合も、水が吸えずにシワシワになることがあります。どちらかわからないときは、植木鉢を持ってみていつもより重たければ根腐れを疑いましょう。
反対に軽いときは乾燥が原因です。見極めが大事ですね!
③置き場所
置き場所は季節ごとに中点が異なります。
高温を好む植物なので春から秋までは、どこに置いても問題なし。
真夏の直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こして弱ってしまいます。
レースのカーテン越しくらいの場所に移動しましょう。
冬の間の置き場所は最低でも8℃以上保てるお部屋で育てましょう。
寒すぎると枯れてしまいます。
④肥料
肥料については基本、生育期である暖かい時期に与えます。
丈夫に元気に育てるには、春から秋の生育期はきっちり肥料を与えた方が良いようです。
植物に体力が付き冬を越すのも楽になるそうなので、思い出したら化成肥料やハイポネックスなどの液肥をあげて下さいね!
冬は休眠中なので、肥料は必要ありません。
⑤植え替え
サンスベリアは生育旺盛なので、2・3年で鉢がいっぱいになってしまいます。
そんなときは植え替えをしましょう。
植え替え方は2つの方法があります。
- 大きな鉢へ⇒一回り大きな鉢に新しい土で植え替える方法
- 株分けする⇒同じ大きさの植木鉢に分けて植える方法
一回り大きな鉢植えに植えかえる場合は、古い土や根っこは捨てて新しい土を足しましょう。
株分けは、根っこを取ってバラバラになった株を、いくつかまとめて植えます。しばらくぐらぐらするので、根が張るまでは支柱などで支えましょう。
植え替え後はしばらく水やりは控えてくださいね。
- 古い土、枯れた根元の葉、根腐れした根っこは取り除く
- 植え替え後は、1~2週間程度水はあげない。
サンスベリアは葉挿しで簡単に増やせます。
葉が傷んでしまって選定するときに、いたんだ部分を捨てて残りを葉挿しにしても良いでしょう。
- 葉を5~10センチ程度に切ります
- 上下がわかるように下にマジックでしるしを付けておきます
- しばらく乾燥させます
- きれいな土に挿せばOK
しばらくすると根っこが出てきます。
ただし「斑入り」のものを葉挿しで増やした場合は、黄色い斑は無くなり、緑の葉になります。
黄色い斑を残したい場合は、株分けで増やしましょう!
👇サンスベリアの増やし方についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
室内の空気をキレイにする効果が強い観葉植物のことを、「エコプラント」といい、ポトスやアイビーなど50種類以上あると言われています。
中でもサンスベリアは空気を浄化する効果が高いようですよ。
【効果の証明】
アメリカ航空宇宙局 NASAの研究結果でベンゼン、トリクロロエチレン、ホルムアルデヒドなどいろんな観葉植物を、ある密閉した容器に一緒に入れ、注入時と24時間経過後の状況を実験した結果
・ベンゼン:約50~90%
・トリクロロエチレン:約10~25%
・ホルムアルデヒド:約50~70%
除去されたという結果になっております。
観葉植物に空気浄化の効果があると発表された結果リストの中に入っていた観葉植物になります。(参考図書:室内緑化デザインなど)
NASAの研究結果ででているなら、浄化効果も確かにありそうですね!
サンスベリアは空気を浄化するだけでなく、風水的にも邪気を祓うと言われております。
まさに一家に一台・・・いや、一家に一鉢欲しい観葉植物ですね!
※サンスベリアの風水的効果についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
サンスベリアを風水に効果的に置いてみよう!オススメの場所や方角は?
- 乾燥気味に育てる
- 寒さに弱いので冬の管理に気を付ける
- 温度は15度以上
空気を浄化してマイナスイオンを出すサンスベリア。風水では邪気を払うとも言われてます。
基本的には丈夫な植物なので、増やしていろいろなところに置いても楽しそうですね。
100均などでも売られているので、植えかえていって大きく育てるのも楽しいかもしれません。
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