癒しになる観葉植物を室内に飾りたいの。ポトスは育てるのカンタンって聞いたけど、具体的な育て方を知りたいわ。
お部屋の中にハンギングしたり、高い場所に置いて垂らしてみたり。癒しになるポトスは、インテリアのワンポイントになり観葉植物の中でも育てやすい植物ですね。
【主婦×
インテリアコーディネーター】
【この記事を書いた人】
・ガーデニング好き
・インテリア好き
・簡単に育てられる植物が好き
こんな理由から観葉植物にハマってます。初心者でも育てやすいポトスの育て方、キホンのキホンをまとめてみました。初めての観葉植物でカンタンなものはどれかな?と考えている方は、葉っぱが可愛いポトスがおすすめですよ~!
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観葉植物の中でも育てやすいと言われるポトス。私も初心者のころ初めに育てたのがポトスでした。
良く知られているポトスですが、どんな植物なのかをサクッとご紹介します。
- 性質:常緑のつる性植物
- 原産地:ソロモン諸島(熱帯雨林)
- 耐寒性:弱い
- 学名:Epipremnm pinnatum
- 科名:サトイモ科
- 和名:黄金カズラ
- 英名:Pothos
- 生育適温:20~30℃(最低10℃以上)
さらにポトスは、実に様々な種類があったんです。私も調べていてビックリするほど多くて驚きました。
- ゴールデンポトス(定番)
- ポトスライム(定番)
- ポトスマーブルクイーン(定番)
- ポトスエンジョイ
- ポトスパーフェクトグリーン
- ポトスフラッシュ
- ポトスステータス
- ポトスグローバルグリーン
- ポトステルノカーニバル
- ポトステルノファンファーレ
- ポトスライムコンパクト
- ポトスエクセレント
ザッと12種類あげてみましたが、まだまだたくさん種類はありそうでした。全部は紹介できないので、今回はこれくらいにしておきます。
◆いろいろなポトスの葉色を楽しめる3種セットです。
初心者でも簡単に育てられるポトスですが、いくつかポイントがあるので紹介します。
まず大事な置き場所からです。
ポトスの置き場所
ポトスの育て方の1番のポイントは、ズバリ「置き場所」ではないでしょうか。
ポトスは基本日向を好みますが、直射日光は苦手。直射日光を当ててしまうと葉やけを起こすので、夏は日差しを避け、冬はお日様に当ててあげるようにすると、失敗無く育てられます。
耐陰性はあるので基本は半日陰の場所に置くのが良く、室内の観葉植物としても育てやすい植物です。
ポトスを室内で育てるコツ
あまりに日陰すぎると葉の色が悪くなったり、斑入りのポトスも模様が無くなってしまったりしおれてしまったりすることも。室内ではカーテン越しに日が当たるくらいが〇
もしも日当たりが悪くても、蛍光灯の光でも十分に育つので、いつも明かりのついているリビングなどに置けば大丈夫。耐寒性はあまりないので、もしも冬場窓辺に置くときは日中だけにして、夜は中の方へ移動するようにしましょう。
ただし環境の変化に弱いので日向から日陰、日陰から日向も枯れる原因になることも。
置き場所を変える場合は少しずつならしていくようにするといいですよ。
因みに我が家は、風水的に玄関にポトスを置いてます。北玄関で小窓も遠くていつも暗め。ずっと置きっぱなしですとしおれてきます。
なのでたまに近くのトイレ(北向きでも窓があるので明るい)に移動して光合成をさせ、元気になるとまた戻してます。
冬場は玄関は寒いのですが、だいぶ寒さに慣れているようで、急に環境を変えるよりはと思い、暖かいリビングには移動せずそのルーティンにしています。
ポトスを枯らさないようにそだてるのは、次の5つを抑えていれば大丈夫。
- 苗選び
- 排水性の良い土またはハイドロカルチャー
- 水やり
- 肥料
ではひとつずつ解説しますね。
ポトスの苗選び
ポトスは葉の色や、斑入りのものなど見てるだけでも楽しくなるほど、色や柄が豊富でどれを選んだらよいか迷ってしまいますね。
ホームセンターなどで選ぶときには、出来るだけ色ツヤの良い元気の良い苗を選びましょう。
近くにホームセンターが無くても、苗はネットでも簡単に手に入るので、好みの色柄がきっと見つかるはずです。
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葉っぱの間が間延びしてしまい、茎がヒョロヒョロと伸びているものは弱い苗なので避けるとよいでしょう。
もしも弱ってしまっても、きちんと育てればすぐに復活するので、それほど神経質にならないくても良いかも。
ポトスの土
観葉植物共通ですが、水はけのよい土を好みます。目詰まりしないように排水性の良い土を使います。
観葉植物用の土を使うと、配合など気にせず失敗も少ないですよ。
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自分でブレンドする場合は、土の配合パターンがいくつかあるので紹介します。
- 赤玉土6:腐葉土3:パーライト1(または砂)
- 赤玉土7:鹿沼土2:腐葉土1
- 赤玉土7:腐葉土3
- 赤玉土7:鹿沼土2:川砂1
この土に元肥の代表格、マグワンプKなどの緩効性肥料を一つまみ入れて置きましょう!
お花の土を使う場合は、「お花の土7:腐葉土3で」もよいですよ。
ポトスの水やり
ポトスの水やりは、生育期である春先~夏~秋口にかけてと、休眠期にあたる冬とで与え方が異なります。
生育期の夏は午前中にたっぷりと水を与えます。タイミングは土の表面が乾いたころ。与えるときは鉢底から水が出るまで与えます。
受け皿に溜まった水は放置せずに捨てましょう。残っていると根腐れの原因になります。
休眠期の冬は水やりは控えめにします。タイミングは土の表面が乾いてから、2~3日後。
こちらもできれば午前中に鉢底から水が出るまでたっぷりと与え、鉢皿の水は捨てましょう。理由は先ほどと同じ、根腐れ防止です。
ポトスの肥料
肥料は生育期に与えます。休眠期は与えるのを控えます。ポトスの生育期は春から秋にかけての暖かい時期です。
液肥の場合は1週間~10日に一回は与えますが、固形の緩効性肥料なら、2カ月に1回程度でOKです。
- 液体肥料:1週間から10日間に1回
- 緩効性肥料:2か月に1回
液体肥料の場合は水やりの代わりに水に薄めて与えましょう。
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◆粒状の固形肥料は土の上に撒くだけと、とてもカンタン。葉の色・ツヤを保つ、葉緑素の構成に欠かせないマグネシウムを配合。
◆腐食(ふしょく)配合の有機100%の安心肥料。植物の根元に与えます。観葉植物、花、ハーブ、野菜など、あらゆる植物に使えますよ。
冬は休眠期なので肥料は与えません。
室内で小さめに育てたい場合は、ハイドロカルチャーがオススメです。
ハイドロカルチャーは土を使わない育て方。土を使わないのでインテリア性が高く、土や虫が苦手な人でも気軽に楽しめる栽培法です。
ハイドロカルチャーの用土
ハイドロカルチャーに使用する用土は色々。
- ハイドロボール:粘土を高温で焼いたもの
- ネコオール:炭の機能を持ったもの
- ゼオライト:カラフルに色が付けられている(カラーサンドともいう)
水だけの水耕栽培とは違って、土の代わりにハイドロボールやカラーサンドなどを用土代わりに使います。
ハイドロカルチャーの容器
通常の鉢植えは使わずに底に穴が無い容器を使います。
- ガラス容器
- 陶器
- 缶
家にあるオシャレな瓶や缶、カップなどを自由に使っても良いですね。
ポトスは水耕栽培でも育てられるので、自分に合った方法で楽しむとよいでしょう。
ハンギングしたり、透明の容器を使ったり好きな陶器に入れて見たり、見た目もオシャレに楽しめるのでインテリア好きな方にも人気。あまり大きく育て無くない人向きです。
肥料はハイドロカルチャー用の液肥を定期的に与えると良いですよ。(ずっと長く育てたい人には向かないかもしれません)
ハイドロカルチャーの作り方については、コチラの記事で紹介しています⇩
【ハイドロカルチャー】失敗しない作り方~育て方~根腐れ防止剤まで│初心者必見!
- ハンギング
- へご仕立て
ポトスはツル性で伸びて、下に垂れてどんどん伸びるので、高い場所に飾るととってもおしゃれ。
飾り方は吊るしてみたり、へごという棒を使って縦に仕立てることも
ハンギング仕立てのポトスはおしゃれ
ポトスのツルが伸びていく様は何とも言えずおしゃれですね。
高いラックの上に置いたり、「ハンギング」と言って、吊るすこともできます。
へご仕立ては上に伸びて大きく育てられる
ポトスは、可憐な葉が可愛いですが、へご仕立てにするとまた違った楽しみ方が出来ます。
へごと呼ばれる支柱を土に立てて、そこにツルを這わせるとタテに伸びていきます。
へごが葉に全て覆われると棒状に葉が茂り、とても存在感のある鉢植えになります。
ポトスの育て方を、わかりやすく表にしてみました。
ポトスの土 | 排水性の良い土 ハイドロカルチャー |
ポトスの植えかた | ハンギング へご仕立て |
置き場所 | 半日陰 照明の当たる場所 |
水やり | 夏:たっぷり 冬:控えめ |
肥料 | 夏: 液体:夏1週間から10日に1回 緩効性肥料:2か月に1回 冬:与えない |
ポトスは丈夫で育てやすくて、観葉植物初心者でも育てやすい植物です。
ポトスの土は排水性の良い土に植えて、室内だとちょうど良い日あたりです。水やりは暖かい季節はたっぷり与えて、寒い季節は控えめにしましょう。
ポトスは高い場所に置いたりハンギングしたり、インテリア的に楽しめる観葉植物。丈夫で育てやすいので、どんどん増やしてあちこちに飾ると癒されそうですね。
ポトスの増やし方はコチラの記事で紹介しています。>>>ポトスの増やし方は水差しがカンタン!
初心者向け!ポトスの増やし方【水挿し】が一番簡単!ポトスを水挿しで増やしてみた
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