ビルトイン浄水器水栓ってつまりどのタイプの事?浄水性能がイマイチって口コミ見たけどどうなの?
ビルトイン浄水器というとあまり聞きなれない人も居るかもしれません。
この記事では、ビルトイン浄水器水栓と浄水器一体型水栓との違いや、そのメリット・デメリット、浄水性能まで徹底解説いたします。
【主婦インテリアコーディネーター】
【筆者はこんな人】
・水回りのショールームで4年間商品案内。
・キッチン設備のカタログを読みこなす。
【この記事を書いた理由】
ビルトイン浄水器の特徴や、メリット・デメリットを知って,後悔の無い選択をしてほしい。
ビルトイン浄水器とは、カートリッジをシンク下に設置工事して、水栓から浄水が出るタイプの事。
シンク下にカートリッジ設置できるので、水栓周りはスッキリ。グース型と言ってカーブしたタイプか、L型が多く、オシャレです。
- シンク下に設置工事する
- カートリッジはボトルタイプでシンク下に設置
- カートリッジ交換は年に一回
- 浄水と混合シャワー水栓の2本立てと1本立とある
ビルトイン浄水器は一体型(内蔵型)水栓と違い、シンク下で給水管の工事が必要になります。
水の出る管をカートリッジへつなぎ、カートリッジの中を水が通ることによって浄水し、蛇口に出てきます。
浄水と水道水の切り替えは水栓の根元あたりにある場合が多いです。
カートリッジはボトルタイプなので、シンク下に設置します。
下の状態はこんな感じ。
カートリッジは年に1回の交換なのでラクです。なので大掃除時にやる、など決めてしまうと忘れにくいですね。
1つの水栓で浄水も水道水も両方出せるタイプと、浄水専用水栓と混合シャワー水栓の2本立てにして使用するタイプとあります。
ビルトイン型浄水器水栓のメリットとデメリットを確認してみましょう。
ビルトイン浄水器のメリット「ここがスゴイ!」
- 水栓がスッキリでおしゃれで掃除もしやすい
- 浄水性能が高い
- 水量が多く出せる
- カートリッジ交換が年に1回で忘れない
ビルトイン浄水器は、カートリッジをシンク下にしまえる点が良い点。
それゆえ水栓はスッキリでおしゃれなデザインが多くなります。
また、シャワーヘッドが小いので「シンク内のお掃除がしやすい」点も見逃せませんね。
そもそもビルトインカートリッジ(ボトルタイプ)はカートリッジの除去物質数が、もっとも多いカートリッジです。ですが浄水器一体型の筒状のカートリッジも、高性能のカートリッジはあり、同じ除去物質数のものはあります。(お値段は最も高額になります。)
しかし、ビルトイン型のカートリッジは一体型のカートリッジと比べると、大きいボトルタイプ。より水の浄水性能が安定しています。
【ビルトイン浄水器水栓用】
⇩シンク下にセットするボトル型のカートリッジ⇩
【スパウト内蔵型(一体型)水栓用】
⇩水栓の中に内蔵される筒状のカートリッジ⇩
それは、浄水の仕組みとして「一体型」よりも「ビルトイン」の方が水の滞留時間が長いので、たとえ同じ除去物質数でも浄水の精度がビルトインの方が良くなるからです。
ビルトインカートリッジ(ボトル)の除去物質数=水栓内蔵型の一体型カートリッジの除去物質数
のとき
「ボトルタイプ」の方がより浄水の精度は高いと言われている
浄水器一体型に比べると、水がしっかり出るので、大量に使う場合でも支障なく使える点も嬉しいですね。
関連記事浄水器のカートリッジ性能について、詳しくはコチラの記事で解説してます。
浄水器のおすすめはどのタイプ?蛇口直結型~ポット型~浄水器一体型までカートリッジの交換も、年に一回の交換とラク。「大掃除の時期に交換する」と決めてしまえば、交換忘れも無さそうです。
ビルトインはすっきりしてオシャレですが、もちろんデメリットもあります。
ビルトイン浄水器のデメリット
- 購入時の価格が高い(初期費用がかかる)
- 水栓の設置工事が必用
- シンク下でのカートリッジ交換が大変かも?
それなりにありましたね。
ビルトイン浄水器水栓は、水栓自体の「価格が高い」というのがネック。あまり高いと買うのも考えてしまいますね。
設置工事が必要という点もハードルが上がってしまうかもしれませんね。工事費もかかりそうです。
器用な方ならDIYで既存の水栓穴で、1本タイプの水栓へ交換出来てしまうかもしれませんが。水道の工事をする必要があります。
ビルトイン浄水器は、カートリッジの交換がシンク下での作業になる為、開き扉のときはまだ良いですが、引き出し式のときには中身をすべて出して引き出しを外す必要が出てきます。これは結構一仕事。
これらの作業が面倒な方はには、カートリッジ交換の簡単な浄水器一体型水栓の方が良いかもしれません。※詳しくはコチラの項目で解説。
メーカーによってはカートリッジ交換をしてくれるコースに申し込むこともできるので、利用するのも手ですね。
年に1回の交換なので「年に3~4回交換する浄水器一体型」と比べると、カートリッジ自体のランニングコストはあまり変わりません。
ビルトイン浄水器をオススメな人をコーディネーター目線も加えて提案します。
- キッチンカウンター上をスッキリさせたい人
- 交換は年一回で忘れない方が良い人
- 対面やフラット天板でリビングから良く見えるキッチンの人
- シンク下でのカートリッジ交換が面倒でない人
こんな人にビルトイン浄水器水栓がおススメです。
対面キッチンでフラット天板ともなると、リビングからキッチンが丸見えです。そんな時にグース型のオシャレな水栓は、見ていてほれぼれするものです。
また、交換が年に一回で良いところも年末に交換する、などと決めてしまえば忘れることも無さそうですね。
シンク下が引き出しの場合はちょっと面倒かもしれませんが、それでも年に一回で済む点はラクです。大きめの引き出しなら少しだけ中のものを出せば交換できてしまう場合もありますね。
悩む人
実はビルトインタイプの浄水器水栓にもその設置方法には大きく2種類あります。
- 専用水栓と混合シャワー水栓の2本で使う
- 浄水と水道水を切り替えで出せるシャワー混合水栓を1本で使う
ビルトイン浄水器水栓には、1つの水栓で浄水も水道水も両方出せるタイプと、浄水専用水栓を別に立てて、混合シャワー水栓との2本立てにして使用するタイプとあります。
浄水専用水栓と2本で使うと便利!
浄水器水栓は便利ですが、水栓元のレバーで原水から浄水へ切り替える必要があるため、面倒に感じる方もいるでしょう。
そんな方には2本の水栓で「浄水」と「水道水」に分ける、2水栓方式がおすすめです。
片方の水栓はシャワー付きで水道水がお湯にも水にもなる混合水栓。主にお皿や野菜を洗う際に使用します。
もう片方は浄水専用水栓。コーヒーやお茶、料理や洗米などの主に飲料水として使用するものとなります。
- 洗い物をしていても浄水が出せる
- いちいち切り替えをしなくてよい
2本にするメリットは、お皿などの洗い物をしているときでも他の人が水を汲んだりお茶を沸かす水を出したり自由に使える点と、いちいち切り替えをしなくてもすぐに使える点です。
デメリットももちろんあります。
- 水栓が二つになるため、蛇口周りのお手入れ箇所が増える
ビルトイン浄水器水栓なので、カートリッジ交換はどちちらも年1回です。
掃除嫌いな主婦
そんな声も聞こえてきそうですね。
そんなときは1本で両方の機能のある、浄水機能付きシャワー水栓(ビルトインタイプ)がおススメです。
浄水機能付きシャワー水栓は1本で2本の使い勝手!
お湯もお水も出る混合水栓に、浄水モードもくっつけてしまったのが、この1本タイプ。
- 1本なのでシンクの上がスッキリ
- 蛇口周りの掃除が1本で良い
浄水機能付きビルトイン水栓のメリットは「水栓が1本」という点。水栓元で「水道水」と「浄水」とを切り替えて使います。よってシンクの上はスッキリ。
何より一本にまとめることで蛇口周りのお掃除が1本分で済みますよ。
- 根元のレバーが操作しにくい場合がある
- 浄水か水道水かお湯どれか一つしか使えない
浄水と水道水との切り替えレバーが、水栓の根元にある場合が多く、ちょっと操作がしづらい場合あります。
急いでいるときなどはイラっとしてしまうかも。
また、浄水を使用しているときにお湯は出せませんし(ダストカートリッジが傷む)、洗い物をしているときには、飲み水が出せません。
そのほかの浄水器について詳しくはコチラの記事で紹介しています。
キッチン水栓オススメ!【ビルトイン浄水器】はシンク内のお掃除ラクラク!
ビルトインのデメリット、シンク下でのカートリッジ交換について深堀してみましょう。
カートリッジ交換がシンク下って大変?
カートリッジの設置位置にもよりますが、奥に設置をする場合はシンク下にしまってあるものを一度出さないと交換できない場合があります。つまり・・・
- 引き出しの中身を全部出す
- ➡引き出しを外す
- ➡カーリッジ交換
となってしまうのです。
年に一回とはいえ、これは大仕事ですね!
中には業者さんにメンテナンスしてもらえる{お掃除+交換コース}があるメーカーさんもあるので、負担な方はメンテナンスごと頼む方法も視野に入れましょう。※注;カートリッジ代+メンテナンス料がかかります。
基本は自分で交換する方が多いと思うので、年に一回と割り切ってやってしまうのも良いかもしれません。
⇩リクシルのビルトイン用ボトルカートリッジは「シンク下の横壁にセッティングできる」ので、交換もラクラクできそうですね!
悩める主婦
カートリッジ交換はシンクの上でチャチャッと済ませたいけど浄水専用の水栓は欲しいわ!
そんな欲張りなあなたにピッタリな方法があります。
浄水器専用水栓でもカートリッジ交換はカンタンな裏技
浄水器専用水栓なのに、カートリッジ交換をラクにしてにしたのがこちらのタイプ。
コチラの専用浄水器水栓は、実はカートリッジ内蔵型。水栓部分をクルクルと回してカートリッジ交換できるので、カウンター下にもぐらずに交換ができます。
ビルトインタイプのシンク下での交換に比べるとラクですね。
ただし、カートリッジ交換は3~4か月に1回。カートリッジ内蔵型の水栓「浄水器一体型水栓」と同じカートリッジなので、交換の間隔は同じなのです。
「数か月ごとに取り換えないとかえって不衛生になる」というデメリットも考えて検討しましょう。
なんやかんやおしゃれでたくさん浄水を使えるビルトインタイプは、何かと良いですね。
そのメリットに着目!
- 水栓がスッキリでおしゃれで掃除もしやすい
- シャワー部分が小さくシンク内の掃除がしやすい
- カートリッジ交換は年に1回で良い
- 浄水性能が高い
- 一体型と比べて水量が多く使える
- 設置工事をお願いする必要がある
- 購入価格が高い
- カートリッジ交換が大変な場合がある
もちろんデメリットもよく考えて選びましょう。
◆クリンスイ ビルトイン浄水機能付き水栓
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◇専用水栓で洗い物中も飲み水が自由に飲める♪ 2本をキッチン水栓に
美味しい水が飲めておしゃれなビルトイン浄水器。気に入ったらぜひ採用してみて下さいね。