お掃除機能付きのエアコンって本当にお手入れしなくて大丈夫?お掃除機能付きのエアコンクリーニング代が高いって本当?
と疑問の方に向けて。
この記事ではお掃除機能付きのパナソニックエアコンを10年間放置した後、内部を自分でお手入れをした様子をレポします。
結論から言うと、自動掃除機能付きエアコンのフィルターは10年間お掃除しなくても、かなりキレイでした。しかしフィルター以外の部分はかなりホコリだらけでありまして・・・。よってお掃除機能付きエアコンも定期的に自分でお掃除する必要があることが判明。
一体どの部分を自分でお掃除するのでしょうか?私の体験談をもとにお伝えします。
- お掃除機能付きエアコンを買ったけど放置している方
- お掃除機能付きエアコンはどれくらいの頻度でお手入れするのか知りたい方
- お掃除機能付きエアコンはどこを掃除しなきゃいけないのか知りたい方
- 掃除機能付きにしようか無しにしようか迷っている方
こんな方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さいね。
【主婦インテリアコーディネーター】
「お掃除機能付きエアコン」はお手入れ要らずとずっと信じて放置していたところ、内部はだいぶ汚れていました。パナソニックのお掃除機能付きエアコンってお掃除要るの?放置したらどれくらい汚れてるの?と気になる方は早速チェックしてくださいね。
※出典;「新・フィルターお掃除ロボット紹介【パナソニック公式】」より
お掃除機能付きエアコンが出たとき、フィルター掃除をずっと煩わしく感じていた私は「なんて画期的なものがでたんだろう。これは買うしかないでしょ。」と思ってました。
中でもパナソニックのエアコンのお掃除機能は、エアコン内部にある小型掃除機で、フィルターについたホコリを運転後に毎回吸いとって外へ排出してくれます。よって基本フィルター掃除が要らないので、とてもラクです。
ただしこれってお掃除してくれるのはフィルターなどの一部だけ。
お掃除しない箇所にホコリは溜まるんですよね。
お掃除機能付きエアコンのお掃除を10年間しなかった結果…
「お掃除機能付きエアコンはお掃除が要らない」と信じ込んでいた私は、フィルターお掃除を約10年間全くしていませんでした。
「お掃除機能付きもお手入れが必要」と知ったのは、今年の夏リビングのエアコンが不具合になったとき・・・詳しくはコチラの「ダイキンエアコン掃除」の記事で。
そこで2階のパナソニックのエアコンも10年ぶりに掃除をしてみたところ、結構汚れていましたね。
しかし、やはりそこはお掃除機能付きエアコン。「10年放置後も思ったより中はキレイだった」ので、お掃除機能付きはやっぱりありがたい!と思いました。
しかしたとえお掃除機能付きでも、汚れている個所はありました。
そこで、汚れていた箇所を知ることで、どんなところを定期的にお手入れする必要があったのかがわかると思うので、公開しますね。
お掃除機能付きエアコンのお手入れはしなくてよいと思われがちですが、実際は必要です。
「必要な個所がある。」と言った方が良いでしょう。
パナソニック自動掃除は毎回フィルターをキレイする
※フィルター掃除所要時間:7分~37分間
パナソニックのエアコンはフィルターのホコリを運転停止後に毎回内部の小型掃除機が吸ってお掃除してくれます。
そしてそのホコリは外に排出してくれます。
運転後毎回してくれるので、フィルターに付いたホコリの量はほんの少し。「耳かき一杯分くらい」だそうです。
◆パナソニックエアコンは運転停止後に・・・
「掃除機がフィルターのホコリ吸う」➡「取ったホコリを外に排出」
※ホコリは耳かき一杯分
フィルター掃除の後は内部を乾燥させカビを防止
※内部運転時間:約60分~90分間
本体内部はカビが発生しやすい場所なので、フィルター掃除のすぐ後に「送風」と「暖房」運転をして乾燥。この作業が「付着したにおい成分を除去」し「カビの抑制を抑える」働きをしてくれます。
◆フィルター掃除後に・・・
「送風」➡「暖房」➡「送風」で内部を乾燥
※交互運転で臭い除去・カビの抑制
ナノイー運転をしているときはナノイーによる抑制効果も働くので、更にしっかりカビ対策してくれるのです。
そのお陰かこのエアコンにしてから一度も「カビ臭い」と感じたことはありません。
リモコンで停止してもしばらくは送風や暖房運転が始まるので、初めのころは「え?消したのにまたついてる!?」と2度消ししたりしてました(笑)
自動でお手入れしてくれるのはエアフィルターと冷媒管だけ
とは言ってもフィルターのホコリと中の冷媒管のカビ抑制のお手入れはしてくれますが、風の吹き出し口やその他の内部に確実に汚れは溜まってたんですね。考えたら当然ですよね。
◆自動掃除されない箇所
- 風の吹き出し口周辺部分
- 本体の外廻り
- 前面パネル
- 冷媒管内部も黒い?
- フィルターも気になる?
これらはどうしても汚れが溜まってしまいます。
能天気な私は「お掃除機能付きだからお掃除しなくてよいんだ!」と信じ込んでいて10年間放ってしまってました(汗。
パナソニックエアコン【CX-EX221C】の掃除機能特徴
わが家のエアコンはパナソニックCS-EX221Cという機種。
EXシリーズとも呼ばれていますね。
パナソニックのお掃除機能の特徴は、小型掃除機が内蔵されているところ。
良くあるのは、フィルターの掻き出したホコリをダストボックスに落として溜めていき➡たまにダストボックスをお掃除する
という「フィルターのホコリ掻き出し方式」ですがパナは違います。
内部にある小さな掃除機がフィルターを左右に移動して、くまなくホコリを吸い取ってくれます。
吸い取ったあとはホコリ排気用の配管を伝ってそのまま外へ排出するので、ダストボックスはありません。
ダストボックスが無いので、当然ダストボックスのお手入れが要らないんですね。
あの煩わしいフィルター掃除を自動でしてくれてさらにごみも捨ててくれるのですから、これは本当にうれしい機能です。
運転後のまめなフィルター掃除で電気代を節約
毎回フィルター掃除をしてくれるので当然、フィルターの目詰まりを防ぐことが出来ます。
つまり、通常だとやらなければならない1~2週間ごとのフィルター掃除をしなくてもエアコンの効き目が落ちることは無いのです。
エアコンの効き目が落ちないということは、電気代の無駄が無くなり結果エコとなるわけですね!
自動掃除中の音はうるさい?
しかもこのお掃除機能付きのお陰で、運転停止後は結構な音がします。
リモコンで運転停止ボタンを押すと、すぐに「ウィーン、ゴー!」と音がして掃除機がホコリを吸い始めます。
それが終わると、今度は乾燥のためにエアコンが再稼働します。
送風と暖房運転をするので「ボー!」と風が吹き出す音がしてます。エアコンの稼働初めのあの大きな音ですね。
これ、毎回やります。
確かにちょっと音はうるさいです(笑)。
ですが、大抵は部屋を出るときにエアコンを消すため、私は気になりません。
寝ているときは意識が無いので全く聞こえてません(笑)。
自動掃除の時間は長い?
小型のお掃除ロボットでホコリをかき出して排出。その後内部を乾燥させるので、そこそこ時間がかかります。
部屋を出るタイミングでエアコンを消したり、寝落ちしている間のことなので測った事はありませんが。たまに掃除中にまた部屋に入ったときにエアコンが付いているので、1時間くらいは稼働しているように思います。
が全く気になりません。気になる方は次の項目へ。
お掃除のタイミングは時間設定もできる
お掃除のタイミングは時間設定も出来ます。
音が気になる方は、気にならない時間に設定しておくと良いかもしれませんね
「フィルターのホコリ取りと内部乾燥」の機能が付いていれば、フィルターや内部はいつもキレイなのでお手入れは殆どいりませんね。
我が家も10年間放置していましたがかなりキレイでした!
因みに稼働時間の長いリビングのエアコンクリーニングの目安は5年ごとがおすすめです。⇨【ハートクリーニング】公式ページを見てみる。
しかし、それ以外の箇所のお手入れはやっぱり必要です。
では10年間放っておいた我が家のエアコンのお掃除の様子をレポしていきまーす💦
取り扱い説明書の「念入りにお手入れする」というページで確認しながら実施します。順番は
- 「手動おそうじ運転」をする
- 「前面パネル」を外す
- 「上下風向けルーバー・本体周り」を水拭きする
- 「エアフィルター」を外して洗う
- 内部のホコリを出来るだけ掃除機で吸う
- 「エアフィルター」が乾いたら、元の位置にカチッとなるまで押し入れる
- 「前面パネル」を取り付けて終了
こんな感じです。
まずは全面パネルを開けてみたところ・・・やはりホコリだらけでした!(驚)
お見苦しくてすみません・・・あちこちにホコリが溜まってますね(汗。
ではしっかり取説を見ながら、お掃除をしていきます。
1.「手動おそうじ運転」をする
まずはリモコンの「手動おそうじ運転」を押してみます。
「エアフィルター全面を掃除」→「本体内部を掃除」
を手動でしてくれるようです。
所要時間が「37分~127分」と取扱説明書にあり、長そうだったので「停止ボタン」を押して止め、省略しました。
この「手動おそうじ運転」は、自動で掃除出来ているときは行わない、と書いてあったので普段自動掃除が行われていれば飛ばして良いようです。
2.「前面パネル」を外す
つぎに前面パネルをハズして洗います。
「取り扱い説明書」にも外し方が記されており、簡単に外すことが出来ました。
汚れも軽かったので、マイクロファイバー布で拭いて干します。
3.「上下風向けルーバー・本体周り」を水拭きする
風の吹き出し口のルーバーを外そうとしましたが、これは外れませんでした。
「取扱説明書」にも外し方は書いてありません。
仕方ないので、手の届く範囲で吹き出し口付近とルーバーをマイクロファイバー布で水拭きしました。
結構黒かったですが、特にこびりついた汚れでは無かったです。
上部や周りも軽いホコリでサッと拭けました。
4.「エアフィルター」を外して洗う
いよいよ、フィルターを外して洗います。
しかしここで問題が。
あれ?右側はともかく左側が掃除機が邪魔で外せません(汗。
掃除機が邪魔な時は「リセット」して掃除機を収納します。
説明書を読むと、リセットするとこの内部の掃除機が横に収納されるようです。初めに「手動お手入れ」を途中で留めてしまったのが原因で中途半端な位置で止まってしまったようです。
小型掃除機を横に収納するには➡「リセット」する➡リセットは「手動ボタンを5秒押す」
前面パネルをいったん閉じてから、「手動ボタン」を5秒押してリセット!
👆この「手動おそうじ」ボタンを5秒押し。
お陰様でフィルターは無事外れました。少し端っこが黒く点々になってます。
しかしほぼ綺麗です。ホコリっぽので水洗いして全パネルと共に乾かします。
5.内部のホコリは掃除機で吸う
エアコンの内部を出来る限り掃除機で吸います。でも、白いガードが邪魔して中々届かない部分も多く・・。
やはりこの冷媒管内部はプロのお掃除屋さんにお任せしないとですね。特にリビングなどの稼働時間の長いエアコンは、3から5年に一度のプロのクリーニングがおすすめですよ。
エアコンクリーニングは熱い季節前と後が最も込み合います。早目の予約を…!
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6.「エアフィルター」が乾いたら、元の位置にカチッとなるまで押し入れる
エアフィルターが2枚とも乾きました。
上下カチッとなるまでしっかりハメます。
※注;これがハマっていないと小型掃除機が移動できず止まってしまいます。
7.「前面パネル」を取り付けて終了
助かったのは、毎回内部の小型掃除機で掃除しているのせいかほとんど汚れてませんでした。
さすがに小型掃除機と送風処理のお陰でしょうか?
2階の部屋で私はあまりエアコンを使わないからかもしれません。(キッチンに隣接したリビングの汚れはひどかったです。)
※エアフィルターお手入れはコチラのサイトで詳しく載ってます。
【対象シリーズ:15HX・XS・X・CXR・CXシリーズ】
というわけで、お掃除機能付きはエアコンは2週間に1度のフィルターお掃除はほぼ不要という結論。
フィルターって毎回ちゃんとホコリを取ってキレイにしてると、蓄積汚れはこびりつかないということですね。
ただしこれ、キッチンに隣接したリビングはまた別の話。
キッチンから「油煙が流れてくる」リビングはもっとこびりつき汚れがひどいです。フィルターに油汚れが蓄積されてます。稼働時間もハンパ無いので、エアコンをあまり使わない私の寝室の比では無いのです。よって
※リビングの10年間放置したダイキンエアコン掃除の様子はコチラ
あまりエアコンを使わない部屋でも、冷媒管などの内部はやっぱり汚れて黒くなっていたので、10年に1度はプロのクリーニング屋さんに頼む必要があると思いました。
2階のパナのエアコンはまさに10年くらい経過してましたが、今回は手動で軽く拭くにとどまりました。ですが内部は手が届かないので、プロに頼むことになると思います。
というわけで、Panasonicのエアコンは、季節ごとのお手入れをしていれば、あまりエアコンを使っていない部屋は10年ごと、リビングなら5年おきのクリーニングをオススメします。
⇧内部はホコリだらけ!やっぱり冷媒管内部はプロに依頼!?
⇨我が家がユアマイスターでプロのエアコンクリーニングを初体験した記事はコチラ。
そして良く聞くのがお掃除機能付きエアコンのクリーニングの代金がバカ高いというお話。
掃除機能の無いエアコンよりも分解が大変なため、手間がかかりどうしても高くなってしまうそうです。
【エアコン業者クリーニング代の例】
- 通常のエアコン:12,000円~18,000円
- お掃除機能付きエアコン:15,000円~21,000円
このように、2倍までは行きませんが2~3割は高くなります。
しかし確実に内部に汚れは溜まっているので、必ず業者クリーニングは必要と思いました。
- 絶対に内部の業者クリーニングは必要
- クリーニング費用は通常より2~3割高い
普段からマメにお手入れができて、業者クリーニング代を安く済ませたい方は「お掃除機能の無いエアコン」を選びましょう。
お掃除機能付きエアコンの真実を知った今、どちらを選ぶのかはあなた次第です。
まとめます。【お掃除機能付きエアコンのメリット】は
お掃除機能付きエアコンのお手入れメリット
- 毎回のフィルター掃除で空気のキレイを保てる
- 目詰まりしないので電気代の節約になる
- わずらわしいフィルター掃除から逃れられる
- プロのクリーニングの間隔を開けられる(5年ごとでOK)
そしてパナソニック【お掃除機能付きエアコンのクリーニングの注意点】としては
お掃除機能付きエアコンのクリーニングの注意点
- 業者クリーニング料金は通常の2~3割高くなる
- 使用頻度の高いお部屋(リビング)なら5年に1度でOK
- 使用頻度の低い部屋なら5~10年に1度のクリーニングでOK
という結論になりました。
個人的には、これだけ普段のお手入れがラクで中の汚れも少ないなら、お掃除機能付きで正解!と思いました。
お掃除機能付きが良いか、お掃除無しがよいか迷っている方は、普段からマメに掃除できるかどうかで選んでみて下さい。
マメにお掃除できる方は、お掃除機能無し、出来ない方はお掃除機能付きがおすすめです。
お掃除機能付きエアコンは「都度フィルターをキレイにしてくれる」ので、普通のエアコンの様にマメなエアコン掃除は要りません。
そうは言っても内部は汚れていくので自分で分解して壊してしまうことを考えると、プロのクリーニング屋さんに頼みたいですよね。
わが家の場合はうっかりリビングエアコンを10年間放置していたので、エアコンが全く効かなくなったり、主人の部屋のエアコンがかび臭くなって体調を崩したり大変な目にあいました!
※この翌年ユアマイスターでお掃除機能付きのエアコンクリーニングをプロに頼んだ体験談はコチラ。
お掃除機能付きエアコンのクリーニング頻度:リビングのエアコンおすすめは5年に一度
目安は5年に一度。使用頻度にもよります。わが家はあまり使っていない部屋だったので、10年に一回でも大丈夫でしたが。キッチンに隣接したリビングなどは油汚れも付着するので、早目が良いと思います。
お掃除機能付きエアコンは、きちんと分解掃除してくれる業者さんに頼みましょう。冷媒管のカビやホコリを取らずに使用続けてけていると、電気代が余分にかかったり、カビ臭さやアレルギーの原因になったり、エアコンの故障にもつながってしまいます。
中にはお掃除機能付きエアコンのクリーニングを断る業者もあるそう。それだけお掃除機能付きエアコンの分解には高い技術が要るんですね。
そんな業者さんはそもそも依頼するのを止めた方が良いので、良い目安になりそうですね。
しかしクリーニングを頼もうと思うと、たくさん業者があってどこに頼めばよいのかわからないですよね。
迷ったらここ!いつでも安い!お客様満足度98%ののハートクリーニングへ⇩
いろいろ比べて決めたい方は、エアコンクリーニング業者比較記事を参考にしてみて下さいね。
エアコンクリーニング業者おすすめ6選!お掃除機能付きのクリーニング頻度や相場は?我が家がユアマイスターでプロのエアコンクリーニングを初体験した記事はコチラ⇩
【お掃除機能付きエアコンクリーニング】レビュー!10年ぶりに!ユアマイスター体験談と口コミ公開!エアコンの内部の長年の汚れはプロにお任せして、キレイな空気環境を手に入れてくださいね!