キッチン照明の種類ってどんなのあるかしら?明るさや色の決め方もわからないわ。
キッチン照明って、簡単そうでいざ選ぶとなるといろいろあってどれを選んだらよいかわからないですよね。
とくに対面式のキッチンが増えているので、オシャレなキッチン照明を選びたいという方も多いのではないでしょうか?そんな時、どんなキッチン照明があるのか?明るさや色の選び方は?と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか?
- キッチンの照明の種類にはどんなのがある?
- キッチンの照明の明るさは?
- キッチンの照明のあかりの色は?
この記事では、こんな疑問にお答えします。ぜひこの記事を読んで、ステキなキッチン照明を選んで下さいね。
主婦インテリアコーディネーター
【筆者はこんな人】
・照明のショールームで半年間ご案内を経験
・小さな店舗で戸建て住宅のコーディネートを20棟受注
【この記事を書いた理由】
新築住宅やリフォームを検討中の方へ、キッチン照明を後悔無く選んで欲しい。
リビングダイニングとひとつながりになったキッチンが増えてきました。それに伴って、「オシャレなキッチンにしたい」という要望が増えてきました。
そして、普通の部屋の様に「何畳用」という基準がわかりにくいキッチン。明るさや種類、色はどうしたら良いの?意外と疑問が出てきてしまってないでしょうか?
キッチンの照明選びのポイントは、次の3つ。
- 照明の種類(タイプ)
- 明るさ(W数⇨㏐値)
- 光の色(色温度)
順に解説してきます。まずはキッチン照明の種類にはどんなものがあるのでしょうか。
- ダウンライト
- シーリングライト;ベースライト(埋め込み含む)
- スポットライト
- ペンダントライト
キッチン照明は主にこの4種類。
マンションなどはダウンライトが主流ですが、戸建てですと何でも選べる場合も。
対面キッチンなら、手元灯をペンダントライトにしたり、ダクトレールにスポットライトを付けてもオシャレですね。
照明の種類はお好みですが、レイアウトで決めるのもありです。⇨こちらの記事でレイアウトで選ぶ方法を解説。
「インテリアダクト+スポットライトorペンダントライト」でオシャレに演出してみせんか?
◆「インテリアダクト」は引っかけシーリングに取り付け可能です。
※「スライド回転タイプ」なら、90度の方向転換や中心から数cmスライド可能です👇
◆パナソニック インテリアダクトレール(3灯目安)【引っかけシーリングへ取り付け可能】
〇ショートタイプ(1,103mm)ホワイト・ブラック
◆スポットライト(ホワイト/ブラック)を3~4灯・光を散らしてオシャレに演出【インテリアダクト対応スポットライト】
〇木の風合いがオシャレなスポットライト(リモコン:調光調色付き)☆天井面にも漏れた光が移ってキレイですよ。
〇黒いスポットライト大人モダンスタイルにピッタリ(昼白色)
◆小ぶりのペンダントを2~3灯・吊るしてカフェ風に【インテリアダクト対応ペンダントライト】
キッチン照明の種類は決まったけど、具体的にどれを選んだらよい?とお悩みの方はコチラの記事でおすすめ商品を詳しく紹介しています⇩
【キッチンのオシャレ照明】引っかけシーリング取り付け~直付け工事用も!オススメ照明をご紹介!
照明の種類が決まったら明るさをどうやって決めたら良いか悩みますよね。次の項目ではキッチン照明の明るさについて解説します。
キッチン空間にどれくらいの明るさが必要か?細長い空間だけに悩ましいですよね。
キッチンの明るさを考えるとき大切なことは次の4つ。
- 明るさの目安を知る
- lm値の見方を知る
- 面の明るさを考慮に入れる
- 色温度の見え方の違いを知る
一つ一つ解説していきますね。
①照明の明るさの目安は?
【E26口径の電球時代の明るさのめやす】(※E←発明王エジソンの「E」です)
電球の時代(LEDが出回る前の時代)1畳に必要な明るさは40W(ワット)と言われていました。
1畳に必要なW数=40W
近年LEDが普及し、消費電力=W数では無く光の明るさ=「㏐値」で表されるようになりました。
※照明の明るさを「輝度」(ルーメンで表す)といいます。
消費電力は下がっていて助かるのですが、この値はなじみが無くてわかりにくいですよね!?
そこでW数に相当する「㏐値」を調べてみました!
W数 | 20W | 30W | 40W | 50W | 60W | 80W | 100W |
---|---|---|---|---|---|---|---|
㏐値 | 170lm~ | 325lm~ | 485lm~ | 640lm~ | 810lm~ | 1160lm~ | 1520lm~ |
※よこにスクロールできます。
「40W=485lm」とあります。
つまり「1畳あたりに必要な[lm値]は40W相当の約485lm」ということ。
②明るさ=㏐値の見方を知ろう
でもルーメン「㏐値」で言われてもやっぱりわかりにくいわ・・・
㏐値の見方は、1畳あたりの必要「㏐値」を400lmとしましょう。
1畳に必要な㏐値=約400lm(ルーメン)
よって、その空間に必要な「㏐値」の求め方はこうなります。(天井の高さを標準的な高さH2400mmとして)
400lm(ルーメン)×畳数
「㏐値」はLED照明の説明文の中に記載があるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
しかしキッチンは手元灯を別に設置するため、必ずしもキッチン全体にこの明るさが必要なわけではありません。最も大事なのは作業場所の明るさの確保。
全体の明るさは少しくらい足りなくても、手元灯で作業場所をしっかり照らしてあげれば大丈夫!
逆にキッチン全体が明るくても作業場所に光が届いてなかったり、立った時カゲになってしまっては元も子も無いわけです。
- キッチンの明るさは「全体照明+手元灯」の明るさで総合で考えよう!
- 手元がカゲにならない位置に手元王を設置しよう!
③照らされる面の明るさが最も大事
光の明るさのお話をしましたが、実は照明自体の明るよりも大事なものがあります。それは・・・
面の明るさ=照度(lx)
これがもっとも大事になります。
例えば同じ明るさの照明でも、天井の高さが2400mmと2600mmではキッチン天板に届く明るさが違ってきます。
対面キッチンのカウンター上やダイニングテーブルのペンダントを例に取ると、テーブルと吊るしたペンダントライトからの距離でテーブル面の明るさ(照度)が違ってくるのです。
このあたりはややこしいので、照明屋さんやリフォーム屋さんによく相談してみましょう!
明るさについてはコチラの記事で詳しく解説しています👇
【キッチン照明】明るさの選び方!ワット数?ルーメン数?手元灯は必要?※リフォーム見積もり一括サイトなら、最大5社から無料で見積もりが貰えます。>>>キッチンリフォーム無料一括見積
④同じ消費電力でも明るさが違う色温度の重要性
さらに明るさは色温度(あかりの色の事)でも違います。これ、意外と盲点です。
解説:電球色👉色温度が低い/昼白色👉色温度が高い
一般的に「同じ消費電力(W数)」の照明の場合、電球色は昼白色や昼光色より暗くなります。
【同じ電力(W数)での比較】
- 電球色の方が暗く感じ(lm値低い)
- 昼白色のほうが明るく見やすい(lm値高い)
キッチンは作業場所であり、照明は明るく見やすくするのがキホン。明るく見やすいのは昼白色。次に温白色です。
特に手元灯は食材の色を正確に見るためにも、電球色より昼白色や温白色がオススメですよ。(これについは次の項目で詳しく解説します。)
キッチン手元灯は昼白色や温白色がオススメ!
料理が出来上がってしまえば、ダイニングには電球色がおすすめ。なぜなら電球色の方が料理が美味しく見えるからです。
光の色についてはコチラの記事で解説しているので、参考にしてください。
明るさとは?ここを覚えておこう!
- 光の明るさ[㏐値](ルーメン)よりも面の明るさ[㏓](ルクス)が大事!
- 光の色による明るさの比較➡電球色より昼白色・温白色の方が明るく見えやすい!
※面の明るさを「照度」(ルクスで表す)と言います。
キッチン照明の明るさも大事ですが色も大事ですね。次の項目ではキッチン照明の色について解説します。
キッチン照明は調理作業をするため、あかりがとても重要な場所。特に手元を照らすあかりは、食材の色を確かめたるためにあかりの色選びも重要になってきます。
調理する食材が新鮮か傷んでいるかを確認するためには、色の見え方がとても大切。そのため、キッチンの手元灯には白い明かり「昼白色」が最もおすすめです。
黄色い明かりである「電球色」を手元灯にしてしまうと、薄暗く感じてしまったり、腐った食材の見分けもつきませんね。
では全体照明は何色がオススメでしょうか?手元灯と同じ昼白色、それとも温かみのある電球色でしょうか。
答えはレイアウトに寄るのでどちらも正解。クローズドキッチンなら好みでOK。対面式などのオープンキッチンなら、同じ空間のリビングダイニングに合わせるのが正解です。
詳しくはコチラの記事で解説しています👇
キッチン照明は電球色だと後悔するかも?見やすいのは昼白色、オープンなら温白色で決まり!キッチンの扉の色も考慮するなら、暖色系がキレイに映えるのは電球色。寒色系の色が映えるのは昼白色ですよ。
まとめます!まず照明選びで大事なポイントは
- 照明の種類(タイプ)
- 明るさ(lm値)
- 光の色(色温度)
3つの選び方のポイントをまとめると
- 照明の種類(タイプ):レイアウトによって決める
- 光の色(色温度/ケルビン):同じ空間の色はそろそろえる(黄色い光の中に一部白い光はOK)
- 明るさ(lm値/ルーメン値):広さを目安に決める【1畳あたり:約400lm】
ただし必ずしもキッチン全体にこの明るさが必要なわけでは無く、最も大事なのは作業場所の明るさの確保。総合的に考えましょう。
- キッチンの全体照明+手元灯の明るさで総合的に考える
- 手元灯でしっかり作業場所を照らす
「キッチンの手元灯」の選び方で大事なポイント3つ。
- 電球色より昼白色や温白色がオススメ!
- キッチン全体の照明が足りなくても手元灯で補えればOK!
- 立った時カゲにならない位置につける
キッチン照明の失敗しない選び方でした。これらを参考に後悔の無いキッチン照明を選んでくださいね!
早速キッチン照明を選んでみたい!という方は、コチラの記事で工事タイプと工事不要タイプと分けて掲載しています。良かったら利用してくださいね。⇩
【キッチンのオシャレ照明】引っかけシーリング取り付け~直付け工事用も!オススメ照明をご紹介!