ビルトインタイプの食洗機は、キッチンカウンターの中にスッキリと入る食器洗い乾燥機。国内メーカーでは、パナソニックとリンナイが人気ですね。
シェア率はパナソニックが6割、リンナイが3割、残りの1割がその他のメーカーとなっています。
では、パナソニックとリンナイ、どちらの食洗機が良いのでしょうか。
この記事では、価格面、コスト面、洗浄力や機能面、あらゆる方面から、両社を比較してみます。
どちらにしようか迷っている方は、ぜひ目を通して下さいね。
【主婦×インテリアコーディネーター】

【この記事を書いた人】
水廻りのショールームでビルトイン食洗機を4年間ご案内。筆者も自宅でパナソニックの深型を使用しており、大変重宝している。
【この記事を書いた理由】
食洗機設置後10年経過し、そろそろ交換時期。パナソニックとリンナイをどちらにしようか迷っている方のために今一度比較してみました。
キッチンのリフォームを考えて居るなら、ビルトインコンロや食洗機、レンジフードなどを入れることで、補助金が出るかも?2024年の終わりまでの省エネに対するキャンペーンなので、興味のある方はこちらの補助金の記事をチェックしてくださいね。


食洗機を入れるメリットはたくさんあります。
- カウンターの上がすっきりする
- 手が荒れない
- 自分の時間が出来る
- 光熱費が節約できる
こんあことから、現在は圧倒的に普及していますね。では食洗機のあらゆる疑問を検証してみましょう。
手洗いより食洗機の方が節約できるって本当?
食洗機のランニングコストは、1回あたり27.0~30.1円が目安です。
手洗いのランニングコストは1回あたり57.9~62.3円なので、手洗いよりお得と考えられます。
ビルトイン食洗機の寿命は約10年
使用頻度や使い方にもよりますが、ビルトイン食洗機の寿命は10年と言われてます。
10年経過後に点検の上、様子を見ながら使用する感じです。
ビルトイン食洗機の工事費用はいくらくらい?
ビルトイン型の食洗機は、新規取り付け工事が5〜8万円、既存取り替え工事が1〜4万円です。
ビルトイン食洗機は工事費込みで販売されていることも多く、ミドルグレードの商品で合計約10~18万円くらいの費用相場です。
ビルトイン食洗機の元が取れるのは何ねん?
ビルトイン食洗機は高温で洗うため、水道代が節約できます。たとえガス代や電気代が上がっても、かなり節約できるのです。そして例えば10万円のビルトイン食洗器を入れた場合は、もとを取るのに約5年5ヶ月かかると言われています。
20万円なら約10年と考えると、ちょうど寿命のころには元が取れるという計算ですね。

リンナイとパナソニックの食洗機の特徴の違いを見てみましょう。スタンダードタイプは、メーカーによる違いはそれほどありません。
ラックの位置が、リンナイ派置く半分に。パナソニック派左半分にあるところくらいでしょうか。
価格で言いうと、リンナイの方が少しお安めですね。
しかし上位機種になると、それぞれのメーカーの特徴が出てきます。
主な違いは
- リンナイのビルトイン食洗機:重曹コースがあり、プラズマクラスター除菌が付く。
- パナソニックのビルトイン食洗機:エコナビ機能が付き、多機能ラックになり、バイオパワー除菌が付く。
具体的に見てみましょう。

【リンナイのビルトイン食洗機の特徴】
- 上位機種に重曹コースがある。
- 上のラックが折りたためる。
- 重曹コースにすることで光熱費が抑えられる。
- カビを抑えるプラズマクラスター除菌がある。
- 価格が抑え目。
- 人にも環境にもやさしい。
スタンダードタイプはとてもシンプル機能ですが、上位機種にあるのが重曹コース。新内の食洗機は重曹コースが付いているタイプでも、ビルトイン食洗機の価格が抑え目。
さらに重曹を使うことで光熱費が削減でき、廃棄の湯気も洗剤臭く無かったり。人にも環境にもやさしい食洗機です。
除菌機能はカビに効くと言われている、プラズマクラスター除菌です。
プラズマクラスター除菌とは、シャープが開発した独自の技術で、プラズマ放電によって水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンを作り出し、空気中に放出することで、浮遊しているウイルスやカビ菌などの作用を抑える技術です。菌やウイルス表面の細胞膜のタンパク質を切断して除去し、嫌な臭いの元となる成分を分解・除去することで、除菌や消臭効果を発揮します。

【パナソニックのビルトイン食洗機の特徴】
- 多機能ラックがスライドもして、様々な食器の入れ方が出来る。
- エコナビ機能付きで省エネになる。
- 3Dプラネットアームで隅々までお湯がいくので洗い残しが少ない。
- 様々な菌を退治するバイオパワー除菌がある。
- 価格は高め。
- 操作ボタンは。
エコナビ機能の付いたパナソニックは、スタートボタン一つで勝手にエコモードで洗ってくれるセンサーがついています。
もちろん手動で「強力・少量・スピーディ」とコース選択することも可能ですが。そんな設定をせずとも、スタートボタン一つオスだけで、食器が多い時には多いなりに、少ないときは少ない洗い方で洗ってくれます。
また、食器の汚れ具合もセンサーで検知してそれなりに洗ってくれるので、とってもエコなんです。
さらに多機能ラックで、さまざまな食器やお鍋を入れやすい工夫があります。
上段のラックが、半分にしたりスライドしたりできます。立てていると細かいコップなどがたくさん収納出来、全て寝かせると底の浅い大きなお鍋を置くことが出来ます。




また、エコナビ機能付きの食洗機は、外から操作ボタンが見えません。外に付いているのは、スタートと一時停止ボタンのみ。

設定をする場合は食洗機を引き出し、上面手前で操作できます。外からの見た目がすっきりしているのは、パナソニックのデザインへのこだわりを感じますね。

ビルトイン食洗機の評判は上々ですが、パナソニックとリンナイでの口コミの違いはどうでしょう。
どちらもスタンダードタイプは、さほど使い勝手や洗浄力は変わらないようです。スタンダードタイプに違いが無いのなら、価格の安いリンナイが良いかもしれませんね。
この項目では、特に違いの出る最上位機種、パナソニックのMシリーズ(ディープタイプ)とリンナイの重曹モード付(深型)とで比較してみました。
パナソニック食洗機の口コミ
パナソニックの最上位機種については、あまり悪い口コミは見つかりませんでした。
- 洗浄力があり、収納力も抜群
- 大皿も難なく入るので、洗い物が楽になる
- 手洗いよりキレイになる
- 安く設置できる
- キッチンの水切りカゴが無くなったので、見栄えが良くなった。
往々にして入れて良かったようです。項目別に見て行きましょう。
デザイン | ボタンが、引き出した部分にあるのですっきり。 |
経済性 | 使用する水の量も少ないし、エコナビもついているので、経済的。 |
洗浄力 | きれいに洗えています。 |
収納力 | 食器を入れる部分がピンになっていて色々な角度で入れられる。大きなフライパンも入る。深型なので、食器を入れた上にボウルやざるも入れられてたくさん入る。 |
使いやすさ | ボタン操作も簡単で使いやすい。エコナビ機能はボタン一つで調整してくれる。 |
静音性 | 運転音はするが気にならない。 |
サイズ | 深型にしたところたくさん入り、便利になった。 |
総評 | 全体的には買ってよかった。 |
悪い口コミ | 汚れが落ちにくい!Vシリーズにして失敗!どうせなら上位機種にすれば良かった! |
前面に操作部分を付けずに、引き出したところの上面に操作ボタンを付けているので、見た目はスッキリ。中のカゴも、マルチピンでお椀もお皿も引っかけて入れやすいようになっています。
とくにエコナビ機能は節水になる上、余計な設定が要らないのでラクですね。運転音もと図書館レベルの大きさなので、さほど気にならないレベル。特にお鍋も入る深型を買った方は、正解という声が多いです。
リンナイ食洗機の口コミ
リンナイの食洗機はコスパの割に、洗浄力も申し分なくコチラも評判良いです。
デザイン | 高温のお湯で洗えるため便利 |
経済性 | コスパはいい |
洗浄力 | 洗浄力は海外製と大差なく、満足している |
収納力 | 内部のラックの融通が利かず、コップは上段にしか置けず小さいものしかダ |
使いやすさ | 食器やコップの並べ方が以前のものと比べて難しい |
静音性 | 音が静かで便利に使えている |
サイズ | 大容量。深型にしたら、たくさん入るようになった。 |
総評 | 前の食洗機と比べると、進化した。包丁用のスペースがあったり、カゴは金属からプラスチックになって安全になった。カゴの網目も細かくなり、全体的に使い勝手が良くなっている。 |
悪い口コミ | 食器が入れにくい。それほど落ちていない。排気が熱い。 パナソニックから交換したところ、容量が小さく感じた。 |
リンナイは環境にも人にの優しい重曹コースがあるのが特徴。重曹は低温で洗えたりすすぎがカンタンで済むため、光熱費も節約できます。
リンナイの食洗機は、一部パナソニックよりも食器が入れにくい、という声がありました。ただし細かい機能にこだわらない方にとっては、リンナイの方が手価格なので助かりますね。

最後に、フロントオープンが近年復活し話題となっているので紹介します。フロントオープンはラックを引き出せるので、奥まで食器や鍋を出し入れしやすい特徴があります。
フロントオープンタイプの食洗機は昔は国内でも扱っていたのですが、ここ最近はスライドオープンが主流でした。
よってこれまでフロントオープンを入れたい方は、外国製の幅が60㎝の大容量タイプ(上から下まで食洗機で3段ラック等)を高額で入れる必要がありました。
しかし外国製のビルトイン食洗機は価格も高く、メンテナンスもまた時間がかかり高額に。
そこで復活した国内のプロントオープン式ビルトイン食洗機。国内製のものなので、幅も45㎝と小ぶりで、リフォームでの入れ替えもしやすいですね。(配管の状態によっては入らない場合もあります。)
では早速、リンナイのフロントオープンタイプの評判を見てみましょう。
- フロントオープンと決めていた。海外ものはもっと大きいのでもっと入るとはいえ、高額過ぎる。リンナイは値段も手ごろで故障のときも国内産だと安心。
- 大きいものが難なく入るので、洗い物の量や大きさを気にしなくて良くなった。
- 段違いに出し入れしやすい。
- たくさん詰め込んでいてもキレイに洗えるのはスゴイ。
フリンナイのフロントオープンは2段のカゴになります。

フロントオープンはラックが引き出せるため、奥まで入れられるし出し入れはとってもスムーズなんですよね。
外国製のビルトイン食洗機までの大きさは無いものの、このお値段でフロントオープンが入れられるので、評判も上々です。国産ならメンテナンスも安心ですね。
- ナノイーX送風で庫内のニオイを抑制・除菌してくれるのはさすがパナという感じ。
- 自動洗浄システムで週一程度のゴミ捨てでいいのは助かる。
- 外国製には無かった乾燥機能があるため、陶器以外の食器も乾ききらないことがない。
リンナイに続き、とうとうパナソニックも22年ぶりにフロントオープンの食洗機が発売されました。パナソニックは上段の小物を入れる浅いカゴも入れると、3段になります。

それぞれのメーカーの上位機種で、洗浄力や機能、書かうとランニングコストで比べてみました。
まずはパナソニックとリンナイのそれぞれの洗浄方法や機能、除菌方法で比較します。
洗浄方式 | 機能 | 除菌方法 | |
---|---|---|---|
リンナイ | 重曹洗浄機能を搭載 | マルチフック | プラズマクラスター |
パナソニック | 3Dプラネットアームがキメて | 多機能ラックあり マルチフック | ストリーム除菌 |
パナソニックはプロペラが2本と、中央には3Dプラネットアームを配し、隅々までくまなく洗えます。多機能ラックもあり、いろいろな食器やお鍋を入れやすくなっています。
それぞれに異なる除菌機能はついているものの、洗浄力では圧倒的にパナソニックに軍配が上がりました。
ビルトイン食洗機の費用は、工事費用込みで提供されることが多いので、この項目では本体価格込みの工事費用や、ランニングコストで比較してみましょう。
◆パナソニックとリンナイの価格とランニングコスト比較
交換工事費用 (本体込み) | 1回あたりの ランニングコスト | 1年間で 節約できる費用 | 10年間で 節約できる費用 | |
---|---|---|---|---|
パナソニックM9シリーズ (ディープタイプ) | 15~24万 | 29.7円 ※M9(ミドル)1回26.7円 | 約25,100円 | 約251,000円 |
リンナイ(深型) ~標準コース~ | 12~18万 | 27.6円 ※重曹コース27.3円 | 約24,700円 | 約247,000円 |
価格や費用で比較すると、圧倒的にリンナイの勝ちですね。

あなたはパナソニック派、リンナイ派、どちらでしょうか?
どちらに向いているかご提案します。
食器を入れやすい工夫と、操作面が引き出しの中の上面にあったりと、デザインにもこだわりが感じられます。
とくにエコナビ付きは、細かい設定をせずにエコモードで洗ってくれるので、省エネとラクさも追求しています。
色々気が利いた機能が欲しい人はパナソニックがおすすめです。
重曹で食器を洗えるのはリンナイだけ。排気の湯気も洗剤臭さが無く、部屋への廃棄も安心です。人にも環境にもお財布にも優しいのリンナイですね。
細かい機能にこだわりが無いのなら、シンプルなリンナイがおすすめです。
たくさん入るのが良い人は、フロントオープンはおすすめです。
入れやすさや大容量を求めているのなら、フロントオープンもありですね。
◆フロントオープンとスライドオープンのメリットデメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
フロントオープン | たくさん入る。食器が入れやすい。 | しゃがんで入れるので腰に負担が来る。入れる順番を考えて居れる必要がある。水滴が床に垂れることがある。 |
スライドオープン | 立ったまま入れたり出したりできる。水滴が床に垂れない。 | そんなにたくさん入らない。ドアが重いと感じることがある。 |
ただし、入れ替えの場合は配管などの関係で工事が難しい場合もあるので、リフォーム屋さんに相談しましょう。
そもそも食洗機の入れ替えって簡単に出来るのでしょうか?次の項目で解説します。

国内産のビルトイン食洗機は、45cm幅のものがほとんど。国内産での交換なら、メーカー違いの交換も可能です。
外国製のビルトイン食洗機は60センチ幅のフロントオープンのものが多いので、キッチンごとのリフォームのときに設置を考えると良いでしょう。
フロントオープンからスライドオープンなどの仕様変更は都度確認が必要となります。
※リフォーム屋さんに現場調査と見積もりを頼んでみる。
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ビルトイン食洗機はリンナイとパナソニックのどちらが良いのか?それぞれのメリデメやコスト面で比較してみました。
【リンナイがおすすめな人】
- ナチュラル派の方
- コストを抑えたい方
【パナソニックがおすすめな人】
- 便利さを追求したい方
- 使い心地を重視したい方
重曹コースで洗えるリンナイは、ビルトイン食洗機の価格が抑え目。さらに重曹を使うことで光熱費が削減でき、廃棄も洗剤臭く無かったりと人にも環境にもやさしい食洗機。
エコナビ機能の付いたパナソニックは、スタートボタン一つで勝手にエコモードで洗ってくれるセンサーがついていたり、多機能ラックで食器を入れやすい工夫がしてありましたね。
そしてどちらもそれぞれ異なった除菌効果があり、どちらも素晴らしい食洗機でした。

あなたのライフスタイルに合った食洗機を取り入れて、快適なキッチンライフを手に入れて下さいね!
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