システムキッチンて選ぶことが多いですよね。
とくに「扉」。色だけでも迷うのに、材質から厚みや表面の質感までいろいろありすぎて…。
「どれをどう選んだらよいの!?」と悩んでしまいますよね。
悩む主婦
やっぱり鏡面の方が拭きやすいのかしら!?
マットな扉は汚れやすいわよね?
この記事では、そんな悩ましい「キッチン扉の選定ポイント」について解説します。
主婦インテリアコーディネーターの“かりてりあ”です。
独身時代はふつうの事務員。
結婚後インテリアコーディネーターの資格を取得、子育てをしながら様々な働き方を経験。
ショールームでの案内経験を元に、キッチン扉材の選び方について徹底検証してみました!

キッチン扉は【ツヤツヤ鏡面とつや消しマット】どっちを選ぶ?
キッチン扉を選ぶとき、意外と悩ましいのが「鏡面とマット、どっちが良いの!?」という問題があります。
扉の表面仕様は大きく分けて
- 鏡面タイプ(ツヤツヤの扉)
- マットタイプ(つや消しの扉)
とあり、表面仕上げの違いによって印象が変わってきます。
キッチン扉は鏡面とマットどっちが良い?それぞれの特徴
まず、鏡面扉とマット扉にはこんな特徴があります。
【鏡面扉 特徴】
- 鏡面は明るく清潔感がある
- 鏡面は拭きやすい反面、手アカも目立つ
- 濃い色の時は特に手アカは気になる
【マット扉 特徴】
- マットな質感が落ち着いた雰囲気を演出
- 拭けたか拭けてないかわかりにくい
- 濃い色でも手アカは目立ちにくい
鏡面にはピカッとした清潔感と、手アカが目立つ問題が。
マットにはそれなりの落ち着き感と、お手入れ出来てるかわからない問題がありそうですね!
キッチン扉・鏡面仕上げのデメリットと後悔の声
鏡面仕上げの扉は表面がツヤツヤしているので、お掃除しやすい反面手アカが目立つ問題がありましたね。その分マメに拭くことにはなるわけですが。
特に紺色やダークブラウンなど濃い色にしてしまうと、手アカが目立ちすぎてストレスになってしまいますね。
濃い色の鏡面仕上げにしてしまって後悔する人が多いようです。
キッチン扉・マット(ツヤ消し)仕上げは汚れやすくて後悔する?
反対に、つや消しで仕上げたマットな扉は落ち着い印象の反面拭き取りがしにくいデメリットがあります。
お手入れ方法は同じと言えど、やはり表面がサラッとしているマット仕上げはツルンとした鏡面に比べると拭き取りにくい印象がありますね。
実際木目などにしてお掃除しにくく後悔している声も良く聞きます。
キッチン扉は鏡面かマットか?何で選ぶと後悔しないの?
それぞれの特徴やデメリットは大体わかりましたね。
でもどちらも良い点と悪い点があり、何を基準に決めたら良いかますますわからなくなってしまいますね。
そこで!勝手に2通りの方法を提案いたします。
【キッチン扉表面仕上げの選び方・2通り】
- 鏡面かマットかはインテリアの印象で決める
- 鏡面かマットかはお手入れのしやすさで決める
迷った時は、この2つをおおまかな基準として選ぶことをおススメします。
鏡面かマットか?インテリアの印象で決めよう
鏡面の特徴には明るく清潔感があります。キッチンに清潔感は欠かせませんよね。
しかし木目感を出した扉や、マット塗装のほっこり感も捨てがたいと思います。
オープンキッチンが主流の昨今では、隣接する部屋のインテリアに合わせる方が増えています。
マット扉:ほっこり感・オーソドックス感
家事の中ではいちばん長くいることが多いキッチンなので、お部屋の印象を壊さずに自分が気持ちよく使える扉材を選択しましょう。
そうなると、お手入れの手間の違いも大事ですよね。
鏡面かマットかお手入れの手間で選ぼう
扉の表面材は、樹脂を含浸させたシートを表面に貼ってあるものが多く、集成材や合板でつくられた「基材」の表面にシート加工を施してあるのです。
このシートが鏡面タイプとマットタイプとあるだけのちがいですね。
※高圧メラミン~鏡面~
※高圧メラミン~マット~
確かにツルンとしてる方が拭きやすそうですね。
でも、表面は※シート材仕上げなので、中性洗剤を薄めた液などでどちらも水拭き可能です。
※シート材とは;扉の表面仕上げ。オレフィンシートや高圧メラミン仕上げのことを言う。
お手入れ方法は基本的にはどちらも変わらないということですね。
しかしその反面「鏡面タイプは手アカが目立つ」という声うもよく聞きます。
そして「マットタイプはツルンと拭き取れずに汚れが取れにくい」という声も。
でも鏡面だと濃い色は避けたが良さそうね。

直接塗装している扉材のお手入れ法は?
扉材の中にはシート材ではなく、集成材に直接塗装してるタイプもあります。
その中にも鏡面とマットタイプとあるんでるんですよね。
👇鏡面塗装タイプ
👇木目を出した塗装タイプ
鏡面はツルンとしているので拭きやすいですが、マットな木目の方は少しお手入れが大変になりますね。
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キッチン扉の表面仕上げ別体験談レビュー
鏡面扉はやっぱり手アカが目立つ?
それではここで、筆者が実際に鏡面扉を使ってみた体験談をお話しますね。
★MY キッチン小話
現在使用しているキッチン扉は鏡面タイプです。
明るいグレー色に細かく幾何学模様が入っているために、そこまで手アカは気になりません。
ただ「光が反射した際に汚れが目立つ」ので、結構マメに拭くことになります。
よって、鏡面扉は『汚れが溜まらずに済む』という利点があります。
鏡面扉は手アカが目立つので、マメに拭くことになる!
マット扉は汚れが目立たずお手入れをサボりがちになる!?
★MY キッチン小話
以前マンションで使用していたキッチン扉は、框付きのクラシックな塗装扉でした。
木目を生かしたマット塗装で濃いブラウン色だったのもあり、汚れが目立ちにくかったのです。
実際汚れていることに全く気付かず、大掃除の際に拭くと結構汚れていたので毎回びっくりしていました。(笑)
子育て中で忙しかったのもあるのですが、マットタイプは汚れが目立ちにくいという特徴があります。
マット扉はヨゴレが目立ちにくく、ついついお手入れを忘れがちになる
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また、扉グレードってどう違うのでしょうか?
キッチン扉はグレードで選ぶと後悔しない?
最後に、キッチン扉をグレードで選ぶ方法を提案しますね。
扉のモチはグレードで違う
まず扉材には何段階かグレードがあります。
安いからと言って金額だけで決めてしまっては後で後悔します。
正直、「金額=グレード=もち具合」です。
こんな声が聞こえてきました。
ただしグレードが高ければ良いというわけではありません。
選ぶ際のポイントがあります。
ポイントは扉材シートがサイドまで巻き込んであるかないか!?
ポイントは表面材のシートの巻き込み。
チェックすべきは、扉材の側面と表面の境を良く確認すること。
側面と表面の境に切れ目が生じてるものは要注意です!!
このシート材に切れ目があると、そこに汚れが入り込んだりハガレてきたりします。
中グレード以上ですと、このシート材が側面まで巻き込んであります。
この違いが実は結構大きいです。
★扉材を選ぶポイント!
➡表面材のシートが側面まで巻き込んであるものを選ぼう!(注;中グレード以上)
シートの巻き込み、あるかないかの違い;実際の例
★MY キッチン小話
我が家のキッチン扉は、シート材がキチンと側面まで巻き込んでありました。
15年間使用していますが、扉材がめくれてくることも今までありませんでした。
結構厚みもあるしっかりた扉だったのもあり、現在も問題なく使えています。
やはりこのシートの巻き込みは大事と思いました。
↓ ↓ ↓
ショウルームでお客様から
「長年使用していた扉材の表面がめくれてきた。」という相談をされたことがあります。
「他は問題無く使えてるけど、それが気になるので扉だけ替えられないか?」というお話でした。
回答は
↓ ↓ ↓
「現在もシリーズが残っていて、扉だけ交換してくれる工務店を探し当てられれば可能な場合もある」
でした。
一般的にはキッチン扉だけの交換は嫌がられてしまう様です。
「まだキッチンが使えるのに!?」て思いますよね。
なので!
↓ ↓ ↓
扉材は金額だけで決めずにもちが良いものを選びましょう!
高グレードの扉はやっぱり高額!?
「いやいや、シートの巻き込みとか厚みとか扉に求めて無いし!安い方がいいわ。」
という声が聞こえてきそうですね。
★高グレード扉の特徴
- 扉の厚みがある
- シート材ではなく直接塗装してある
- 彫り込み取っ手や框(かまち)付きなどデザイン性が高い
※框付き扉
※掘り込み取っ手
こんなことでグレードが違ってきます。
グレードが高い方がもちろん丈夫ですが、デザインや塗装は正直好み。
特にデザインでもち具合が変わることはありませんので、ご安心ください。
ただ、明らかに高グレードのものはもちが良いのも確かです。
キッチン扉は中グレード以上のものを選ぼう!
キッチン扉のもち具合はグレードが高ければ高い方ほど良い、というわけでは無いです。
しかし、シート材の側面まで巻き込みがあるものは、中グレード以上のものが多いのも事実。
これが無いと切れ目にヨゴレが入ってしまい目立ってしまったり、ハガレてきたりすることも…。
扉のもち具合は扉グレードと結構関係が深い
ということになります。
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キッチン扉選び方「鏡面・マット・グレード」まとめ
キッチン扉の選び方、3種類にまとめました!
【キッチン扉の選び方】
☆鏡面かマットかをインテリアの印象で選ぶ
- 鏡面;明るく清潔感がある
- マット;落ち着いた感じ・ほっこり感
☆鏡面かマットかをお手入れの頻度で選ぶ
- 鏡面は手アカが目立つのでお手入れはマメになる(特に濃い色は要注意!)
- マットはヨゴレが目立たないのでお手入れを忘れがち(実はヨゴレている!)
☆扉のグレードで選ぶ
- 高グレード扉はどれも長持ち!デザイン性が高かったり厚みが違う
- 表面シート材の場合➡チェックポイントはシートの巻き込み!(注;中グレード以上)
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