対面式は今や新築の80%を占めると言われていて、人気ですね。
でも、対面式におけるアイランドとペニンシュラキッチンの違いがあやふやな方も多いのでは無いでしょうか?
この記事では、対面式キッチンの代表であるペニンシュラとアイランドの違いやメリットデメリットを、いろいろな角度から比べてみたいと思います。
主婦インテリアコーディネーターの”かりてりあ”です。
水回りショウルームの案内経験を元に対面式キッチンの真実を徹底解説します。対面式キッチンへのリフォームやご新築を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね!
かりてりあ
【この記事で分かること】
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アイランドとペニンシュラキッチン、それぞれの特徴
では、それぞれの特徴から見ていきましょう。
まずはアイランドからです。
アイランドキッチン特徴
アイランドの定義は、キッチンのコンロやシンクなどの主要機器類が入っているキッチンカウンターが、壁に付くことなく独立した形。
まさにアイランド=「島」になったキッチンのことです。
コンロがアイランド側にあれば、レンジフードは天井からニョキっと出てます。
次にペニンシュラキッチンです。
ペニンシュラキッチン特徴
アイランドキッチンに対して、ペニンシュラ=「半島」という意味を持つペニンシュラキッチン。
キッチンのコン側が壁に隣接しています。まさに半島型ですね。
先ほどの独立型のレンジフードに対して、フードが横壁に付いており壁側に排気することが可能です。
では、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
アイランド・ペニンシュラキッチンのメリット・デメリット
まずは「アイランドキッチン」のメリットデメリットからです。
アイランドキッチンメリットデメリット
まずはメリットから
★アイランドのメリット
- 両方に通路があるので、複数での作業もストレスなく出来る。
- オシャレで使いやすい
(注;複数作業前提の場合は、カウンター同士の間隔を広めにとる;1100~1200)
次にデメリットです。
★アイランドのデメリット
- 通路が二つある分、かなりのスペースを要する。
- 子供が小さい場合、キッチンの入り口がふさぎにくい。
- 天井に排気スペースを取らなくてはならないのリフォームだと難しい。
アイランドは憧れるけど
色々と難しい面もあるのね・・・。
次に「ペニンシュラキッチン」のメリット・デメリットも見てみましょう。
ペニンシュラキッチンのメリットデメリット
ではメリットから
★ペニンシュラのメリット
- 横壁への排気が可能なので、設置は比較的しやすい。
- 通路が片側だけなので、さほどスペースを取られない。
- 子供が小さかった場合、片側だけをふさげばよいので、対策しやすい。
つづいてデメリットです。
★ペニンシュラのデメリット
- 通路が片側だけになることが多く回り込んで入る必要がある。
- コンロが近いようで遠くなる。
ペニンシュラの方がアイランドより
スペースを取らないから人気なのかな
アイランドはリフォームでは難しい!?
アイランドキッチンはアイランド側にコンロかシンクを配置するスタイルのため、大々的な工事が必要になりそれなりの配管スペースが必要になります。
【アイランドキッチンで確保するスペース】
- アイランド側にコンロを設置👉ガスの配管スペース、レンジフードの排気スペースの確保
- アイランド側にシンクを設置👉水栓の給湯管スペース、排水管スペースの確保
そうなると、新築のタイミングか大々的なリフォーム(リノベーション)でないと難しくなるわけですね。
特にマンションリフォームですと難しいです。
キッチンの天井高さに余裕があれば、キッチン天井を低くして排気スペースを確保し設置できる場合もあります。
あるいは上の写真の様にかっこよく露出配管で設置する方法もあります。
またはシンク側をアイランドにする場合は、キッチンの排水位置が変わるため、あらたに排水場所を確保する工事が必要になります。
どちらもマンションの共有部分になるので、いろいろと制約があるでしょう。
こういったマンションにおける大々的リフォームの場合は、管理組合に確認を取ったりする必要があるため、リフォーム店とよく相談しましょう。
アイランドカウンターもあり!?
アイランドキッチンが難しいときは、アイランドカウンターを検討してみるのも良いでしょう。
大きなリフォームをする必要も無く、コンロは壁側に設置できるので油煙が部屋に回ってしまう心配もないですね。
ただし、その分スペースは必要になるところは同じですね!
※アイランドカウンターが作業スペースに
結構オシャレに仕上がりますね。作業場所も広く取れるので、共同作業にも向いています。
コミュニケーションをとりながら楽しく作業が出来そうですね。
カウンター台だけの設置なら、カンタンにリフォームできそう…‼
現在主流の「ペニンシュラキッチン」ですが、実はいろいろなタイプがあるので紹介します。
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実はいろいろあるペニンシュラキッチン
同じペニンシュラでもその設置方法で種類があり、大きく分けて3タイプあります。
- 腰壁付き対面キッチン
- フラット対面キッチン
- フラット対面キッチン(コンロ前壁あり)
順を追って解説しますね。
腰壁付き対面キッチン
「腰壁付き対面キッチン」は、壁付けキッチンを対面式に仕上げたものです。
👆腰壁付き対面
上のキッチンはコンロ前に耐熱ガラスを配置して、さらに油ハネを抑えてますね。
キッチンの前に壁が少し立ち上がっているためいろいろなメリットがあります。
【腰壁付き対面キッチンのメリット】
- シンクの水撥ねを軽減
- 立ち上がりの壁が手元を隠す
- 油ハネを多少防ぐ
対面式キッチンのデメリットである「水ハネ」や「キッチンが他の部屋から見えやすい」というデメリットを、多少なりとも解消してくれます。
フラット対面キッチン
👆フラット対面
「フラット対面キッチン」は、完全フラットなキッチン天板を設置したものです。
キッチン前に壁の立ち上がりは無く、水ハネを受け止める壁の立ち上がりはありません。
何も遮るものが無いので、開放的でオシャレなキッチンに仕上がる一方で水ハネや油ハネが気になるところです。
カウンターの奥行きを90cmくらいに深めにとっって水ハネを受け止めたり、コンロ前にディバイダ―などのガラスの衝立てを立てることによって、油ハネを軽減したりなど工夫が必要になります。
フラット対面キッチン(コンロ前壁あり)
「フラット対面キッチン・コンロ前壁あり」は、コンロ前の壁がしっかり立ち上がっていいるので「油跳ね」を防げます。
シンク前にカウンターの奥行きをとれば水ハネもさほど気にならなくなり、まさにフラット対面と壁付けキッチンとの良いところどりですね。
👆フラット対面(コンロ前壁アリ)
とはいえ、対面式はリビングダイニングとつながってはいるので、料理の臭いは回ってしまいます。
対面式のデメリットが完全に無くなるわけでは無いですね。
おまけ;シンクが隠れるステップ対面キッチン
さらにステップ対面キッチンにすると、手元やキッチンのゴチャ付きはほかの部屋からほとんど見えません。
これなら、水ハネも気にならない上にカウンター周りも目立ちませんね!
でも、玄関からリビングへ向かう通路横にキッチンの入り口がある場合は、どちらにしても丸見えなんですけどね…。
👆通路側からキッチンが丸見えの場合も…
キッチンがお客様から見えない導線にする、という間取りからの工夫も大事ですね。
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いわゆる「対面式のペニンシュラ」ですが、色々なタイプがありましたね。
実は対面式キッチンには、この壁付けが多いのです。
最後に;コスパの良い壁付け対面式キッチン
対面式キッチンに壁付けのⅠ型が多い理由は、実は低予算で出来ることも挙げられます。
具体的にどう仕上がるのか見てみましょう。
壁付けⅠ型の対面式キッチンってこんなの
👆ペニンシュラキッチン;よく見ると壁付けⅠ型です。
スタイルはオープン対面キッチンなので「壁付けI型」だと言われてもわからないかもしれません。腰壁を作ってそこに壁付けのキッチンを設置しています。
完全なオープンスタイルよりも壁付けは予算が低く済みます。
👆アイランドキッチン;こちらのキッチンも壁付けI型です。
これらは全て壁を腰壁にしているので気づきにくいですが、壁を造作してそこにキッチンを壁付けしている設置方法です。
次の画像はコンロの前の壁を天井まで設置しているので、油煙が広がりにくい点は安心ですね。
👆こちらのペニンシュラキッチンも壁付けI型です。
また、腰壁がシンク手前にあるのでこちらもシンクからの水撥ねが少しは防げそうです。
「対面式のメリット」である「コミュニケーションが取れる」うえに油煙や水ハネもカバーしてくれるので、壁付け対面式キッチンが人気です。
新築のマンションなどは壁付けの対面キッチンが圧倒的に多いですね。
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フラット型ペニンシュラッチンはスッキリオシャレ
反対に、壁付けではなく下の画像のようにキッチンキャビネットで自立しているタイプは、天板もフラットでしのでスッキリしていてオシャレですね。
ただしキッチンキャビネットで自立させるタイプなので、キッチンキャビネットは高額なものになります。
壁を大工工事で作る方が、自立できるキッチンキャビネットよりも価格が安く済む、ということですね。
同じ対面式キッチンでも、壁付けの対面式キッチンの方が予算が抑えられる
【対面キッチン:壁付けとフラット天板との価格の大小】
- フルフラットペニンシュラ > 腰壁付きペニンシュラ
- フルフラットアイランド > 腰壁付きアイランド
もちろん、割引などによっても違ってきますが、同じ対面式でも一般的に壁付け対面キッチンの方が予算は抑えられるということですね。
以上、「ペニンシュラとアイランドキッチンの特徴や比較」をしてみました。
まとめ;自分に合った対面式キッチンを選ぼう
まとめます!
アイランドとペニンシュラとでは、コンロやシンクの位置が微妙に違いましたね。
- アイランド:シンクとコンロ両方、もしくはどちらかが完全に独立している
- ペニンシュラ:コンロ側が壁に隣接・シンクとコンロが一列になっている
という特徴の違いがありましたね。
それぞれのメリットデメリットをまとめます。
アイランドのメリット
- 両方に通路があるので、複数での作業がしやすい。
- オシャレで使いやすい
アイランドのデメリット
- 通路が二つある分、かなりのスペースを要する。
- 子供が小さい場合、キッチンの入り口がふさぎにくい。
- 天井に排気スペースを取らなくてはならないのリフォームだと難しい。
ペニンシュラのメリット
- 横壁排気のため、設置は比較的しやすい。
- 通路が片側だけなので、さほどスペースを取られない。
- 子供が小さかった場合、片側だけをふさげばよいので対策しやすい。
ペニンシュラのデメリット
- 通路が片側だけになることが多く回り込んで入る必要がある。
- コンロが近いようで遠くなる。
また、リフォームとなるとアイランドは配管などのスペース確保が必要になりますので、出来る場合と出来ない場合があるということでした。
工事が難しい場合は、「キッチンカウンターを設置する」という選択肢もありましたね。
アイランドキッチン設置が難しいときはキッチンカウンターを採用するものあり
また、おなじ対面式キッチンでも予算的には壁付けの方がフルフラットの自立型よりもコスパは良いよう。
壁付けキッチン・対面式は低価格で設置出来る
とは言っても、フラット天板は何よりオシャレですね。
かりてりあ
※まずはキッチンショウルームへ行って見てみましょう。
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