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横長リビングは自然の光が部屋に広がり、明るいリビングダイニングとして人気の間取りです。
その一方で窓が大きく壁面が少ないため、家具の配置が難しいことも。
そこで適切な大きさの家具選びやレイアウトの工夫が必要になります。
かりてりあです。明るくて人気の横長リビングのレイアウトポイントをまとめてみました。横長を生かした空間の活用で、ぜひ色々なシーンに対応できるリビングを目指して下さいね。
主婦インテリアコーディネーター
開口部が広い横長リビングにはたくさんのメリットがあります。反対に壁が少ないため、家具の配置が難しかったり、動線の確保が難しかったりします。
まず初めに横長リビングのメリットとデメリットを、紹介します。
メリット
- 窓が大きく開放感がある
- 自然光がたくさん入って部屋全体が明るい
- バルコニーや庭をアウトドアリビングとして使いやすい
デメリット
- 壁が少なく家具が配置しずらい
- 通気性が悪くなりやすい
- 配置によっては使いにくくなってしまう
- 隣接した部屋が暗くなりがちで使いにくい
- リビングとダイニングの空間分けが難しい
横長リビングは天井からの自然光が美しく差し込む、豊かで明るい空間を絵にも描けるように作り出します。ですが、この夢のような部屋にも、家具の配置や空間の使い方において少し工夫が必要です。
それでも、ポイントを押さえることで、快適でオシャレなリビング生活を実現できますよ。
1. リビングの基本配置を知ろう
まずは、横長リビングの夢を叶えるための基本を押さえましょう。リビングとダイニングをしっかりと分けつつ、自然光を存分に取り入れるレイアウトを考えてみてください。
特に、最も見たいテレビとソファの位置が大切です。ソファを窓際に配置することで、外の景色を楽しみながらリラックスできますし、窓を背にすると、自然光を最大限に活かせます。
**キッチンとダイニングの距離にも配慮を**:料理を運ぶ際の動線がスムーズであることが大切です。また、キッチンからダイニングへの動線も考慮することで、食事の時間がより快適に過ごせます。
2. 家具のサイズで空間をコーディネート
家具選びで忘れてはいけないのは、部屋の大きさに合ったサイズ感です。大きすぎる家具は圧迫感を招き、小さすぎる家具は存在感を失わせます。
特に重要なのはダイニングテーブルとソファの選び方です。それぞれの家具の配置を考える際、スペースと動きやすさを確保するための配置が求められます。
例えば、テーブルはキッチンに対して平行に配置することで、食事の際の流動性が増し、家族全員が集まりやすい環境になります。
3. 空間を多様に楽しむ工夫
横長リビングのもう一つの魅力は、スペースを多用途に利用できることです。子供との時間を大切にするため、柔らかなラグを敷いて遊び場を作ったり、集中して作業できるようデスクを設置するのも良いでしょう。
また、収納は部屋の見た目に大きな影響を与えます。壁面収納を活用すると、横長の空間をすっきりとまとめられます。さらに、ゾーニングを意識して、仕事や趣味のエリアを設けることで、空間全体を有効活用できます。
4. 実例で学ぶ理想のリビング
さあ、実際にどのようなレイアウトが考えられるか、いくつかの例を見てみましょう。例えば、10畳のリビングならばテーブルを壁に寄せることで広さを確保し、12畳であればL型のソファを活用して、開放感を演出します。各畳数に合わせた最適な配置を考えることで、空間を豊かに彩ることができるでしょう。
横長リビングをゾーニングしたり、中洋室を活かしたレイアウトパターンを紹介します。
テレワークや趣味スペースとしてのリビング活用術
デスクや作業台を隣接する中洋室や中和室に置くことで、リビングの家族を感じながらも一旦集中して作業をすることができます。
また、収納家具を洋室に置いて、必要な資料やアイテムを整理し、作業効率を高める工夫も大切です。スペースが許すならば、リビングの一角を仕事スペースにすることも可能です。
子どもとの遊び場や学習コーナーを設ける工夫
子どもと一緒に過ごす時間を大切にするためには、横長リビング内に遊び場や学習コーナーを作るのもおすすめです。
柔らかなラグを敷いたプレイエリアを作ることで、子どもが安全に遊べるスペースを提供することができます。学習コーナーでは、必要な教材や本を収納できる棚やデスクを準備し、集中できる環境を整えることが重要です。
横長リビングの明るい高窓の下に設置したり、中洋室に設置することも可能です。
では実際の大きさ別の家具の大きさやレイアウトの工夫を見てみましょう。
家具の大きさのめやすレイアウト
横長リビングをおしゃれに演出するには、インテリアのコーディネートが鍵を握ります。
広さに合った家具を選び、スペースを有効活用するとともに、色や素材を工夫することで、統一感のある空間を作ることができます。
このセクションではリビングダイニングの畳数別に、おすすめのレイアウトを紹介します。
横長リビング レイアウト 10畳
横長リビング10畳
10畳の横長リビングダイニングのレイアウトは、それほど大きな家具は入りません。
ダイニングテーブルは丸いタイプ、正方形タイプなど小さめのものを選んだり、テーブルをキッチン側の壁に寄せるなど工夫が必要です。ソファは2人掛けのソファで空間にゆとりを持たせましょう。
対面キッチンならカウンターでお食事するのも良いでしょう。ソファダイニングでリビングダイニングを一つの空間として広く使用するのも1つのアイデアです。
- ダイニングテーブル:900×900㎜・700×1000㎜
- ソファ:1,400~1,600㎜
横長リビング レイアウト 12畳
横長リビング12畳
12畳の横型リビングダイニングは、4人掛けのダイニングテーブルが充分入る広さ。ソファは2.5人掛けも入ります。
だからと言ってうっかり大きい家具を置いてしまうと、人が動く道筋が狭くなってしまうので、ダイニングを壁側に寄せるなどして空間の確保をしましょう。
コンパクトなダイニングセットにすれば、リビング側にゆとりが生まれますよ。
- ダイニングテーブル:700×1,000~1,200㎜
- ソファ:1,600~1,800㎜
横長リビング レイアウト 14畳
横長リビング14畳
14畳のリビングダイニングには、ゆったりサイズの4人掛けダイニングテーブルと、2.5人掛けのソファが置け、さらに間の動線にもゆとりが生まれます。
横長リビングなら明かりの入る窓側に向けて、L型のソファを置いてダイニング側と空間を仕切り、リビング空間を特別な空間にすることも。その際ダイニングテーブルはコンパクトにして、上手くバランスを取りましょう。
(マンションで14畳のLDKの場合は、約11畳のLDになります。)
- ダイニングテーブルの目安:800×1,400~1,600㎜
- ソファの目安:1,800~2,100㎜
横長リビング レイアウト 16畳
横長リビング16畳
16畳のリビングダイニングなら、4人家族にちょうど良い大きさ。ダイニングテーブルは6人掛けも置けますし、ソファならコーナーソファも入り、複数人座ってくつろぐこともできるでしょう。
横長リビングなら、真ん中にソファを置いて空間を仕切る(ゾーニングする)のも良いですし、壁側にL型のソファを置いてゆったり座るのもおすすめ。収納ラックを置くスペースも充分ありそうです。
ダイニングスペースはリビングに対して垂直に置くことで、リビングとの行き来がしやすくなりますよ。
- ダイニングテーブル:900×1,600~2,100㎜
- ソファ:1,800~2,200㎜のコーナーやオットマンも
16畳LDKのレイアウトポイントはコチラの記事で詳しく解説しています。
16畳LDKレイアウト|縦長と横長リビングのアイデアと実例横長リビング レイアウト 18畳
横長リビング18畳
18畳のリビングダイニングはかなりゆとりのある広さ。5~6人住まいも余裕でしょう。
ソファは2人がけと3人掛けをそれぞれ離して配置し、ゆったりとしたリビング空間を楽しむのも一つ。明るい日差しを浴びながらのくつろぎタイムは格別でしょう。
ダイニングスペースには、広めの4人掛けから6人掛けも充分入りそうですね。家具は腰高窓の下に入る家具を配置したり、壁側に壁面収納を固めたりして、壁面を十分に活用しましょう。
- ダイニングテーブル:900×1,600~2,100㎜
- ソファ:1,800~2,200㎜コーナー、オットマン、両サイドにソファ等
空間を仕切って考えることを「ゾーニング」といい、リビングダイニングでは、リビング空間、ダイニング空間、テレワークスペース、学習スペース、子供遊ぶスペース、などがありますね。
リビングダイニングの空間を仕切るときには家具の配置と、人が動く動線のスペースの確保が大事です。では人が動くしスペースには、どれくらいが必要なのでしょうか。
早速見てみましょう。
ダイニングテーブル周りに必要なスペース
イスを引いて座るときのスペース | テーブルの端~家具や壁 | 60cm |
イスに座っているときのスペース | テーブルの端~家具や壁 | 50cm |
イスに座っている後ろを人が通る場合のスペース | テーブルの端~家具や壁 | 50cm+60cm=110cm |
ダイニングテーブルは、毎日使う場所だけに人の出入りが多い場所。ダイニングテーブルを置いたら、その周りのスペースの確保も忘れずに。
椅子に座ったりその後ろを人が通ったりするためのスペースもしっかり確保して、家具の配置や家具の大きさを決めましょう。
人が通るスペース
1人が通るのに必要なスペース | 壁や家具~壁や家具 | 60cm |
人が物を持って通るのに必用なスペース | 壁や家具~壁や家具 | 75cm |
2人がすれ違うのに必要なスペース | 壁や家具~壁や家具 | 120cm |
空間を人が通るのに必要なスペースは約60cmといわれています。廊下はもちろんですが、家具を配置する際にもそれなりのスペースが必要になります。
特にリビングダイニングでは、家族が行きかうことも多いため、動線を考えてスペースの確保をしつつ、家具の大きさやレイアウトを考えましょう。
横長リビングの魅力を最大で
横長リビングを最大限に活用するためには、家具の配置やサイズの選び方、そして空間の使い方が大切です。
皆さんもこのポイントを軸に、自分らしいリビング空間を設計してみませんか?明るく快適な暮らしを皆で目指しましょう!
明るい光が降り注ぐ横長リビングで、快適に暮らせるレイアウトを目指しましょう!
縦長リビングのレイアウトポイントはコチラの記事でまとめていますよ👇
縦長リビングのレイアウトをおしゃれ&快適空間にする3つのポイントを解説【主婦コーディネーター目線】