パナソニックのエアコンと言えば、お掃除ロボットで自動排出が有名だよね。でも「エオリア」ってフィルターのホコリをダストボックスへ溜めていくみたいなんだ。どう違うのかな?選ぶことは出来るの?
パナソニックのエアコン「エオリア」にはフィルターのホコリの排出方法が2種類あります。
- ダストボックス方式
- 自動排出方式
シリーズによって選べます。では「一体どっちが使いやすいの?」と迷ってしまう方のために、それぞれのメリットデメリットを徹底検証しました。
主婦インテリアコーディネーターのかりてりあです。エオリアのお掃除ロボットのダストボックス方式と自動排出方式。その違いを、お仕事でエアコンをオススメしていた知識と、筆者が自宅で実際に自動排出方式を使用している体験談も添えて、それぞれの違いを解説します。どちらにしようか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
かりてりあ
パナソニックのエアコン【エオリア】の自動排出とダストボックスの違いとは!?
※「フィルター自動お掃除のダストボックスのお手入れ方法【パナソニック公式】」より引用
パナソニックのエアコンは「お掃除ロボット」という小型掃除機が人気ですね。
小型掃除機はエアコン内部で、フィルターのホコリを運転直後に吸い出し、外に排出します。ダストボックスにホコリを溜めていくタイプよりも、ごみを捨てる必要が無く、とっても便利ですよね。
「出た当初はなんて画期的!」と思ったものです。
しかしパナソニックの現在のエアコン「エオリア」は何故か他のメーカーと同じ「ダストボックスへ溜める方式」という流れに。現在のパナソニックエアコン「エオリア」はダストボックス方式が主流になってます。
機種でいうと
- 自動排出方式:Xシリーズ ・EXシリーズ ・PXシリーズ
- ダストボックス方式:LXシリーズ ・GXシリーズ
※自動排出方式は、ダストボックス方式に変更可能です。
どちらもフィルターのホコリを運転後にカキ取るのですが、その後の処理方法が違います。
では、ダストボックス方式と自動排出の違いを詳しくご説明しますね。
パナソニック エアコン【自動排出方式】はどこから?
自動排出方式は、エアコンの内部に小型の掃除機「お掃除ロボット」が付いています。
※パナソニック公式ページより引用
このお掃除ロボットがフィルターに付いたホコリを運転後に一回一回ブラシで書き取って吸引し、集めたホコリを外へ自動的に排出しますので、何の手間も要りません。
パナソニック エアコン【ダストボックス方式】ボックスはどこに入る?お掃除は?
「ダストボックス方式」は他のメーカーでもよく見るタイプのものですね。
運転後にフィルターに付いたホコリを一回一回カキ取っていき、ダストボックスへホコリを溜めていきます。
ダストボックスは下の画像の様に、中心部分にセットされます。
※パナソニック公式ページより引用
ダストボックスへ溜めたホコリは、ボックスを外して1年に一回捨てるだけなので、お手入れもそんなに大変ではありません。
でもダストボックス要らずの「自動排出方式」だったら、捨てずに勝手にホコリを捨ててくれるのでもっとラク!「やっぱり自動排出がいいわ!」と思った方。
実は「自動排出方式」には、取り付けできないパターンがあります。
【パナソニック エアコン 自動排出】は隠ぺい配管NG!?
自動排出方式はお掃除ロボットがフィルターのホコリを外に排出してくれる便利な機能。しかしマンションなどで「隠ぺい配管」(先行配管)の場合、排出用配管の設置が難しいのでホコリを排出できずに取り付け不可となってしまうことが。
◆隠ぺい配管あ(先行配管)とは?
「隠ぺい配管」はあまりないですが、「中洋室」に設定されている配管方式のこと。「中洋室」とは外壁に面していない真ん中の位置に設置された窓のない部屋の事です。マンションなどに多いですね。室外機置場が部屋から離れた位置にあるため、あらかじめ配管が建物の中に配置されています。
なので「隠ぺい配管」のときはもしもパナソニックのナノイー付きのエアコンが欲しい!と言っても、付けられない事例が続出してしまいました。
そこで、ホコリを吸い出したあとに排出する自動排出方式のほかに、他メーカーと同じようにホコリをダストボックスへ落として溜め込む方式と2種類の方式を用意してあります。
ダストボックス方式なら溜まったホコリをお手入れの際に捨てられるので、外壁に面した場所でなくても取り付け可能ですね。
パナソニックエアコン「エオリア」の凄い機能
エオリアにはたくさんの新機能も増えました。
「ナノイーX」の「内部クリーン」で中もキレイ
(※対応機種:LXシリーズ ・ Xシリーズ ・EXシリーズ ・ GXシリーズ ・ Jシリーズ ・ PXシリーズ)
ナノイーの進化版、「ナノイーX」は、カビ菌を抑制する「OHラジカル」が100倍に増えたそうです。
しかも自動でカビの増えやすい環境を察知して、隅々までOHラジカルを充満。清潔をキープしてくれます。
筆者の部屋のエアコンは古いタイプのEXシリーズ。やはりナノイーが効いているのか、一度もカビ臭いと感じたことはありません。
それよりさらにパワーアップした「ナノイーX」となると、ますます効果が期待できそうですね。
「ナノイーX」の「内部クリーン」は内部の油分も分解する?
(※対応機種:LXシリーズ ・ Xシリーズ ・EXシリーズ ・ GXシリーズ ・ Jシリーズ ・ PXシリーズ)
「ナノイーX」は何と、内部に付着した油分も分解してくれるそう。
これならキッチンに隣接したリビングのエアコンも、ベタベタ汚れが軽減しそうですね。
「Ag除菌フィルター」でいつも清潔「ナノイーX」がカビを抑制
目の細かいフィルターはエアコン内部へのホコリを防ぐ上、Ag除菌もしてくれるのでいつも清潔です。
更に自動掃除の最中に「ナノイーX」が油を含んだホコリを取れやすくしてくれるので、リビングなどキッチンからの油が気になる場所でも安心ですね。
温度と湿度を見張って自動で内部クリーン?
(※対応機種;EXシリーズ ・GXシリーズ ・ PXシリーズ)
部屋の温度や湿度を測って、カビの発生しやすい状態が続くと自動で内部クリーンを開始します。
シーズンオフでもちゃんと働くので、カビを抑制してくれます。
お部屋の中を自動的に除湿してくれるLXとXシリーズ
(※対応機種;LX・Xシリーズのみ)
リモコン操作は必要ですが、「本体+部屋」を押すと「内部クリーン」の前に自動で室内の除湿運転を始めてくれます。
- 除湿運転
- 40度以上に加熱乾燥
- 「ナノイーX」充満(内部クリーン)
室内のジメジメまでも無くしてくれるので、カビの発生をさらに抑えられそうですね。
独自のコーティングでホコリや油分が付くのを防ぎます
(※対応機種:LXシリーズ ・Xシリーズ ・EXシリーズ ・GXシリーズ ・ Jシリーズ ・ PXシリーズ)
「ホコリレスコーティング」(熱交換器)が自然発生した水を利用して、汚れを洗い流してくれます。
◆ホコリレスコーテイングとは
熱交換器の切断面に「親水性」「はつ油性」のコーティングを、ナノレベルで凸凹に表面処理した技術。
これによってホコリの付着を防ぎ、カビの発生を防ぐ。
パナソニックのエアコンはフィルターや内部が汚れにくい仕組みになっていたのですね!
でもあまり使用頻度の低いお部屋は10年でこんなもんでしたが、使用頻度によってはもっと早くに内部がホコリだらけに。
ほこりが溜まるとカビも心配ですね。リビングダイニングなら油汚れも付くので、5年おきのクリーニングがおすすめ。
内部は自分では中々キレイには出来ないので、ぜひプロに頼みましょう。
【パナソニック エアコン】ダストボックスへの切り替え方法
「隠ぺい配管」(先行配管)ですと、自動排出方式が設置できないお話はしましたね。
- 自動排出方式:Xシリーズ ・EXシリーズ ・PXシリーズ
- ダストボックス方式:LXシリーズ ・GXシリーズ
しかしお部屋の除湿もしてくれるLX・Xシリーズはどちらも人気商品。
Xシリーズが欲しい。だけど中洋室で「隠ぺい配管」だから選べない!
Xシリーズが欲しい人
という場合もあるかもしれません。
そんな時は「自動排出方式」から「ダストボックス方式」に切り換えが出来ます。購入した販売店へ依頼すれば可能ですよ。
自動排出しないダストボックス方式に変更できれば、「隠ぺい配管」にも対応できるので諦めずに済みますね。
◆「自動排出方式」から「ダストボックス方式」への切り換え
- ダストボックス方式への切り換えには工事が必要
- 購入した販売店へ依頼する必要がある
パナソニックのエアコンは自動排出からダストボックス方式へ切り替えが可能!
以上、「エオリア」の凄い機能と、「自動掃除の機能」の違いを解説しました。
まとめます。
- 自動排出(お掃除ロボット)方式:Xシリーズ ・EXシリーズ ・PXシリーズ
- ダストボックス方式:LXシリーズ ・GXシリーズ
シリーズによってホコリの処理方法が違いましたね。
そして「隠ぺい配管」の場合、「自動排出方式」(お掃除ロボット)は工事不可ということです。
しかし購入店に依頼すれば、このホコリ処理方法は変更できるということでした。
「自動排出方式」から「ダストボックス方式」への切り換えは可能
というわけで、なんだかんだ「お掃除ロボット」はダストボックスのホコリを捨てる手間が無くとても便利な機能です。
更にナノイーが進化して「ナノイーX」として、より「内部クリーン」の精度が上がっている点も見逃せませんね。
かりてりあ
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