窓の装飾スタイルっていろいろあります。カーテン、ロールスクリーン、ブラインド・・・。
お引っ越しやご新築ははたくさんの窓スタイルを決めないといけないので、余計に悩んでしまいますね。
悩む人
そんな窓周りの商品選びに悩んでいる方たちに向けて、わかりやすいように・・・
【窓装飾】を
- お手入れ性
- 遮光性
- 保温性
の3つの視点からランキングしてみました!
かりてりあ
この記事ではカーテンアドバイザーとして4年間、月間24件のカーテンアドバイスをしてきた経験を元に、窓回り商品をお手入れ性、遮光性・保温性別にランキング形式で紹介しています。たくさんの窓スタイル選びに迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
窓のタイプ別・お部屋別のオススメスタイルを知りたい方はコチラの記事で詳しく解説しています👇

まずは、お手入れのしやすさからです。
お手入れ性ランキング
お手入れ簡単度ランキング | ||
順位 | 窓装飾の種類 | ウォッシャブル生地の有無 |
1位 | ドレープカーテン | 〇※ |
2位 | ベネシャンブラインド (横型:アルミ・ウッド) |
*拭いてお手入れ |
3位 | バーチカルブラインド (縦型:生地) |
〇※ |
4位 | ロールスクリーン | 〇※ |
5位 | ローマンシェード | 〇※ |
6位 | プリーツスクリーン | 〇※ |
お手入れに関しては、圧倒的にドレープカーテンに軍配が上がりました。
1位. ドレープカーテン
フックで引っかけるだけなので、取り外しも取り付けどちらもカンタンなので、最もお手入れがカンタンです。
さらに「ウォッシャブル」の生地を選べば、ネットに入れてご自宅で洗濯可能です。
ドレープカーテン(厚手のカーテン)に薄手の生地が増えているのも、自宅で気軽に洗えるように変わってきているのでしょう。
最近は家庭で洗えるウォッシャブルが主流です。
筆者の体験レビュー
2位. ベネシャンブラインド(アルミ・ウッド)
ヨコ型のブラインドの事を「ベネシャンブラインド」と言います。
横向きのスラットにホコリが溜まるのがきになるところです。
でもサッと拭くことでキレイになるので、お手入れ的にはまあまあしやすい方でしょう。
筆者の体験レビュー
3位. バーチカルブラインド
タテに布がぶら下がっているので、埃は溜まりにくいですね。
さらにスラット(縦に下がる布)の生地をウォッシャブルで選択すれば、家庭で洗うことも可能です。
ただし、取り外しと土地つけはひと手間。カーテンよりはちょっと面倒そう。
一枚一枚外す必要があり、取り付けも一枚一枚なので。
ただし、どうしても落ちない汚れはスラットごとに新しく交換することも可能なので、その点は便利ですね。
4位. ロールスクリーン
巻き取り式なので、ホコリもたまらずほぼお手入れ要らず。
気になる人はウォッシャブルを選べば、取り外してお洗濯することも可能。
ただしセットしなおすのはちょっと面倒です。
筆者の体験レビュー
5位. ローマンシェード
カーテン生地なのでウォッシャブルを選べば、取り外してお洗濯できるのがヨコ型のローマンシェード。
ただし、取り外しも取り付けもちょっと面倒で慣れるまでは難しいかも?
6位.プリーツスクリーン
プリーツスクリーンについては、外せないし洗えません。
お手入れはハタキなどでホコリをはらうだけなのでカンタンですが、汚れたら買い換えるしかないので消耗品ですね。
次に、カーテンなどが光を遮る度合い=遮光度について見てみましょう。
カーテンやロールスクリーン、どれが一番?遮光性ランキング
カーテンやシェード、ロールスクリーンなど生地モノの窓回り商品には、その光の遮り度合いによって、「遮光度」というものがあります。
遮光性のカーテン生地には遮光度がある
遮光カーテンには、こんなマークがついています。
※遮光マーク
そうして、生地の遮光度には1級・2級・3級とあり、1級が最も遮光度が高いです。
※サンゲツカタログより
遮光度の高い記事を選べば、それだけ室内に入る光をさえぎってくれるので、寝室などに人気ですね。
また、生地自体の遮光性だけでは無く、その窓装飾スタイルによっても遮光性の高いスタイルと低いスタイルとあります。
窓装飾別をランキングすると以下の様になりました。
遮光度ランキング | ||
順位 | 窓装飾の種類 | 遮光生地の有無 |
1位 | ドレープカーテン | 〇 |
2位 | ローマンシェード | 〇 |
3位 | ベネシャンブラインド (よこ型:アルミ・ウッド) |
*生地ではない |
4位 | ロールスクリーン | 〇 |
5位 | プリーツスクリーン | 〇 |
6位 | バーチカルブラインド (たて型:生地) |
〇 |
※スマホではよこにスクロール出来ます。
では、それぞれの遮光性について解説しますね。
1位. ドレープ
遮光生地を選べば、もっとも窓を塞ぐことが可能なスタイルです。
いくら窓を塞いでも、レール横から光が漏れてしまいますが、カーテンの場合はレールサイドまでカーテン生地を巻き込んで(リターン縫製※)カーテンをかければ、更に遮光度もアップします。
※リターン縫製とは
ドレープのカーテン生地をレール横まで幅広に作り(ヒダは無い部分)、レースのカーテンレール側まで掛ける方法。
また、もともとカーテンレール自体がドレープ生地をサイドへ回し込むレール仕様になっているものもあるので、レールも一緒に付ける場合はコチラも検討しましょう。
そのレールを使用することによってリターン縫製をしなくても、普通の仕様でサイドへ回しこむことが可能です。
(※Rキャップ参照👇)
※スミノエカタログより
ただしカーテンBOXがある場合を除いて、レール上の光漏れ※はあります。
※上の光漏れも気になる場合は、カーテンレールのトップカバーオプションもあります。
2位. ローマンシェード
遮光生地を選び、窓を塞ぐようにぴったりと正面付けすることで遮光度はかなり高いでしょう。
レースとの二重掛け(ダブルシェード)にすると窓との隙間が生じるので、レースも取り付けたい場合は「レースを窓枠内につける」など工夫が必要です。
3位. ベネシャンブラインド(アルミ・ウッド)
スラット(羽根)を占めれば光をシャットアウト出来ます。
ただし窓とブラインドの間にすき間は出来るので、間から光が漏れてしまいます。真っ暗は難しいでしょう。
ブラインドでも遮光性を重視している場合は、窓を覆う正面付けがオススメです。
ただし多少窓との合間にスキマは出来ますね。
4位.ロールスクリーン
ロールスクリーンは生地の窓周り商品なので、遮光生地を選べば光を遮ることが可能ですね。
ただしロールスクリーンも窓との間にすき間が生じやすいです。
こちらも遮光度を求めるなら、窓枠の上に正面付けが良いでしょう。
5位.プリーツスクリーン
遮光生地を選べば結構光をシャットアウト出来ます。
しかし、プリーツの形からも窓との間にスキマは出来やすいでしょう。
6位.バーチカルブラインド
たて型ブラインドであるバーチカルも、遮光生地を選べばスラットを閉じて光をシャットアウト出来ます。
ただし風が入ったり揺れてバラつくと光が漏れる可能性があるため、6位としました。
スラットの下の部分をコードでつなぐスタイルを選べば多少のバラツキは防げるでしょう。
次に保温性を見てみましょう。どのスタイルが最も保温性が高いのでしょうか?
窓スタイル別、保温性ランキング
保温性については、もちろん選ぶ生地の厚みや素材にもよりますね。
ですが、窓装飾スタイルによっても保温性を保ちやすいものと保ちにくいものとあるので、スタイル別にランキングしてみました。
保温性ランキング | ||
順位 | 窓装飾の種類 | 保温性アップポイント |
1位 | ドレープカーテン | ドレープ+レース |
2位 | ローマンシェード | ダブルシェード |
3位 | プリーツスクリーン | *ハニカムスクリーンにする |
4位 | ベネシャンブラインド (横型:アルミ・ウッド) |
*ウッドブラインドにする |
5位 | ロールスクリーン | ダブル掛け△ |
6位 | バーチカルブラインド (縦型:生地) |
薄い生地が多い |
ハニカムスクリーンも「空気層」が出来るので、断熱効果が高いです。
1位. ドレープカーテン(2重掛け)
1位のカーテンは、保温性をアップする工夫がたくさん出来て保温性を上げるには最もオススメなスタイル。
- ドレープとレースの2重掛けにする
- ヒダを多くする
- 厚手の生地を選ぶ
この3つがポイントです。
ドレープとレースの2重掛けにする
レースとのダブル掛けが最も保温性が高いでしょう。
2重にかけることでドレープ(透過性のない生地)とレースの間に空気層が出来るので、断熱効果がアップします。
ヒダを多くする
また生地を窓幅の2倍幅で作る「2倍ヒダ」は、より一層保温性がアップするのでおススメです。
勿論多ければ多いほど良く、高いオーダーカーテン屋さんだと2.5倍ヒダというのもありますが、多くは2倍ヒダまでがポピュラーです。2倍でも十分でしょう。
厚手の生地を選ぶ
厚手の生地を選ぶことで更に保温性はアップします。
ドレープもレースも厚手を選べば、最強ですね。
遮光の項目で紹介したレール横までカーテン生地で塞ぐスタイルの、リターン縫製は保温性もアップ※するのでおススメです。
※レール横の隙間をなくすことで、断熱効果もあり夏の冷房効果も高い。
2位. ローマンシェード
カーテンと同じ理由で、ダブルシェード(二重掛け)にすることによって空気層ができ保温性は高くなる。
生地を厚手のものを選べば更に保温性アップです(カーテンと同じ)。よって2位としました。
3位. プリーツスクリーン
プリーツスクリーンはカーテンほどの厚手の生地は無いため、それほどの保温性はありません。
ただ、ギザギザになっている分多少の空気層は出来るので、3位としました。
また、ハニカム構造のプリーツスクリーンもあるので、ハニカムタイプのスクリーンにはハニカムの中に空気層ができて保温性はかなり高いです。
4位. ベネシャンブラインド
横型ブラインドであるベネシャンブラインドは、保温性はあまり期待できません。窓との間にすき間も出来ますね。
ウッドブラインドでしたら板の厚みの分、アルミブラインドよりは保温性は多少期待できそうですね。
5位.ロールスクリーン
ロールスクリーンはその巻き取る性質上、薄手のすとんとした1枚生地なので、保温性は低くなります。
ドレープ生地とレース生地とのダブル掛けにすることで断熱空間が出来、気持ち保温性がアップするでしょう。
ただし構造的にスキマが多いのでそれほど期待できないとみて、5位としました。
6位.バーチカルブラインド
スッキリしたスタイルが自慢のたて型ブラインドであるバーチカルは、薄手の生地がほとんどです。
レース生地と組み合わせる場合も、ドレープ生地の間にレース生地をサンドイッチさせるだけ。
二重にかけるわけでは無いので保温性は期待できません。よって6位としました。
カーテンスタイルでの保温性についてはコチラの記事で詳しく解説してます。



遮光性や保温性など機能別に選びたい時には、コチラのサイトがおススメですよ👇
窓回り商品はどれが高いの?
でもじゃあ、それぞれのお値段の違いは?とお値段も気になるところですよね?
しかし、オーダーカーテンは正直窓の大きさや、生地の質で大きくお値段の差が出てきますので、一概には言えません。
一般的には、記事で作成するカーテンよりも、メカ物と言われる「ロールスクローン、ブラインド、バーチカル、ローマンシェード」などは少し高めになります。
しかし、カーテンでも高いものを選んだり、カーテンレールも必要な戸建てだったり高いレールを採用したりすれば、もちろんカーテンでもかなり高額になることあるので、選ぶものに寄ります。
オーダーカーテンの相場については、コチラの記事で紹介しますよ👇



まとめ
【開閉タイプ】 向いてる窓 |
窓装飾 | 保温性 | 遮光生地 | お手入れしやすさ | ウォッシャブル生地 | |
掃き出し窓 【よこ開閉】 |
ドレープカーテン (ドレープ+レース) |
◎ (※) |
〇 | 1位 *フックを外して洗濯 |
〇 | |
バーチカルブラインド (縦型ブラインド) |
✖ | 〇 | 3位 *1つずつ外して洗濯 *スラットごとの交換も |
〇 | ||
腰高窓
|
ベネシャンブラインド(横型) |
アルミ |
✖ | ― | 2位
*スラットのホコリを拭ける |
― |
ウッド |
△ | ― | 2位 *スラットの間のホコリを拭く |
― | ||
ローマンシェード (※ダブルシェード) |
〇 (※◎) |
〇 | 4位 *生地を外せるがかなり面倒 |
〇 | ||
ロールスクリーン | ✖ | 〇 | 3位 *ウォッシャブルなら外して洗える |
〇 | ||
プリーツスクリーン (※ハニカム) |
△ (※〇) |
〇 | 5位 *外せないし洗えない |
✖ |
*スマホでよこにスクロールできます。
※は【ドレープ+レース】の二重掛けの時
※はハニカム構造の時
オーダーカーテン窓タイプ別・部屋別のオススメスタイルを知りたい方はコチラの記事で早速チェック👇



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