小さなポット苗から大事に育てていた4年目のパキラが、枯れかかってました。枯れた葉や黄色くなった葉を取り、水を与えたりしましたが弱っておりました。
「植え替えしなくちゃ」そう思い春の植え替え時期を待っていたところ、温かくなると葉の新芽が出てきてました!
「これはいけるかも?」
以前、パキラを完全に枯らしてしまったことがありドキドキでしたが。早速春に植え替えたところ、葉がすっかりなくなっていた幹にどんどん新芽が出てきて増えていってます。
現在は夏の生育期なので結構いい感じに葉が付いてます。
完全に枯らしてしまった過去と、今回の違いはズバリ!「枯れたと思って慌てて水を与え過ぎたか?適切に与えたか?」の違いでした。
かりてりあです。ガーデニング好き、インテリア好きから観葉植物にハマっています。キッチン窓に飾っていたパキラの葉が落ちて枯れてしまった過去があります。今回は何とか復活しました。その違いは?パキラが枯れてしまってお困りの方は参考にしてみて下さいね!
主婦インテリアコーディネーター

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パキラの枯れる原因は色々あります。
枯れた原因によって対処法が違ってくるので、まずは枯れた原因を探りましょう。
原因はパキラを置いた場所や環境からも推測できますが、その症状と照らし合わせることでよりはっきりしますね。
まずは枯れる原因にはこんなものがあります。
パキラの枯れる原因は主に5つ。
- 水枯れ
- 根腐れ
- 日光不足
- 病害虫
- 寒さ
わが家の場合、夏は西日の当たるキッチンの窓辺に置いていたため、冬場寒くどれも思い当たりそうでした。
パキラが枯れた理由⇨水枯れ・日光不足・寒さ
パキラが枯れかかったとき、まず初めにどの原因で枯れかかっているのか?その症状から判断する必要があります。原因がわかれば、その対処法も予測が付きますね。
パキラの枯れる原因5つの、それぞれの症状や対処法をまとめてみました。
まずは水枯れから。原因はとうぜん、水が不足していた時ですね。
原因 | 対処法 |
症状 | 葉がしおれてくったりする。 株全体がしおれて枯れた状態。 葉っぱが茶色くなり、根元から取れたりする。 |
対処法 | 鉢底から水があふれるくらいたっぷりと水を与える。 受け皿の水は捨てる。 4~9月は成長期なので土が乾いたら与える。 冬は乾いてから2.3日後に与える。 |

枯れたパキラに水をやりすぎると、今度は根腐れを起こすので与え過ぎに注意です。
水をやりすぎたり、水はけが悪かったりすると根が呼吸できなくなり、根が腐ってしまいます。
原因 | 水のあげ過ぎ。水はけが悪い。 |
症状 | 触ったときにブヨブヨ、スカスカして簡単に崩れる。 (元気なパキラの幹は少しくらい力を加えても折れません) 葉っぱも張りがなく、下を向いてしょんぼりと枯れた状態。 |
対処法 | 生きている部分が残っていれば再生の可能性あり。(根腐れで枯れた部分は復活しない) 受け皿の水は捨てる。 日当たりと風通しの良い場所に移して土を乾燥させる。 (それでも改善しない場合は)腐った根を切り取り、新しい土に植え替える。 |
全体的に枯れた場合は、再生は難しいでしょう。

これらの症状から見ると、以前枯らしてしまった原因は「水枯れ」からの慌てて水の与え過ぎの「根腐れ」でしたね。しかも、お皿の水をそのままにしてました(泣。
冬場は休眠状態ですので、植え替えは成長期にします。
原因 | 日光不足や日光が当たりすぎでも枯れてしまいます。 |
症状 | 日を求めて茎が細くのびて、樹形が乱れる。 直射日光が強いときは葉やけ※を起こし、白く変色する。 |
対処法 | 新しい枝が伸びる部分を残して、幹を途中で切り落とす。 (落とした枝は挿し木にしてもOK。) 少しずつ日当たり良い場所へ移動する。 葉やけの場合は、レースカーテンで遮光したり直射日光の当たらない場所に移動する。 |
※葉やけとは?:直射日光に弱い植物が強い日の光で葉が黄色くなってしまう症状。

日が当たらなさすぎでも葉がヒョロヒョロになってしまいますし、当たりすぎは葉やけを起こしてしまうわけですね。
病害虫も枯れる原因の一つ。特にハダニは、風通しの悪い室内だと発生の可能性が高まります。
まずはハダニからです。
ハダニの原因 | 高温や乾燥の続く夏に発生しやすい。 |
ハダニの症状 | 発生すると葉の色があせ、全体的に葉が白くなる。 |
ハダニの対処法 | ハダニの駆除はウェットティッシュでパキラの葉をやさしく拭き取る。 ハダニは水に弱いので、霧吹きで水を吹きかけて葉水すると予防になる。(裏表) |
次に可能性としてあるのは、コナカイガラムシです。
原因 | 日当たりが悪いジメジメした場所で発生しやすい |
症状 | 葉に白っぽい綿のようなものが付いていたら、コナカイガラムシ。 または白い粉で覆われた体調2.3mmのわらじ虫。 |
対処法 | 駆除は歯ブラシで葉っぱをやさしくこするか、濡れた布で拭き取る。 死骸は鉢の上に落とさないようにする。 日あたりや風通しの良い場所に移動する。 放っておくとみるみる増え、すす病の原因ともなるので早めに駆除する。 |
病気として可能性があるのはすす病です。寄生虫が発生した時に2次的に起こる病気です。
原因 | 害虫の寄生による 害虫の排せつ物を栄養分とする |
症状 | 葉や枝や幹が黒いすす状に覆われるカビの一種 光合成や葉の蒸散作用の妨げとなり、植物を枯らす |
対処法 | すす病には薬剤散布がもっとも有効 発生源となった害虫の駆除も一緒に行う |
窓辺で育てていれば、寒い季節は日が暮れると温度が下がります。夕方以降は部屋の中へ移動するなど対策しましょう。
原因 | 寒さ |
症状 | 葉っぱが茶色くなりハラハラと落ちる |
対処法 | 下部が生きていれば復活は可能 |
下部が生きていれば春には新芽を出しますよ。

わが家のパキラは水切れからの水の与え過ぎによる根腐れ。こんな理由でパキラを弱らせてしまったので、複合的に対処することにしました。
わが家のパキラが枯れた原因を探っていくうちに、初めに思い当たった原因は「水枯れ」です。水枯れの症状をおさらいしてみましょう。
- 葉がしおれてくったりする
- 株全体がしおれて枯れた状態
- 葉っぱが茶色くなり、根元から取れたりする
初めはまさにこの症状でした。気づいてたまに水を与えてましたがあまり元気にはなりませんでした。
思い当たる点と言えば、枯れ始めたころ西日の当たるキッチンの窓辺にいつも置いていたことです。
そのころ葉が白っぽくなり落ちたので、症状から考えるとおそらく日光が原因だったと思われます。
直射日光が強いときは葉やけを起こし、白く変色。
夏場は西日が強く当たる窓辺で白っぽくなってしまっていたので、まさに直射日光が原因だったのだと推測されます。
さらにそのまま冬場を迎えたので、「寒さ」も当てはまりました(汗。
葉っぱが茶色くなりハラハラと落ちる。
弱った状態で冬になると当然、葉は増えず(1枚だけかろうじて付いていた)、元気が無さそうでした。小さな鉢植えで育て4年目だったので、根詰まりも起こしていそうでした。
冬場は植え替えの適期では無いので、このまま春の植え替えを待つことに。
まず冬場は水を与え過ぎないようにし、キッチンの窓辺から暖かい部屋の中へ移動しました。
以前は枯れてしまったときに慌てて水を何度も与えてしまい根腐れを起こしてしまったので、今回は適度に与えるよう気をつけました。
水を与えるとき下から流れ落ちるくらいたっぷり与えますが、お皿に溜まった水は必ず捨てるのが鉄則です!

これを私は良かれと思い水を残してしまって「根腐れ」してしまった過去があります。
水を与えるときは下から流れ出るくらいたっぷり与える。ただし、お皿の水は必ず捨てる。
今回の枯れた原因を順を追ってまとめてみました。
すぐに水をあげて、今回はお皿の水をきちんと捨てました。すぐに水が下から流れ出るため、鉢が根でパンパンのようでした。👉春になったら植え替えよう!
葉やけも起こしているようでしたが、キッチンに置いておきたかったので、茶色い葉を取り除いてそのまま様子を見ました。👉白い葉を切り落としたので、この時残っていたのは少し黄色くなった葉が一枚だけでした。
冬場になるとますます元気が無くなりました。窓辺の温度が低いので、いよいよ危ないと思い部屋中へ。
冬なので水は控えめで、植え替えに向いた春を待ちました。👉今回はあげ過ぎに注意しました。特に冬なので、乾ききってしばらくしてから与える、という具合です。
こんな感じで、複合的な原因でパキラは弱ってしまっていました。
春先に新芽が出た!
枯れた葉を切り落として見ながら暖かくなるのを待っていると、春には小さな新しい葉芽が出始めました!

「ホッ!」としました。「新しい植木鉢に植えかえればきっと大丈夫!」とそう思いました。
復活ポイントできるかどうかの判断は次の2つ。
- 葉が枯れていても幹がまだみずみずしい
- 春が近づくと葉芽が出てくる
この2つをチェックしてみると、復活できるかダメそうか?の目安になると思います。
よいよ春になり暖かくなった頃、新しい土に替えて植え替えをしました。
植え替えの手順
- 家にあった少しだけ大きい鉢植えを用意。
- 抜いた株は、古い根を少し切り落とす。
- 植木鉢の下にネットと軽石を敷く。
- 観葉植物用の土を作る。
観葉植物の土の配合
土の配合は、屋外と屋内とで多少配合が違うようです。下の例を参考に土の配合をしました。
室内(排水性をよくする) | 室外(保水性をよくする) |
---|---|
赤玉土:6 腐葉土:3 パーライト:1 | 赤玉土:5 ピートモス:4 バーミキュライト:1 |
今回は屋内用なので、上記の水はけをよくする(屋内)方の配合を参考にしました。
パーライトは切らしていたので、代わりにバーミキュライトを一つまみ加えてみました。
※土の配合が面倒!色々な土を買うのはちょっと・・・。そんな方は、観葉植物の土を購入してしまいましょう。配合の手間が省けますよ!初心者でも元気に育つ土をご紹介しますね!
植替え完了!その後の様子
植え替えの時点で小さな葉芽が出ていたので、思い切って半分茶色くなったたった1枚残っていた葉は切り落としてしまいました!「新芽の方に栄養が行きますように!」と願いながら(笑)。すると・・・

※10日後:次の新芽(右)が出ています
10日くらい経つと、初めの新芽の葉は大きくなり(写真左)次の新芽が出てきていました(写真右)。

※3週間後、さらに葉の間に新芽が見えます
2番目の新芽も葉が大きくなってきました。順調にすくすくと育っている様子。その大きくなった葉の間から、3番目の新芽が出てきているようです(写真右)。
同時に植え付けたガジュマルと植え替えたポトスも元気
一緒に新たに購入したガジュマルも植え付けましたが、今のところ元気です。

※ポット苗で買ってきて植え替え

※3週間後少し成長?したかな?
以前日当たりが悪すぎて枯らしてしまったことがあるので、今度こそリベンジです!
(半年後の11月も元気です)
弱っていたポトスも植え替えたところ、元気になりました。

パキラの葉が黄色くなって葉が落ちてしまってもどうか諦めないで下さいね。
直射日光や寒さで弱ってしまっても、適切な対処をすれば復活の可能性はあります。
復活のチェックポイントは幹を観察する事。
- 幹が元気なようであれば、復活できる!
- 春に新芽が出たら、復活の兆し!
枯れてしまった時の対処法は、以下の3つ。
- 鉢底から流れ出るくらいたっぷり与える
- しっかり土が乾いてから水を与える
- 鉢皿の水は必ず捨てる
「水枯れ」も「根腐れ」もほぼ同じ対処ですが、水枯れに比べて水を吸う元気のなくなった根腐れは少し異なります。
- 水を与え過ぎない
- ジメジメした環境から風通しの良い環境へ移す
- 水はしっかり乾いてから与える
- 鉢底の水は捨てる
その際の注意としては、与えすぎ。
水を与え過ぎたり、鉢皿の水をそのまますると根腐れを起こすので注意!!
そうして、出来れば生育期に植え替えてあげましょう。もし季節が冬だったら、春になり暖かくなるを待ちます。
暖かくなったら古い土を捨てて、新しい土と良い環境を!
パキラの植え替え適期は、5月9月です。
こんなところに気を付けてあげれば、以前の私の様に根腐れを起こして枯らしてしまうことは無いと思います。

ぜひ参考にして、パキラの危機を救ってあげてくださいね!
キッチンに観葉植物ってすごく良いんです。キッチンは火や水があり、風水的に陰の気がたまりやすいところです。
パキラの風水効果については、コチラの記事で詳しく紹介しています。興味のある方はぜひ読んで行って下さい。

半年後には葉がずいぶん繁って来たので画像アップしますね♪

大分いい感じに繁ってきました。
