観葉植物のポトス。
その名前を知らない人でも、ポトスを観たことない方は少ないのではないでしょうか。
それくらいポトスってあちらこちらで見かけます。
観葉植物初心者が初めてとりかかるにも、育てやすい植物です。
初心者さん
この記事ではそんな疑問にお答えします。
かりてりあ
主婦インテリアコーデネーターのかりてりあです。風水的にも良いポトスの水差挿しでの増やし方~育て方までまとめてみました。小さな苗でも可愛く大きくも育てられるポトスは初心者の方にもおすすめ。特に水挿しは増やしやすいので、ぜひ読んで行って下さいね。
ポトスの特徴
良く知られているポトスですが、因みにどんな植物かもサクッと調べてみました。
- 性質:常緑のつる性植物
- 原産地:ソロモン諸島(熱帯雨林)
- 耐寒性:弱い
- 学名:Epipremnm pinnatum
- 科名:サトイモ科
- 和名:黄金カズラ
- 英名:Pothos
- 生育適温:20~30℃(最低10℃以上)
【ポトスの種類】驚くほど多い!


ポトスって葉の色から斑入りから、いろいろな種類を見かけますよね?
- ゴールデンポトス(定番)
- ポトスライム(定番)
- ポトスマーブルクイーン(定番)
- ポトスエンジョイ
- ポトスパーフェクトグリーン
- ポトスフラッシュ
- ポトスステータス
- ポトスグローバルグリーン
- ポトステルノカーニバル
- ポトステルノファンファーレ
- ポトスライムコンパクト
- ポトスエクセレント
調べてみたところ、ザッと12種類もありました。まだまだたくさん種類はありそうでしたが、全部は紹介できないので、これくらいにしておきますね。
※ミニポトスから始めてみませんか?
【ポトスの育て方】ポイントを絞って解説!
ポトスの育て方ポインは、ズバリ!置き場所です!
ポトスは日向を好みますが、直射日光は苦手みたいです。
直射日光を当ててしまうと葉やけを起こすので、夏は日差しを避け、冬はお日様に当ててあげるようにしましょう。
耐陰性はあるので半日陰の場所に置くのが良く、室内でも蛍光灯や電球の明るさでも十分育つので、観葉植物としても育てやすいです。
ポトスの育て方ポイントは、置き場所に気を付ける!➡半日陰
ポトスを室内で育てるには?
あまりに日陰ですと葉の色が悪くなったり、斑入りのものその模様が無くなってしまったりしおれてしまったりします。
室内ではカーテン越しに日が当たるくらいがちょうど良いようです。
日当たりが無くても、いつも明かりのついているリビングなどに置けば大丈夫。
耐寒性はあまりないので冬場窓辺に置くときは日中だけにして、夜は中の方へ移動するようにしましょう。
また、環境の変化にも弱いので日向から日陰、日陰から日向も枯れる原因になるそうです。少しずつならしていくようにしましょう。
因みに我が家は、風水的に玄関に置いてますが北玄関で小窓も遠めなので暗いのです。
ずっと置きっぱなしですとしおれてくるので、たまに近くのトイレ(北向きでも窓があるので明るい)に移動して光合成をさせ、元気になるとまた戻してます。
冬場は玄関は寒いのですがだいぶ寒さに慣れているようで、急に環境を変えるよりはと思い、移動せずそのルーティンにしています。
ポトスを枯らさずに育てるには?
ポトスを枯らさないようにそだてるのは、次の5つを抑えていれば大丈夫。
- 苗選び
- 排水性の良い土またはハイドロカルチャー
- 水やり
- 肥料
- カットする場所
では詳しく解説していきましょう。
ポトスの苗選び
ポトスは葉の色や、斑入りのものなど見てるだけでも楽しくなるほど廃炉によって印象が違います。
苗はネットでも簡単に手に入るので、好みのモノを選びましょう。
ホームセンターなどで選ぶときには、出来るだけ元気の良い苗を選びましょう。
葉っぱの間が間延びしてしまい、茎がヒョロヒョロと伸びているものも弱い苗なので避けましょう。
ポトスの土は排水性の良い土
ポトスは水はけのよい土を好みます。
目詰まりしないように排水性の良い土を使えば問題ありません。
ブレンドする場合の配合です。
赤玉土6:腐葉土3:パーライト1(または砂)
赤玉土7:鹿沼土2:腐葉土1
赤玉土7:腐葉土3
赤玉土7:鹿沼土2:川砂1
お花の土なら7:腐葉土3でもよいでしょう。観葉植物の土を買うのが一番安心ですね。
観葉植物の土7に腐葉土3でも排水性アップで良いです。
この土の中に元肥の代表格、マグワンプKなどの緩効性肥料を一つまみ入れて置きましょう。
室内で小さめに育てたい場合は、ハイドロカルチャーがオススメ。
ハイドロカルチャーで育てる
土を使わないので、虫が苦手な人でも育てやすいと評判です。
【ハイドロカルチャーとは?】
- ハイドロボール:粘土を高温で焼いたもの
- ネコオール:炭の機能を持ったもの
- ゼオライト:カラフルに色が付けられている(カラーサンドともいう)
などがあり、土を使わないのでインテリアとして人気の培養土。
ハンギングしたり、透明の容器などに見た目もオシャレに楽しめるので人気です。
ハイドロカルチャーのコツについては、コチラの記事で紹介しています⇩
【ハイドロカルチャー】失敗しない作り方~育て方~根腐れ防止剤まで│初心者必見!
ポトス水やり―夏―
生育期の夏は午前中にたっぷりと水を与えます。タイミングは土の表面が乾いたころ。与えるときは鉢底から水が出るまで与えます。
受け皿に溜まった水は放置せずに捨てましょう。残っていると根腐れの原因になります。
ポトスの水やり―冬―
休眠期の冬は水やりは控えめにします。タイミングは土の表面が乾いてから、2~3日後。
こちらもできれば午前中に鉢底から水が出るまでたっぷりと与え、鉢皿の水は捨てましょう。理由は先ほどと同じ、根腐れ防止です。
ポトスの肥料
肥料は春から秋の温かい時期が生育期なので、その間に与えます。休眠期は与えるのを控えます。
- 液体肥料:1週間から10日間に1回
- 緩効性肥料:2か月に1回
液体肥料の場合は水やりの代わりに水に薄めて与えましょう。
◆液体肥料は2週間に一回くらいのペースで与えましょう
◆タブレットタイプの固形肥料は1か月に一回くらい
冬は休眠期なので肥料は与えません。
ポトスの増やし方
ポトスを増やすには、3つの方法があります。
- 水挿しで増やす
- 株分けで増やす
- 挿し木で増やす
ポトスは5月~9月の成長期の温かい時期に、かんたんに増やすことが出来ます。
順に説明していきます。
水挿しで増やす
ポトスは挿し木で簡単に増やせます。
成長期の温かい時期を選んで、元気の良い葉先をカットしたものを水につけておくだけで発根します。しばらくは半日陰に置くと良いですよ。
水は腐らないように毎日変えましょう。もしも早めに発根させたい場合は「メネデール」にすぐに付ける方法もあります。
根っこが十分にが生えてきたら小さめのポットに植えて、新しい苗として育てましょう。
水挿しの水は毎日変えないと腐り勝ち。気温が涼しくなってきたら2~3日に一回でもOKです。
株分けで増やす
鉢植えに対して株が大きくなった時には、一回り大きな鉢植えに植える方法もありますが、小さく育てて増やしたい時は、株分けも出来ます。
株の根元あたりを半分に分けて、根を傷つけないようにそれぞれ新しい鉢植えに植え付けます。
2~3週間は半日陰で養生しましょう。
挿し木で増やす
ポトスは挿し木で増やすこともできます。
切った後すぐに水に挿して1時間くらい給水させた後に、赤玉土(小粒)に挿し、半日陰に1~2週間置いておきます。
(メネデールがあれば水で薄めて挿すと確実です)
水差しと比べると時間がかかる為、水差しで発根させてから土に植え付けるのがおすすめです。
カットする場所
ポトスのカットする場所は、葉のすぐ上あたり。ツルの先穂が一番元気ですが、気根が出ていればそれぞれの茎に残すことでそこから発根します。1本のツルからいくつかカットするとたくさん増やせますよ。
上下だけはわからなくならないように気を付けましょう。
かりてりあ
わが家でカットした様子を載せておきますね。
今年3っつにカットして水に挿しておいたところ、10日で発根しはじめ
20日でしっかり出根していました。
発根した後、いくつか寄せ集めて新しい鉢植えに植えると、ボリュームが出てよいですね。
ポトスの植え替え
ポトスが順調に育って来て、鉢が窮屈そうになってきたら、大き目の鉢植えに植え替えします。
放置してると根詰まりを起こして、下の葉が黄色くなってきたりします。
ポトスの植え替えで用意するもの
- 一回り大きい鉢
- 観葉植物の土(またはブレンド:赤玉土6:腐葉土3:砂1)
※ハイドロカルチャーの場合はハイドロボールなど) - 鉢底石
- 鉢受け皿
- 土入れ
- (ハイドロカルチャーの場合は、「ミリオン」などの根腐れ防止剤)
植え替えには一回り大きい鉢を用意します。
土は排水の良い土をブレンドしても良いですが、観葉植物の土を使うと失敗が無いですね。土入れがあると、こぼれずに入れやすいです。百均でも売っているので、事前に用意しておくとよいでしょう。
ポトスの植え替え時期
ポトスの植え替え時期は、成長期の5~7月あたり。暖かい時期です。
植え替えの手順を説明します。
- 古い土を3分の1落とす
- 古い根は切り落とす
- 新しい用土に植え替える
- 10~2週間は半日陰の場所に置く
こんな感じで植え替えてみましょう。土が落ちにくいときは、割りばしなどで軽くつつくとよいでしょう。
古い根を切り落とすことで、新しい根が生えやすくなります。
新しい用土に植え付けた後は、しばらく直射日光の当たらない場所に置いて様子を見ましょう。
ハイドロカルチャーや水耕栽培で育てるには?
ハイドロカルチャーは土を使わない育て方で、水耕栽培の一種。
水だけではなく、土の代わりにハイドロボールやカラーサンドなどを土の代わりに使う育て方です。
通常の鉢植えは使わずに底に穴が無い容器を使います。家にあるオシャレな瓶や缶、カップなどを自由に使っても良いですね。
インテリア性が高く、土が苦手な人でも気軽に楽しめる栽培法です。
ポトスは水耕栽培でも育てられるので、自分に合った方法で楽しむとよいですね。
ポトスの飾り方
- ハンギング
- へご仕立て
ポトスはツル性で伸びて、下に垂れてどんどん伸びるので、高い場所に飾るととってもおしゃれ。
飾り方は吊るしてみたり、へごという棒を使って縦に仕立てることもできます。
ハンギング仕立てのポトスはおしゃれ
ポトスのツルが伸びていく様は何とも言えずおしゃれですね。
高いラックの上に置いたり、「ハンギング」と言って、吊るすこともできます。
へご仕立ては上に伸びて大きく育てられる
ポトスは、可憐な葉が可愛いですが、へご仕立てにするとまた違った楽しみ方が出来ます。
へごと呼ばれる支柱を土に立てて、そこにツルを這わせるとタテに伸びていきます。
へごが葉に全て覆われると棒状に葉が茂り、とても存在感のある鉢植えになります。
ポトスは育てやすくて増やしやすい!観葉植物初心者さん向き!
ポトスの育て方を、わかりやすく表にしてみました。
ポトスの土 |
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ポトスの植えかた |
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置き場所 |
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水やり |
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肥料 |
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ポトスは丈夫で育てやすくて、観葉植物初心者でも育てやすい植物です。
また、水挿しでも簡単に増やせるので、初めて育てる方もどんどん増やして楽しむことが出来ます。
ポトスの土は排水性の良い土に植えて、室内だとちょうど良い日あたりです。水やりは暖かい季節はたっぷり与えて、寒い季節は控えめにしましょう。
ポトスは高い場所に置いたりハンギングしたり、インテリア的に楽しめる観葉植物。丈夫で育てやすいので、どんどん増やしてあちこちに飾ると癒されそうですね。
※せっかくなら風水的に良い場所に置きたいですよね?>>>ポトスの風水的な意味と効果的な置き場所とは?