ビルトイン食洗機、今ではすっかり普通になってますが、まだつけるか付けないかで迷っている方もいらっしゃるかと思います。
かりてりあです。この記事では、パナソニックのビルトイン食洗機を我が家に後付けで入れた実体験から、後悔した点と入れて良かった点をレビューします。つけるか付けないか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
主婦インテリアコーディネーター

わが家に入れたのはパナソニックですが、リンナイや三菱の食洗機の特徴も簡単にご紹介してます。
では、早速「後付けビルトイン食洗機の後悔ポイント」から紹介します。
筆者の食洗機導入は約15年前。結構設備は充実していたのです。
キッチンでいうと上吊戸棚のウォールダウン収納や、引き出し下の巾木部分を有効利用した巾木収納などなど。ちょっと嬉しいプラスアルファがありました。
しかし、なぜかビルトイン食洗機が入っていなかったのです。仕事が忙しくなり、主人が洗い物を手伝ってくれるたびに、食器が割れて減っていくのもストレスでした(笑)
そんなワケで、知り合いの業者さんに型落ちで安くなった食洗機を安く入れてもらいました。
しかしこの後付け、ちょっと失敗した点があり後悔してます。
まず食洗機を後付けするに当たり、問題が3点ありました。
- 45cm部分の収納が無くなる
- 既存キッチンのメーカーが無くなっていた
- キッチンが巾木収納になっていた
順番に解説します。
45cm部分の収納が無くなる
ビルトイン食洗機は45cm幅が多いため、リフォームで後付けする場合、幅が45cmの収納部分を外して設置します。
我が家は45cm幅の3段引き出し部分を潰しての設置で、かなりの収納が減ってしまいました。

3段の引き出し収納が無くなる点については、かなり悩みました。
それでも私は、食洗機を入れる便利さを取ったので、この後悔はありませんでした。
既存キッチンのメーカーが無くなっていた
もう一つの問題は、既存キッチンメーカーの「ナスステンレス」がすでに無くなっており、メーカーがそろえられなかったことです。同じメーカーがあれば、扉柄がそろうこともあったりで、もう少しきれいに仕上がったと思います。
ただひとつの救いは、元々グレー系のキッチン扉だったので、安っぽくはなりましたが後付け食洗機のグレー素材のままでもそれほど違和感なく溶け込みました。なので特に後悔はありません。
巾木収納に後付けで食洗機を入れて後悔
我が家は新築戸建ての建売でしたが、元々キッチンに巾木収納が付いてました。しかし既存キッチンメーカーの「ナスステンレス」が無くなったせいで、同じメーカーの巾木収納キャビネットを入れることが出来ませんでした。
これは食洗機の後付けがダメだったというよりも、後付けに向かないキッチンに入れてしまった後悔です。
巾木収納とは;通常は収納スペースにならない「巾木」(キッチンに立った時に、つま先が入る数cmの立ち上がりスペース)
結果、巾木収納部分が食洗機の下の巾木部分と全く奥行きが異なり、段差が出来てしまったのです。
巾木部分のズレによってすき間が生じてしまった結果・・・
巾木収納と普通の巾木のズレたスキマ部分にゴミが溜まる溜まる!!
これが唯一の後悔ポイントです(泣。
それでも、ビルトイン食洗機自体は入れてよかったと思っています。
日中はほとんど食洗機を回さないのですが、夜寝る前に1回だけ回すようにしてます。
食器を全て食洗機の中に放りこむ
↓ ↓ ↓
洗剤を投入
↓ ↓ ↓
何も考えずにスイッチをポン!
※エコナビ機能付き(あとで解説)
↓ ↓ ↓
翌朝には乾燥まで終了
↓ ↓ ↓
食器棚へ収納
こんな風にルーティン化してます。
めちゃくちゃラクで、もう手放せません(笑)。
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食洗器の後付け交換の場合は、ドア面材型では無くドアパネル型を選びます。リフォームの場合は必ず「ドアパネル型を選んでください。
ドア面材型は、キッチンと扉面材を合わせて扉面材が付く食洗機。つまり、キッチンごと交換するリフォームの際選ぶ食洗機です。
パナソニックのM9シリーズは旧Mシリーズの微妙さを改良している
我が家に入れたのは、パナソニックの食洗機
パナソニック ディープ Mシリーズ(M9)
そのころのMシリーズには「除菌パワーミスト」という機能が付いていました。
食器を洗う前に洗剤を溶かしたミスト(蒸気)を発生させて、庫内をいっぱいにし「汚れを浮き上がらせる」機能です。
除菌パワーミスト:洗剤液を含んだ蒸気で食器の汚れを浮き上がらせる
【かりてりあから一言】
この「除菌ミスト」、使ってますがなんとも微妙で。
初めに庫内を洗剤の蒸気でいっぱいにして汚れを浮き上がらせるため、後から開けると・・・結構ケムイ。(洗剤クサイ)
大抵セットしてスタートボタンを押した後に、追加したい食器が出てくるんですね。👈これ、あるあるじゃないでしょうか?
食洗機を開けると「モワッと」洗剤の臭いのする湯気が。この蒸気、思わず吸ってしまいますが、身体に良くはないですよね?
現在は食洗機を回すとき、初めだけは換気扇を回すよう気を付けています。
※注;食洗機を入れたのは結構昔なので、現在はこの機能はありません。おそらく私と同じような経験をした方の意見からでしょう(笑)。
現在のM9シリーズは、50度以上の高圧洗浄の上に「ストリーム除菌洗浄」で除菌を可能にしてます。
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パナソニックのビルトイン食洗機はエコナビ機能付き!ラクしてエコ
パナソニックは日本で初めて食洗機を造ったメーカーで、圧倒的な信頼度と普及率を誇っています。
エコナビセンサーがあるので、勝手にエコ運転をしてくれます。設定なしで、とにかくスイッチ一つでスタートできるところが本当にラクでおすすめです。

筆者はパナソニック食洗機にして大正解!と思ってます。
パナソニックビルトイン食洗機・その特徴
わが家のは古いのでM7ですが、ここでは割と新しいM9シリーズの機能を紹介しますね!
- 3つのセンサーがついたエコ運転(M7は2つ)
- 下のプロペラが2本立て(M8~)
- 多機能ラックがすごい(M9~)
- 3Dプラネットアームがすごい!(M9~)
- ストリーム除菌を搭載(M9~)
ではひとつづつ機能解説します。
3つのセンサーがついたエコ運転
- 汚れセンサー:汚れ具合を最初の洗いだしたお湯の汚れ具合で感知
- 食器量センサー;庫内の温度の上昇具合で食器量を感知
- 室温センサー;室内温度をセンサーで感知
3つのセンサーですすぎ回数や乾燥時間などを調節し、エコモードで洗浄します。
下のプロペラが2本立て(M8以降~)
先端に付いた小さなプロペラが回りながら大きなプロペラが回転するので、庫内の隅々までお湯を噴射します。
洗い残しが減ったようです。

因みに我が家のM7はプロペラ1本です・・・。
多機能ラックがすごい
- 上部ラックが多様に変化
- 横にスライドでき、後から食器をラクラク追加可能。
上部のラックを倒したり立てたりすることで、色々なパターンが設定可能。小さいコップから大きな平鍋までおける。更に半分の状態で横スライドできるので、食器の後入れがカンタンに出来ます。
こんなところはパナソニックのさすがというところ。使いやすさの追求がニクイですね。

スライド機能と多機能は我が家のM7シリーズ食洗機にはなかった機能。あったらよかった!
3Dプラネットアームがすごい!(M9以降~)
真ん中の邪魔だった高いノズルが低くなり、「3D噴射」で上に行くほどお湯を拡散する。
上段にも十分にお湯がいきわたりながらも、高いノズルが無いのですっきり。

この機能もわが家のM7機種には無く、高いノズルが付いていてちょっと邪魔です…。
ストリーム除菌を搭載(M9~)
50度のお湯で高圧洗浄し、ストリーム除菌で除菌もします。
下のプロペラの2本と、3Dプラネットアーム機能でお湯がくまなくいきわたる構造になっていて「洗い残し」が格段に減りました。

これもわが家のM7食洗機には無かった機能です。日々進化ですね。
注;ただし、焦げ付きなどは簡単に取ってから入れましょう。
余計な設定をせずスイッチ一つでスタート!⇒すぐに寝れます(笑)。

わが家は進化前のMシリーズですが、エコナビ機能は本当に便利です!
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ミドルタイプ(浅型)の食洗機には、下部に引き出しをセットしなければなりません。
◆「施主支給」本体のみ購入 エコナビ付きM9シリーズ ミドルタイプ(引き出しも合わせてご購入下さい)

※工事も希望の方はコチラへ⇩ M9【ディープ】工事費込みセット
ここでそのほかのメーカーもざっくりとご紹介。
では最後にリンナイと三菱のビルトイン食洗機についても、かんたんに解説します。
まずはリンナイから。
リンナイのビルトイン食洗機の特徴
リンナイの食洗機は、パナソニックと比較すると価格は抑え目。
機能的にはシンプルですが、他にはない重曹で洗えるコースやフロントオープンタイプがあるの特徴です
- 重曹モードがあるのはリンナイだけ
- プラズマクラスターでカビ菌対策もバッチリ
- フロントオープンタイプも選べる
- 価格が安め
- 上段ラックは半円形
重曹モードのないタイプには、このプラズマクラスターは無いのですが。
こちらには別売りの「銀イオンカートリッジ」をセットすると、除菌効果も望めます。(2年1回の交換)
日本製には珍しいフロントオープンタイプがあるのはリンナイだけです。
リンナイの食洗機には重曹モードタイプがあります。リンナイは環境にやさしい重曹で洗えるモードがあります。
除菌に不安も残ると思うので、「プラズマクラスター」が除菌をしてくれます。
またフロントオープンドアタイプもあるので、フロントオープン希望の方はリンナイという選択肢もありです。
価格が比較的安い点も嬉しいですね。
奥半分に上段のカゴが付いており、細かいコップなどが乗せられるラックになっています。
手前はラック無しなので、大皿や大きな鍋などが入れられて、奥にお椀などの小物も差し込みやすくなってます。
フロントオープンはとっても入れやすいというメリットがありますが、開けた時にお湯がしたたり落ちる可能性があるので、注意です。

次に三菱のビルトイン食洗機について紹介します。
三菱のビルトイン食洗機の特徴
三菱もパナソニックほど高額ではありませんが、何といっても開けるのがラクな種類があるのが特徴です。
他にお付加機能があるので紹介します。
- シャワーミストで汚れを浮かす
- 取っ手もラクドアで軽く開けられる
- おまかせエコでエコ運転
- ヒーターが2つあるのは三菱だけ
- パナソニックより少し安い
シャワーミストでおごれを浮かしてから洗い出すので、汚れが落ちやすいです。
三菱の特徴は何と言っても「取っ手もラクドア」。ドアを開ける瞬間、ちょっと重く感じるのが食洗機。
でも三菱の食洗機はこの初めの重たさを一切感じません。
汚れセンサーと食器量センサーで、食器の汚れ具合や食器の量に応じて、エコモードで洗ってくれます。この辺りの機能はパナソニックと同じですね。
食器を洗う時にお湯にするヒーターと乾燥ヒーターとふたつあるので、万が一ヒーターの上にプラスチック食器が落ちてしまって焦げてしまったりが無いそうです。ヒーターが2つあるのは三菱だけだそう。
基本的にはヒーター周りにガードがあります。(因みに我が家では、プラスチックがヒーター部分に接触したことは一度もないです。)
リンナイもそうですが、パナソニックのフル機能タイプと三菱のフル機能タイプとを比べると、三菱の方が価格は良心的です。エコナビ機能があれば良い、という方は三菱を検討しても良いですね。
※細かい機能については、三菱食洗機のホームページを参照ください!
以上はざっくりと他メーカーのビルトイン食洗機の特徴でした。
なぜフル機能で比べるの?
どのメーカーの食洗機も、スタンダードなタイプはシンプルな機能。なので、先に紹介した特徴や付加機能はなく、メーカーごとの違いはそれほどありません。
パナソニックのビルトイン食洗機を後付けした後悔点、良かった点をまとめます!
★後悔ポイント;ビルトイン食洗機の後付けは巾木収納のあるキッチンには不向き!
★良かったポイント;ビルトイン食洗機はパナソニックのエコナビ機能付きが断然ラクでエコになる
以上、我が家の「ビルトイン食洗機後付け実体験レビュー!」でした。
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あなたの食洗機交換が後悔無くできますように!