クリスマスローズって去年の古い葉っぱを切らないといけないって聞いたけど、タイミングがわからないわ。
クリスマスローズを育て始めた頃は、葉切の大切さをそこまで感じていませんでした。
クリスマスローズの葉は中々枯れないため、初心者の方は切るタイミングがわかりにくいですよね。
【主婦インテリアコーディネーター】
かりてりあです。戸建てに引っ越してきて18年。掘ればガラクタだらけの庭の土を改良して来ました。この記事では大好きなクリスマスローズの古葉を切るタイミングについて、詳しく解説しています。いつ切るべきか悩んでいる方は、参考にしてください。
クリスマスローズの葉はいつ切るのが正解?
クリスマスローズは花の少ない時期に長く花を付けて楽しませてくれ、その美しい花姿が近年人気ですね。
わが家の半日陰の庭でもどんどん増えて毎年春が終わるまで庭を彩ってくれるので、大好きな花のひとつです。
クリスマスローズには有茎主と無茎主とあり、有茎主は古葉を切る必要はありませんが、無茎主は次の花を咲かせるために切っていく必要があります。
- 有茎主:花茎にも葉っぱが付いてます。
- 無茎主:花茎と葉茎と分かれており、どちらかが地面からニョキっと生えてます。(大抵はこの品種が多い)
しかしクリスマスローズは葉が枯れてしまうことも無く、青々とし続けているので、一体どのタイミングで切ったら良いのか悩みませんか?
まずは時期の前に何のために古葉切をするのか?ただ切ればよいのか?そこを解説しますね。
◆剪定ばさみは葉の部分が全てスチールなら火であぶって消毒出来ます。
クリスマスローズの古葉切りが重要なワケは?
クリスマスローズの古い葉っぱはどうして切らなくてはいけないのか?そこを知っておくと切るタイミングもわかりそうですね。
クリスマスローズの葉は花芽が出てから切る
クリスマスローズの古葉は新しく生えてきた新芽、つまり新しい葉を良く育てるために切ります。
そのまま葉を残していると、固くなった古葉が新芽をキズ付けてしまったり、新芽に光が当たりにくくなったりするからです。
葉を切り落とすことによって新芽に光が当たり、花を咲かせるほうにもエネルギーを使えるようになるので、古葉は切った方が良く育つのです。
クリスマスローズの葉切りのタイミングの目安は?
クリスマスローズの葉っぱは秋になって寒くなり、クリスマスローズの活動時期に入ってから、ということです。
調べるとこんな情報が出てきました。
- 寒くなった11月ごろ切る
- 11月~2月の間に切る
- 去年出た古い葉を切る
- 倒れた葉を切る
1つずつ解説しますね。
1.クリスマスローズの葉切は寒くなったころ
寒くなるころなので一般には11月終わりくらいを指しています。温暖な地域ではもう少し先の話になりますね。
日照状態でも少し違ってきます。
クリスマスローズは熱さが苦手。夏は休眠期なのですっかり寒くなって株が活動し始めてからが良いと言われていますよ。
「古葉は切っていいんだ!」と次の花のためにせっせと古葉切をするようになってから、花の量が減った気がします。
すっかり寒くなるのを待ってからでも良いと思います。
クリスマスローズの葉はすっかり寒くなってきたら切る。
2.クリスマスローズは11月~2月の花咲く前に古葉を切る
この11月~2月の意味は、活動を始める「11月終わりから寒くなると活動期に入るから」と「花が咲く前までには切った方がいいよ」いう意味です。
地域や日照条件でも違ってきますね。
わが家は半日陰のため、いつも3月ごろに満開になります。が、今年は生垣の一部を抜いたためそこに生えているクリスマスローズが1輪だけ、何と1月に蕾を付けていました!(11月に古葉切っておいて良かった(笑)。
クリスマスローズの葉は活動期に入ってから、花の咲く前までに切る。
3.クリスマスローズは新芽が出たら去年の古い葉を切る
基本的には柔らかく新緑の葉芽が生えてきたら、去年までに生えていた葉を全て切ります。株が活動し始めた合図でもありますね!
古い葉は、色の濃い硬くてゴワゴワしてます。古い葉が硬いので、柔らかい新芽をキズ付けてしまうのを防ぐためと、新芽にしっかり火の光を当ててあげるためですね。
寒くなって活動を始めると新芽が出始めるので、わかりやすいですね。特に若い株は、あせらずともしっかり寒くなった1月ごろ、花の咲く前あたりでも十分間に合いますよ。
新芽が出たら濃くて硬い古葉を全て切る。
4.クリスマスローズは倒れた葉を切る
わかりやすいので私はこれを目安にしています(笑)。古い葉はパターンと地面に倒れて「役目終わったよー」と自分でアピールしてくれてます。
「倒れた葉っぱを切る」。これが一番わかりやすく正解な気がします。
古葉は倒れてアピールしているのを切る。
わが家は半日陰なので開花時期は遅めの3月頃。秋口寒くなり新芽が出始めたころと、1~2月ころと2回に分けて「倒れた葉を」切ります。
クリスマスローズは古い葉と傷んだ葉っぱを剪定する
ただし倒れて居なくて古い葉でなくても切らなくてはいけない時もあります。
それは葉の一部が枯れたりして病気になっているとき。
- 病気の葉は倒れてなくても切る
- ただし切りすぎると花付きは悪くなる
解説していきます。
病気の葉は倒れてなくても切る
わが家は月桂樹の気がすす病になって久しいため、その枯れ葉が落ちてあちこちに病気が飛び火してしまってます。
クリスマスローズも徐々に侵されてしまってました(泣。
倒れたり古い葉でなくても、病気になった葉は病気が広がらないうちに早めに切りましょう。(切ったハサミは消毒しましょう)
ただし切りすぎると花付きは悪くなる
しかしわが家のクリスマスローズは結構茶色くチジれてしまったため、じゃんじゃん切っていたところ、花付きが悪くなってしまいました。
特にまだ花枝が出てきていない株は、葉ばかりで何年も花が咲いてません。ずっと病気が治らず葉を切り続けているからです。
病気で無ければ、倒れたからと言って張り切って切らなくてもよいでしょう。弱った株は出来るだけ葉を残すことをおすすめします。
クリスマスローズの葉は全て切らない方が良いの?どれが正解!?
さらに気を付けなければならないのは、まだ花が付く前の若い株です。
花が一度も咲いたことのない若い株は、例え前の年の古葉でも切らずにとっておきましょう。
わが家は病気で仕方なかったですが、病気の葉を切っていたら何年も花枝が付かない株があります。
もしも若い株で「古葉だし倒れてるし!」と切りたくなっている方は、ちょっと我慢してくださいね!
あまり若いうち、花が付く前の若い株の古葉を切ってしまうと、お花が付かなくなってしまいますよ。
そうして葉っぱを切るときの注意ポイントがあります。これがもっとも大事ですね。
クリスマスローズを切るときの注意ポイント!
- 葉は根元から切らない
- ハサミは一回一回消毒する
- 病気っぽい葉は最後に切る
こんなとこも古葉を切る際は、気を付けましょう。
葉は根元から切らない
古い葉を切るときに葉を根元から切ってしまうと、切り口から雑菌が入りやすくなってしまうので、株本から5センチくらいの位置で切りましょう。
ハサミは一回一回消毒する
クリスマスローズは切り口から病気がうつりやすいので、ハサミの使いまわしはダメなのです。
私はいつも一気に切ってしまうので、とうとうあちこちに病気が飛び火してしまいました。庭の月桂樹のすす病が、枯葉で落ちて下に生えていたクリスマスローズに病気がうつっていたんですね。
結構蔓延してしまいました泣。
病気っぽい葉は最後に切る
一回ずつの消毒が面倒なら、せめて病気そうな葉を最後に切ってから次のときのために消毒するなど、工夫すると良いかもしれません。※葉枝を手でへし折る方法もあるようです。(私は上手く折れませんでしたが汗。)
◆刃の部分が全てスチールなら火であぶって消毒出来ます。
まとめ:クリスマスローズの古葉は倒れたらOK!花の咲く前までに!
どいうわけで、クリスマスローズの古葉を切るタイミングは
- 寒くなった11月ごろ切る
- 11月~2月の間に切る
- 去年出た古い葉を切る
- 倒れた葉を切る
ということでまとました。
そうして切るときの注意ポイントは
- 葉は根元から切らない
- ハサミは一回一回消毒する
- 病気っぽい葉は最後に切る
ということでしたね!
ぜひこれらを参考に、新しい株やお花のためにちょうど良いタイミングで古葉を切りましょう。
もしもタイミングがわからなくなったら「倒れた葉を切る」と覚えておけば、間違いないですよ。