ローズマリーの様々な効果を肌に活用したいと思い、ローズマリーチンキでローズマリーバームを作ってみました。
作り方はローズマリーエキスとワセリンを混ぜるだけと、とてもシンプル。顔にも身体にも使えてリップクリームにもなるローズマリーバームは、作っておくと重宝しますよ。
でも作るときに、ちょっとコツがいるようなので解説しますね。
【筆者はこんな人】
ガーデニング好き・ハーブ好き・化学物質少な目の化粧品が好き
かりてりあです。ずっと気になっていたローズマリーバーム。庭でたくさんローズマリーが取れたので早速作ってみました。鮮やかなグリーンの色はとってもキレイで、使うのが楽しみです。
主婦インテリアコーディネーター
ローズマリーバームは、ローズマリーチンキとワセリンを混ぜるだけ、ととっても簡単。
- ローズマリーとチンキを1:2で、消毒したガラス容器に入れる。
- 15~30分くらい湯煎してアルコールを飛ばす。
- 泡が出なくなったら湯煎から上げて、消毒した容器に移す。
※ローズマリーチンキの作り方はコチラの記事で紹介しています👇
ローズマリーチンキの手作りレシピと効果的な使い方でもただ溶かして混ぜるだけと思っていたところ、ちょっとコツがいるようなので、サクッと解説します。
まず初めに材料と道具を準備します。
ローズマリーチンキ1 : ワセリン2
ローズマリーチンキとワセリンの割合は、1:2です。
濃度は慣れてきたら1:1まで上げられるそうなので、使いながら調整してくださいね。
- 湯煎にかけるガラス容器
- かき混ぜる棒や泡だて器
- 湯煎用の小鍋
容器やかき混ぜる棒は、熱湯で煮沸消毒しておきます。熱湯なのですぐに乾きます。
沸かしたお湯は、そのまま湯煎に使えますよ。
もし水滴が残っていたら、キッチンペーパーで拭き取りましょう。
- 材料と道具を準備する。
- 容器やかき混ぜる棒を煮沸消毒する。
- ローズマリーとチンキを1:2でガラス容器に入れる。
- 15~30分くらい湯煎してアルコールを飛ばす。
- 泡が出なくなったら湯煎から上げて、消毒した容器に移す。
では早速作ってみましょう。
今回は50gのワセリンを使って、いっぺんに作ります。ローズマリーチンキは半分の25gを使います。先日出来立てホヤホヤのまだ濾してないチンキです。
ガラス瓶はプリンか何かが入っていた容器を使いました。アルコールがあればアルコールで拭いても良いですね。
はじめ30gくらいにしようと思っていたのですが、面倒なので50gすべて容器から移し、あるだけ作ることにしました。筆者はワセリンを先に溶かしましたが、チンキと一緒に湯煎でOKです。
ワセリンとチンキを入れて湯煎すると、アルコール分がぷくぷくと泡になって出てきます。
泡が出なくなったらアルコール分が飛んだ証拠。他の容器に移す場合は、このタイミングで移しましょう。
しばらく放置しておくと、白っぽいグリーンに固まりました。
鮮やかなグリーンが綺麗なバームの完成です。
コツは、ローズマリーチンキのアルコール成分をしっかり湯煎で飛ばすことです。アルコール度が高いまま使ってしまうと、肌荒れしてしまうかも?
ローズバリーバームを作るコツは、アルコールを湯煎でしっかり飛ばすこと
特に肌の弱い方はしっかり飛ばしましょう。
ローズマリーバームに関するいろいろなギモンがあったので、調べてみました。
バームは化粧水などと違って水を使っていないので、半年くらいもつそう。いっぺんに作っておくと便利ですね。
ワセリンはローズマリーの成分であるウルソ―ル酸を移すことができる基材。
そのほ他の植物性オイルですと、ウルソ―ル酸の成分が移せないそう。もし血行促進や抗菌作用だけで良い場合は、お好きなオイルで作っても良いですね。
ローズマリーに含まれるウルソール酸とは、レチノール以上の効果があると言われる天然成分。ローズマリーチンキを作る際に、アルコール濃度99.9%の無水エタノールで抽出することで取り出せます。
ウォッカなどでは抽出できない成分のため、無水エタノールで作ったチンキを使うと良いでしょう。
ウルソ―ル酸ってそもそもどんな効果があるのか気になりますよね。何とワクワクするほどたくさんありましたよ。
- 紫外線や乾燥などの外的刺激から肌を守る
- コラーゲンファイバーの復元を助ける
- 肌荒れやひび、シワ改善
- 抗炎症作用
- 美白作用
ウルソ―ル酸の美白効果の他にも、ロズマリン酸やカルノシン酸などの抗酸化成分が含まれており、細胞の老化やシミ・シワの原因となる活性酸素を除去する効果があります。
好きな植物性オイルに漬けてローズマリーオイルを作ってみても、充分な美容効果がありそうですね。
知れば知るほどすごいポテンシャルを持つローズマリー。
特にレチノールより美白効果があるって、つい最近知り、ますます好きになっちゃいました。
アルコールを飛ばすのにちょっと時間はかかるものの、作り方は超シンプルなので、ぜひローズマリーバームを気軽に作って毎日のお手入れに取り入れてみませんか。
◆ローズマリーバームはワセリンで作ることで、その効果をふんだんに利用できます。
◆ローズマリーチンキが無い!という方は、ネットでも購入できます。バームの他にも、ヘアトニックや化粧水、ルームスプレー、石鹸作りなどに役立ちますよ。
◆チンキから手作りしたい!という方はローズマリーの乾燥葉と無水エタノールがあれば簡単に作れますよ。
ローズマリーチンキの作り方はコチラの記事で詳しく解説しています👇
ローズマリーチンキの手作りレシピと効果的な使い方庭やプランターでローズマリーを育てて、ローズマリーチンキをいつでも作れると楽しいですよ。
◆乾燥に強いローズマリーは、鉢植えでも意外と育てるのはカンタンです。水やりを忘れるくらいがちょうど良い乾燥好き、肥料いらずのハーブです。
ローズマリーは排水性あるアルカリ性の土を好みます。乾燥気味で肥料はそれほど必要ありませんので、ぜひ育ててみてくださいね。
◆ハーブの土に植えると失敗せずに済みそうですね。