ペットが家に居る生活は癒されますよね。
でもペットによる壁紙や壁の凹み、キズなどは切っても切り離せない問題。ついてしまったキズはもう直すしかありません。
わが家も家の中でお散歩させていたうさぎちゃんに、あちこち壁をかじられていました。
この記事では壁のキズや凹みのDIY補修方法から、実際に筆者が補修した方法と、対策までを紹介します。
【主婦インテリアコーディネーター×ブロガー】
![主婦コーディネーターかりてりあ](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/image.jpg)
【この記事を書いた人】
夫が不器用すぎて、家の中の補修を一手に任されている主婦。基本ズボラで出来れば簡単に済ませたい。
【この記事を書いた理由】
うさちゃんが虹の架け橋へ旅立ち、放置していた壁をいよいよ補修。壁の補修に悩んでいるペットオーナーに簡単な方法を伝えたい。
![ペットにかじられた壁の凹み](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/4b5d42f0393c19f1ac244dba804b996b-1.jpeg)
ペットによる壁などのキズには、いくつか種類があります。
わが家で飼っていたうさぎちゃんはかじり癖があり、壁紙を剥がしてかじる、剥がした後の壁もかじる、とにかくかじり癖がありました。(うさぎちゃんは2年前虹の橋を渡ってしまいました。)
壁のキズは大きく分けて3つあるように思います。
- 壁紙のはがれ
- ボロボロの壁
- ひっかき傷
順に見て行きましょう。
症状1:犬やウサギによる壁紙のはがれ
![犬やウサギに剥がされた壁紙](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/6cafa866eb8e9d58e78988bad355c79a-1.jpeg)
壁紙のハガレ。これはどのペットでも起こりうる症状。
特に、ワンちゃん、かじり癖のあるうさちゃん、ハムスター、などなど。
わが家のうさちゃんも端っこから丁寧に壁紙を剥がして、日々コツコツと壁紙を食べてしまってました。
症状2:犬やウサギのかじりによるボロボロの壁
![犬やウサギにかじられた壁穴](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/d058b7851f7d59338fb3694a536a418b-1.jpeg)
かじられた壁は、すっかりボロボロ。結構な凹みが出ます。
壁の角は削られてしまい、見るも無残な姿に。
症状3:猫の爪とぎや犬のいたずらによるひっかき傷
ネコちゃんの場合は、壁という壁で爪とぎをしてしまうので、小さな穴やひっかき傷が多いでしょう。壁だけでなく、ふすまや爪が引っかかる素材であれば喜んでがりがり削ってしまいます。
実家で猫を買っている時、あちこちにひっかき傷がありました(笑)。
ワンちゃんもストレスでいたずらしてしまう時があるでしょう。
![わが家にもある壁穴や床の穴埋め補修材](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/anaume-1.jpeg)
壁紙や床のキズの種類には、小さなキズや壁紙のハガレ、凹み、穴などがあります。
こういったキズの補修には簡単なクロスや壁のリペアグッズがあり、ホームセンターで手に入ります。
【ホームセンターで手に入るもの】
壁穴の補修セット・ローラー・壁穴うめパテ材・床穴埋めパテ材・サンドペーパー
キズの深さや程度別に、使う補修キッドが異なるので、順に解説します。
小さな穴・ひっかきキズやちょっとした壁紙のハガレに
壁の小さなキズや穴なら、簡単な壁紙の補修材で埋めることができます。(画像A左)
ちょっとした壁紙のハガレなら、早めにのりで壁紙を貼り付けることで、それ以上被害が広がらずに済みます。(画像A真ん中)
すこしはがれた壁紙なら、のりで貼り付けた後にローラーでならすと目立たなくなります。
◆壁の小さな穴やひっかき傷のリペア材
◆補修後の壁紙の凸凹をならすローラー
◆範囲の小さいハガレならこれがダンゼンかんたん!おすすめ!壁紙シール×2枚セット
ボロボロの壁や凹みにはパテ材
しかし壁紙のはがれはおろか、壁の凹みが酷いと壁紙を貼りなおしてもすぐにはがれてしまうことがあります。そんな時は、パテ材で埋めて下地をととのえましょう。
壁の凹んだ部分にヘラを使ってパテ材を埋め込み、その後固まったらサンドペーパーで表面を削ってならします。この作業をすることで、壁紙をキレイに貼ることが出来ます。
◆ボロボロになった壁の凹みを無かったことにするパテ材1kg
◆キズの大きさに合わせて使えるパテ用ヘラ6種類 (替えがあると固まってしまった時も安心です。)
◆木部のキズを目立たなくする 木部の穴埋めパテ ブラウン
◆壁補修パテ材1㎏ ヘラとセットでしまえるタイプ すぐに作業始められます。
◆パテが固まったらサンドペーパーで磨きましょう。
空いてしまった壁の穴をふさぐリペアプレート
壁の穴がぽっかり空いてしまった場合は、パテでは対応しきれません。そんな時は、薄いアルミシート(リペアプレート)を貼ります。
◆空いてしまった壁穴をふさぐアルミで出来たリペアプレート
薄いアルミのネット状のシートで、穴を塞いであげることで、上に壁紙やリメイクシートなど好きなものを貼ることが出来ます。
しっかりと補修する方法をご紹介しましたが、「ちょっと面倒だな」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
次の項目では、穴埋めを省略してDIYする方法を紹介します。
![かりてりあ](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/image.jpg)
かくいう私は面倒くさがり&気分転換推奨派なので、もっと簡単な方法で壁をリメイクしました。
ここから先は、ズボラな私の補修方法です。勿論、キチンと下地を直してしてからしてくださってもOKです。
多少の凹みはクッション材でごまかす!簡単リメイク術
壁の凹みのある箇所は厚みのあるシート材を貼るのがおすすめ。クッションの入ったシート材を貼ることで、壁の凹みを何とかごまかすことができます。
![](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/4b5d42f0393c19f1ac244dba804b996b.jpeg)
![](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/db22afc858d69693b466afd32d1b5cd4.jpeg)
狭い壁間やドア枠にも、カットしてカンタンリメイク
![](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/d0b8ff281407925cae42e0f8c058ca10.jpeg)
![](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/aeaeb0db0583155d2f7e20694cff6854-1.jpeg)
多少見た目は悪いですが、そこはご愛敬(笑)。
◆クッション入りのシート材で凸凹を無かったことに。
お部屋のアクセントになる壁紙の補修アイテム
パテ埋め後や、ちょっとした壁紙のハガレなら、リメイクシートで貼るだけでも補修できます。
剥がれている壁紙は、あらかじめのりで貼り付けておきます。(普通のりでOK)
![めくれている壁紙はのりであらかじめ貼っておく](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/nori.jpeg)
上から好きなシート材を貼ってリメイクします。
![壁紙がすっかりはがされた階段横の壁](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/6cafa866eb8e9d58e78988bad355c79a.jpeg)
![壁のラインに合わせて折り込みます](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/608e59d4c70361aabab58508a6d43090.jpeg)
![ぶつかる部分のシートは折り込みます](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/cut.jpeg)
![ラインに沿ってカットしていきます](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/676970823bfaacbaf18974c0624163c6-edited.jpeg)
![裏のガイドラインに合わせて折ります](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/cut2.jpeg)
![斜めに折ったラインに合わせてカットします](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/bfae3e7a59b61859a736be4b9eedcc47-edited.jpeg)
![角に合わせて貼っていきます](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/42109117a819b625f972c1e729702157.jpeg)
![柱部分のはがれもひどいので](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/4570179a04f8f352372d00fe77bb8acb-edited.jpeg)
![いろいろなシートを合わせながら決める](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/ca3d455199dce14ead9ba63e1d5d2b67.jpeg)
![リメイクシート貼り完了](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/df9ae24ee99d53aa3bb47489e0499ce1.jpeg)
![リメイクシートをいろいろ合わせる](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/8805350e3ceb736fc0739c8bee7c987c.jpeg)
![形に合わせて折り目を付けておく](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/41e1d6a817392b62ce2277de90e8fb23-1.jpeg)
![ガイドラインに合わせてカット](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/db39382f4adade5456aa25bf87bc834b-edited.jpeg)
![しっかり貼り付ける](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/9328b5b6866b1975774ccbc518a6cd4a.jpeg)
![ここの壁紙も](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/1f3f82384936f23a0b96e687c4591940-1-edited.jpeg)
![スポンジで空気を抜きながら貼る](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/fbedcfe23c6fe0823ae7bdf0cabfed80.jpeg)
![収納扉のハガレも](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/c28fbff4bf06eede6f62849517650650.jpeg)
![端から合わせて](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/d92a2ccd5fba487024c6844fc3c1a026-edited.jpeg)
![折り込むところまででカットして](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/ce58ac4f2ff63b38a8e6b6c3f5bf2c32.jpeg)
![端から貼って完成](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/e0c21993a0eb132349597778b4be3af1.jpeg)
ドア枠などのハガレは、塗料を塗ってごまかす
![](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/toryou.jpeg)
ドア枠や木部のハガレ補修は、リメイクシートを貼る他に、塗料を塗ってごまかす方法もあります。
塗料やハケ、またはスプレー缶塗料はホームセンターで手に入ります。小さいサイズのスプレー缶なら、100均でも手に入りますね。
いっそのこと壁面前面塗って模様替えしたい!というかには、クロス専用4kgの大容量塗料がおすすめです。⇩
◆壁クロス用塗料4kg⇦クロス専用なのでビニールクロスの上から塗れます。
◆木部の補修にはブラウンの塗料で アサヒペン 水性塗料0.7L⇦高い隠ぺい性がありキズを目立たなくします。
◆山羊の尾毛を使用したハケ 腰があり耐久性に優れています
部分的ならスプレー缶でという方はこちら⇩ ただし塗料が飛ぶのであまりおすすめはしません。しっかりと周りを新聞紙やビニールで養生してから作業してくださいね。
◆スプレー塗料 420ml
![](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/seet.jpg)
せっかく補修しても、またペットにかじられてしまったら元も子もありませんね。
このセクションでは、かじりキズ対策シリーズを紹介します。
1.透明保護シートを貼る
ネコのひっかき傷に有効なのが、壁紙の上に貼る透明な「保護シート」。壁紙の上に貼るだけなので部屋の雰囲気を残したまま防ぐことが出来ます。賃貸の方にも使いやすい対策グッズですね。
ただしこれは壁の端っこから丁寧にはがしていくうさぎちゃんには、かえってのどを詰まらせてしまうので、危険。ワンちゃんにもあまり効果が無いかも?
2.厚手のクッションシート材を貼る
厚手のリメイクシートを貼る方法もあります。ネコのひっかき傷や、ワンちゃんのかじりキズに有効です。
木目などおしゃれな柄物を貼れば、インテリア的にも邪魔をしませんね。
3.ウッドパネルを貼る
ワンちゃんやうさちゃんのかじり対策に、もっとも有効なのがこの「ウッドパネル」。
壁面下に貼るだけでおしゃれなインテリアになります。
腰壁風に貼ったり⇧ランダムに貼っても⇩ステキですね。
![壁紙補修業者を選ぶ女性](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/3889537_s.jpg)
もっとちゃんとキレイに元通りにしたい!という方は、家の補修業者に頼みましょう。ここからは補修業者の選び方を解説します。
1.火災保険などの適用を確認する
家の補修には、火災保険を利用できる場合があります。まずは保険申請の実績がある業者かどうかの確認をしましょう。
2.専門技術
壁や床、建具の傷や凹みをキレイに補修したい場合は、リペア専門業者を選びましょう。
『壁穴補修 完全特化型専門店 ティープランニング』の公式サイトへ飛ぶ。
コチラの業者は「1ヶ所なら最大27000円(税込)」。一度問い合わせてみて下さいね。
他の箇所の補修もあるなら、家の補修業者に問い合わせていっぺんに補修も可能です。
『家の補修の事ならイエコマへ』⇩(PR)
3.費用
部分的な補修であれば、1万〜5万円あたりが補修費用の目安ですが。ペットを飼っている場合は、全体的にキズが付いていることが多いですね。
壁紙の修繕費用 | 1㎡あたり約800円〜1,000円 | ペットを飼った場合、排泄物のアンモニア臭が壁につくことから、全ての壁紙を張り替えることが多く、1部屋につき約3万5,000円程度が相場です。 |
下地ボードの取替え費用 | 2.5~6万円 | 下地ボードまで損傷していた場合は追加費用となります。 |
柱の修繕費 | 1本あたり10,000円~60,000円 | 傷の度合いによっては、6万円に近い請求が発生する可能性があります。 |
※賃貸の場合、損傷具合によっては敷金が戻ってこない場合もあるそうです。
ただし破損が激しい場合や広い範囲、家のリフォームにまで及ぶ場合は、状況に応じて費用がかかってきます。一度お見積もりをしてもらうと、相場がわかりそうですね。
\家の補修の事ならおまかせ!/
ペットのキズは、ひっかきキズやかじりによる壁紙のハガレ、穴、凹みなどがあります。
キズの補修は、ホームセンターで手に入るグッズで出来ます。
補修材には、キズ、穴、凹みなど症状に合わせてリペア材があります。
【ホームセンターで手に入る補修材】
壁穴の補修セット・ローラー・壁穴うめパテ材・床穴埋めパテ材・サンドペーパーなど
穴の補修が少ない場合は、リメイクシートだけでカンタン補修することも可能です。
- クッションタイプのシート材で多少の凹みはごまかせる
- 木目やレンガ調のリメイクシートを貼る
今後のペットによる傷を防ぐ方法としては3つの方法があります。
- 透明の保護シートを貼る
- 厚手の保護シートを貼る
- ウッドパネルを貼る
![かりてりあ](https://kariteria.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/image-7.jpeg)
ペットにかじられても、気にしない。むしろ楽しくリメイクして気分転換を計れる!と思うと、こんなキズも良い思い出になりますね。
【猫の飼い主さんへ】
ネコちゃんのそそうでお困りでは無いですか?5年間ネコの消臭対策に挑み続けている、ゆゆさんの「ふたぶろぐ」。飼い主目線で使いやすく効果がある消臭対策を紹介しています。良かったら参考にしてみて下さいね。