夏の雑草、嫌ですよね。暑いので草取りにも出たくないです。
でも、夏の間にどんどん雑草は大きくなっていきます。秋口に抜こうと思うとすでに大変なことに・・・。
夏の間に伸びた雑草は一日ではとても抜き終わりません。
かといって春先の暑い季節、雨ばかりの梅雨、灼熱の真夏、残暑の厳しい秋口。
ずーっと庭に出るのをためらって大変なことになった経験の方も多いのではないでしょうか?
かりてりあ
主婦インテリアコーディネーターのかりてりあです。戸建てに引っ越してきて早25年。スギナだらけだった土に有機物を入れ、植物が育ちやすい土に改良してきた結果、雑草も増えてしまいました…。この記事では雑草対策に失敗した過去と、成功した体験談を余すことなく公開!「雑草対策に防草シート+砂利」を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
雑草対策ってどんな方法がある?
雑草対策にもいろいろありますが、ザッと上げると以下の方法が思いつくところ。
- 固まる砂(または土)で埋める
- 防草シート+砂利を敷く
- レンガやタイルを敷く
- 除草剤を撒く
- 定期的に熱湯をかける
- コンクリートで埋める
ガーデニングを楽しみたい方は、下の「除草剤」を撒いたり、熱湯をかけたり、コンクリートで埋めたりはしたくないところ。
植物を育てるためには、上の3つ「固まる砂(土)」を使うか、「防草シート+砂利」を敷くか、「レンガやタイル」を敷いて対処したいところ。
この記事では、防犯対策にもなりそうな、「防草シート+砂利」を実際に敷いてみた体験談を公開!
防草シートの選び方を、過去に失敗た例から紹介し、更に敷き方のコツも紹介します。
かりてりあ
※固まる砂を敷いて防草に成功した記事はコチラ。
【庭の雑草対策】変形スペースは固まる砂で解決!カンタンDIYした結果…雑草やコケは生えた⁉
※タイルやレンガを敷いてステキに防草で来た記事はコチラで公開しています。
【庭の雑草対策】レンガやタイルでおしゃれにDIY・庭のリフォームもできて安心♪
ホームセンターの黒い防草シートで失敗した過去
過去に防草シートを失敗した過去を公開します。
都会の方は黒い防草シートもありかもしれませんが。特に自然の多い地域の方は、間違ってもホームセンターで売っている「黒い防草シート」を信じてはいけません。
特に根っこで増えていくような雑草や植物がすでに生えてしまっている土地には、あの黒いペラペラの防草シートは不向きなんです!(これ強く言っておきます!)
都会の、タネが飛んできた利しないような場所なら、ホームセンターの黒い防草シートもありかもしれません。
しかし、気を付けてください。
- ドクダミが抜いても抜いても生えてくる
- 周りは自然だらけでいろんな種が飛んでくる
- 鳥が(フンに混ぜて)運んでくる
- フキやシダなど強健な植物が生えている
- 謎のツル性の葉っぱが抜いてもしつこく生えてくる
もしもあなたの庭が、こんな我が家のような環境だとしたら、あの黒い防草シートは全く効果がありません。
数年前に、ペラペラの「黒い防草シー+砂利」敷いてしまって後悔した過去は、コチラの記事で詳しく紹介しています。
ホームセンターの黒い防草シートは失敗する?【庭の雑草対策DIY】失敗談「こんなはずじゃなかった…!」
本気で雑草対策を考えているあなたは、ぜひ私の失敗談を読んで、最小限のリスクで雑草対策をしてくださいね!
【ちょっと耳寄り情報】
にっくき雑草と思っていたドクダミが、実は最強の健康ハーブだったお話はコチラの記事で公開。
すぐに防草シートを敷いた様子を知りたい方は、コチラへジャンプ!
しっかり防草対策したい人はザバーン一択!
コンクリートで固めたり除草剤を使わずに、しっかり雑草対策したい人の防草対策の答えはこれ!
★ザバーン(業務用)防草シート★
ザバーン防草シートとは?:米国デュポン社が開発したポリプロピレン製の特殊不織布。とても太い繊維を使用しているため強度があり、遮光率は99.7%という驚異。ほとんど光を通さないんです。むき出しで敷くこともでき、もちろん砂利を敷いてもかんたんに破れないので色々な使い方が出来ます。
「ザバーン+砂利敷き」をして3年経過しましたが、今のところ全く破れず防草し続けてます。
「さすが業務用!」とういうわけでこの記事では
- オススメの防草シート「ザバーン」の選び方
- 3年後現在の状態
をお伝えします。雑草は嫌だけど家庭菜園もしたいので、「除草剤」使いたくない!そんなあなたへ最適な雑草対策をお届けします。
最強の防草シート【デュポン製ザバーン】って!?
業務用であるデュポン社製「ザバーン」はネットで検索したところ、本当に強力。どんな雑草にも強そうでした。
でもこの「ザバーン」、結構厚みの種類が多いんです。
ザバーンの厚みは主に3種類
- ザバーン136
- ザバーン240
- ザバーン350
ザバーンの厚みの種類は3種類。「ザバーン136・240・350」です。
ザバーンの数字の意味は?:1m×1m (1平方メートル)の防草シートに使われている糸のグラム数。g数が多いほど厚みがあり防草効果が高い。
シートの厚みがあればあるほど、雑草を防ぐ力は高くなるので、「厚ければ厚いほどいんじゃない!?」と安易に考えがちですが。
厚みのあるものほど価格も高い。それにシートの厚みがあるとカットするのも大変なんです。
あんまりカットや敷くのが大変すぎてしまっては、自分で自分のクビを絞めるハメに・・・。
そこで調べてみたところ、雑草の種類でその厚みを決めることが出来るようでした。
雑草別ザバーンの選び方
ザバーンの厚みの選び方を、表にまとめてみました。
【こんな雑草にはこのザバーンが利く!】
ザバーン136 | ザバーン240 | ザバーン350 |
厚み0.4mm | 厚み0.64mm | 厚み0.8mm |
種で増える雑草が多い | 根っこで広がるしつこい雑草が多い | 二度と植物が育たない環境に |
うすめなので最も扱いやすいが、耐久性が心配。 | ドクダミやつる性の植物など、根っこで増える雑草。 シダのようにすぐに増えて根絶しない雑草。 最大約7~13年雑草の抑制効果。 | もっとも厚みのあるあらゆる植物を根絶させる分厚いシート 最大約10~15年以上雑草の抑制効果。 むき出しで何もしかない場合でも雑草効果あり。 ※ただし扱いは大変そう。 |
ザッと3種類あります。
「ザバーン136」は、種で増えるような雑草の多い環境なら、これで充分。
しかし我が家の様に根っこでグングン増えてるかなりしつこい雑草の多い環境では、これだとすぐに失敗。根っこで増えていくような丈夫な雑草対策には「ザバーン240」がおすすめ。
因みに「ザバーン350」は全くおすすめできません。かなり分厚くてゴワゴワしているので、素人では扱えない!という情報が。家庭ではここまでは必要ないでしょう。
◆しっかり防草対策したい方におススメのザバーン240G(Gはグリーン)1m×10m
◆広いお庭の方に ザバーン240G 2m×30m
◆簡単な防草対策ならザバーン136Gがおすすめ 1m×10m
◆広いお庭のでガッツリ防草対策をしたい方に ザバーン350G 1m×30m
雑草対策にザバーンを実際に敷いてみよう!
かりてりあ
準備したもの
【ネット購入したもの】
- 防草シート(幅1m×3m)
- ピン(留め具);10個セット×2セット=20個
- 敷いたスペース;幅約1m×長さ3m
【家にあったもの】
- トンカチ
- スコップ
- レーキ(100斤のプラスチックのもので代用)
- 裁ちばさみ
- 長靴(作業用)
前準備
- 敷く庭の寸法を測る
- ネットで必要な寸法のシートと専用ピンを購入
庭の寸法を測る
庭の寸法を測って敷く面積の必要寸法を割り出します。
裏庭の細長いスペースだったので、1m幅のものを3m購入。
失敗も考慮に入れ少し多めに購入。
ネットでシートと専用ピンを購入
図を描いて、必要なシートの長さを計算します。
シート幅が1Mなので、それで何メートル必要か計算します。
シートを留めるピンについては50cm間隔でピンを指すとしてピンの必要個数を割り出す。
10本セット×2セットを購入。
実際にシートを敷いていく手順
- 雑草を抜く
- スコップや手でで根っこを取り除く
- スコップとレーキで平らにする
- 庭の形に合わせてシートをカットする
- 敷かない部分はレンガでしっかり仕切る
- シートを敷いていく
- 化粧砂利を載せていく
実際にシートと砂利を敷いていく手順は、こんな順番。
かりてりあ
※一言アドバイス:土が乾燥している時が作業はしやすい。
1.雑草を抜く
雑草を出来るだけ取り除きます。
2.スコップや手で根っこを取り除く
しつこい根っこは、スコップで掘り返してとことん抜きます。
3.スコップとレーキで平らにする
スコップやレーキで出来るだけ平らにします。
平らなスコップがあればなおやりやすいです。
4.庭の形に合わせてシートをカットする
まっすぐな形ならシートをそのまま敷いていくけば良いですが、幅が違ったりカーブがあればそれに合わせます。
5.敷かない部分はしっかり区切っておく
敷く部分としかない部分はしっかりと区切り目を付ける必要があります。隙間からどんどん草が生えてきてしまうからです。
レンガとモルタルなどでしっかりブロックしておきます。
6.カットしたシートを敷いていく
形状に合わせてカットをしたシートを順番に敷いていきます。
ピンは、角の部分、真ん中、に大体50cm間隔で打ちつけていきます。
ピンは穴から光が入らないようにカバーをします
50cm間隔くらいにピンを打ち付けていく
室外機は持ち上げて敷いていきました。室外機はかなり重かったです(汗。
かりてりあ
7.砂利を乗せていく
シートを敷き終わったら、いよいよ仕上げの砂利を敷いていきます。
我が家は以前敷いていた砂利をリサイクルしたので、泥をキレイに水で洗いってから敷いていきました。以前敷いた石は、弱って破れたシートから上がって来た土で汚れてしまっていたので、洗う必要がありました。
デッキの上で広げてホースで水をかけて洗ったり
洗い場でもじゃぶじゃぶ洗って、泥汚れを取りました。
実際に洗った石をシート状に敷いていくと、少し足りなくなったので、後日追加購入しました。
敷いてみた感想
庭の形が斜めっていたり、ウッドデッキの飛び出し部分があったりで、カットするのが結構大変でした。
飛び出したウッドデッキ部分はシートも砂利も敷かなかったため、そこを区切るためにレンガとモルタルで仕切るのが、ちょっと大変でした。
わが家の場合は特に、以前薄い防草シートを敷いて、結果シートが破れて上がって来た土にまみれてしまった砂利を再利用したので、洗い出しに苦労しました。
でも出来上がりは、以前より厚みがあり、しっかり固定も出来たので、苦労はしましたがやった甲斐はあったと思っています。
3年後の様子は・・・雑草は生えて来ない⁉
さて、3年たった今、雑草は生えてきているでしょうか。
区切りのレンガの間にちょっと生えていました!
あとはコンクリート塀の仕切りのあたり、ザバーンが少しめくれ上がっている個所にドクダミが生えたりしてましたが。
中の方は切れることも無く、かなりの確率で防げてます。
結論!
「ザバーン240+砂利敷き」は最強な防草対策!て思いました。
結論!ザバーン+砂利は最強な雑草対策!!
しかしながら、砂利敷きのデメリットもありましたよ。
それは・・・「落ち葉の掃除」。
砂利敷きの上に溜まってしまった落ち葉は、ホウキでは履けません。
手で拾っていくしかないんですね・・・。
「ザバーン防草シート+砂利敷き」のメリット・デメリット
よってザバーン+砂利敷きの防草対策は、ガーデニングを楽しみながら雑草対策するには最強の方法ではありますが、デメリットもあるわけです。
ザバーン+砂利敷きのメリット
- ピンで固定するのでめくれない。
- ピンをきちんとキャップするので光が漏れない。
- 数年たっても歩いても破れない。
- ガーデニングを楽しみながら雑草対策するには最強の防草対策。
とメリット盛りだくさんです。でもメリットもありましたね。
ザバーン+砂利敷きのデメリット
- 端っこの処理をきちんしないと、根っこで増える雑草がまた生えてくる。
- 落ち葉がほうきで掃除出来ないので、手で拾う必要がある。
こんなデメリットもありました。
しかし逆に、しっかりと端っこもめくれ上がらないようにしたり、レンガなどの仕切りをモルタルでしっかり固めれば、かなりの確率で雑草を防げるということがわかりました。
もしも生えてしまってもちょっとなので、以前に比べたら格段にラクになりましたよ。
落ち葉については、仕方ありません。こちらについても、落ち葉が落ちないような環境の庭の方であれば、ほとんど掃除もしないで済むでしょう。
かりてりあ
ザバーンは楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングで買えます
ザバーンはネットで購入できます。一応リンクを貼っておきます。
ザバーン136G | ザバーン240G | ザバーン350G | |
1m×10m | リンク | リンク | リンク ※ピンとワッシャー付き |
1m×30m | リンク | リンク | |
2m×30m (または50m) | リンク | リンク | リンク |
※スマホでよこにスクロールできます。
ピンやキャップも購入しておくと便利ですね。
◆デュポン社ザバーン用 防草シート専用アンカーピンセット
おわりに:「二度と雑草と戦いたくない方へ」
かなりの確率で、雑草対策できる「ザバーンの防草シート+砂利敷き」の防草対策。
ぜひおすすめです!
でもこ「自分でやるのはこんな大変なのか・・・。」そう思ったそこのあなた!
確実に雑草との戦いを辞めたいなら、業者に頼んでコンクリートで埋めてしまうのがいちばん確実です。
「でもコンクリート敷きは何だか味気ない・・・。少しはステキにしたいわ。」そんな風に思うなら、プロに頼んでしまうのも手です。
プロの砂利敷きさんでおすすめなのが、【砂利110番】。「1,400円~/㎡」と意外とリーズナブル。10㎡から相談に乗ってくれます(全国対応)。
見積もりを取るだけは無料なので、ぜひ一度【砂利110番】で見積もりを取って見てください。
\砂利敷きをプロへお任せ/
かりてりあ
※固まる砂の雑草対策はコチラの記事で詳しく解説してます。
【庭の雑草対策】変形スペースは固まる砂で解決!カンタンDIYした結果…雑草やコケは生えた⁉
※タイルやレンガを敷いてステキに防草対策した記事はコチラ。