クリスマスローズをを育て始めた方の中には
クリスマスローズの葉は枯れること無いけど、どのタイミングで切るのかしら?
と疑問に思う方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
私も育て始めた当初は、いつまでも青々とした葉っぱをどうした良いのかわからずそのままにしていました。
が、どんどん増えて行ってしまうので調べてみたところ、11月~2月ごろの花の咲く前に。ということがわかりました。ただ、ちょっとしたコツや気を付けることがあるので解説しますね。
かりてりあ
クリスマスローズの葉はいつ切るのが正解?
クリスマスローズは花の少ない時期に長く花を付けて楽しませてくれ、その美しい花姿が近年人気ですね。
わが家の半日陰の庭でもどんどん増えて毎年春が終わるまで庭を彩ってくれるので、大好きな花のひとつです。
クリスマスローズには有茎主と無茎主とあり、有茎主は古葉を切る必要はありませんが、無茎主は次の花を咲かせるために切っていく必要があります。
- 有茎主:花茎にも葉っぱが付いてます。
- 無茎主:花茎と葉茎と分かれており、どちらかが地面からニョキっと生えてます。(大抵はこの品種が多い)
まずは時期の前に何のために古葉切をするのか?ただ切ればよいのか?そこを解説しますね。
クリスマスローズの古葉を切る理由・残す理由
クリスマスローズの古い葉っぱはどうして切らなくてはいけないのか?そこを知っておくと切るタイミングもわかりそうですね。
クリスマスローズの葉は花芽が出てから切る
クリスマスローズの古葉は新しく生えてきた新芽、つまり新しい葉を良く育てるために切ります。
そのまま葉を残していると、固くなった古葉が新芽をキズ付けてしまったり、新芽に光が当たりにくくなったりするからです。
葉を切り落とすことによって新芽に光が当たり、花を咲かせるほうにもエネルギーを使えるようになるので、古葉は切った方が良く育つのです。
クリスマスローズの葉切りのタイミングは?秋ってどのあたり?
クリスマスローズの葉っぱは秋になって寒くなり、クリスマスローズの活動時期に入ってから、ということです。
調べるとこんな情報が出てきました。
- 寒くなった11月ごろ切る
- 11月~2月の間に切る
- 去年出た古い葉を切る
- 倒れた葉を切る
1つずつ解説しますね。
1.クリスマスローズの葉切は寒くなったころ
寒くなるころなので一般には11月終わりくらいを指しています。温暖な地域ではもう少し先の話になりますね。
日照状態でも少し違ってきます。
クリスマスローズは熱さが苦手。夏は休眠期なのですっかり寒くなって株が活動し始めてからが良いと言われていますよ。
「古葉は切っていいんだ!」と次の花のためにせっせと古葉切をするようになってから、花の量が減った気がします。
すっかり寒くなるのを待ってからでも良いと思います。
2.クリスマスローズは11月~2月の花咲く前に古葉を切る
※1/12撮影(いつもは3月ごろから咲く)
この11月~2月の意味は、活動を始める「11月終わりから寒くなると活動期に入るから」と「花が咲く前までには切った方がいいよ」いう意味です。
地域や日照条件でも違ってきますね。
わが家は半日陰のため、いつも3月ごろに満開になります。が、今年は生垣の一部を抜いたためそこに生えているクリスマスローズが1輪だけ、何と1月に蕾を付けていました!(11月に古葉切っておいて良かった(笑)。
3.クリスマスローズは新芽が出たら去年の古い葉を切る
※葉芽
※葉芽と花芽
※花芽
※葉芽
基本的には柔らかく新緑の葉芽が生えてきたら、去年までに生えていた葉を全て切ります。株が活動し始めた合図でもありますね!
古い葉は、色の濃い硬くてゴワゴワしてます。古い葉が硬いので、柔らかい新芽をキズ付けてしまうのを防ぐためと、新芽にしっかり火の光を当ててあげるためですね。
寒くなって活動を始めると新芽が出始めるので、わかりやすいですね。特に若い株は、あせらずともしっかり寒くなった1月ごろ、花の咲く前あたりでも十分間に合いますよ。
4.クリスマスローズは倒れた葉を切る
わかりやすいので私はこれを目安にしています(笑)。古い葉はパターンと地面に倒れて「役目終わったよー」と自分でアピールしてくれてます。
「葉っぱが倒れたら切る」。これが一番わかりやすく正解な気がします。
ただしこんな時は早めに切って!
ただし倒れて居なくて古い葉でなくても切らなくてはいけない時もあります。
それは葉の一部が枯れたりして病気になっているとき。
- 病気の葉は倒れてなくても切る
- ただし若い株は切るのが早いと花の咲き始めは遅くなる
解説していきます。
病気の葉は倒れてなくても切る
わが家は月桂樹の気がすす病になって久しいため、その枯れ葉が落ちてあちこちに病気が飛び火してしまってます。
クリスマスローズも徐々に侵されてしまってました(泣。
倒れたり古い葉でなくても、病気になった葉は病気が広がらないうちに早めに切りましょう。(切ったハサミは消毒しましょう)
ただし若い株は切るのが早いと花の咲き始めは遅くなる
しかしわが家のクリスマスローズは、結構病気が広がってしまって若い株もじゃんじゃん切っていたら、花が中々咲き始めません。
まだ花枝が出てきていない株は、葉ばかりで何年も花が咲いてません。ずっと病気が治らず葉を切り続けているからです。
病気で無ければ、倒れたからと言って張り切って切らなくてもよいでしょう。
クリスマスローズの葉は切らない方が良いの?どれが正解!?
さらに気を付けなければならないのは、まだ花が付く前の若い株です。
花が一度も咲いたことのない若い株は、例え前の年の古葉でも切らずにとっておきましょう。
もしも若い株で「古葉だし倒れてるし!」と切りたくなっている方は、ちょっと我慢してくださいね!
あまり若いうち、花が付く前の若い株の古葉を切ってしまうと、お花が付かなくなってしまいますよ。
そうして葉っぱを切るときの注意ポイントがあります。これがもっとも大事ですね。
クリスマスローズを切るときの注意ポイント!
- 葉は根元から切らない
- ハサミは一回一回消毒する
- 病気っぽい葉は最後に切る
こんなとこも古葉を切る際は、気を付けましょう。
葉は根元から切らない
古い葉を切るときに葉を根元から切ってしまうと、切り口から雑菌が入りやすくなってしまうので、株本から5センチくらいの位置で切りましょう。
ハサミは一回一回消毒する
クリスマスローズは切り口から病気がうつりやすいので、ハサミの使いまわしはダメなのです。
私はいつも一気に切ってしまうので、とうとうあちこちに病気が飛び火してしまいました。庭の月桂樹のすす病が、枯葉で落ちて下に生えていたクリスマスローズに病気がうつっていたんですね。
結構蔓延してしまいました泣。
病気っぽい葉は最後に切る
一回ずつの消毒が面倒なら、せめて病気そうな葉を最後に切ってから次のときのために消毒するなど、工夫すると良いかもしれません。
まとめ:クリスマスローズの古葉は倒れたらOK!花の咲く前までに!
※(手前)えんじ色のクリスマスローズとアジュカ(奥)白いクリスマスローズ
どいうわけで、クリスマスローズの古葉を切るタイミングは
- 寒くなった11月ごろ切る
- 11月~2月の間に切る
- 去年出た古い葉を切る
- 倒れた葉を切る
ということでまとました。
そうして切るときの注意ポイントは
- 葉は根元から切らない
- ハサミは一回一回消毒する
- 病気っぽい葉は最後に切る
ということでしたね!
ぜひこれらを参考に、新しい株やお花のためにちょうど良いタイミングで古葉を切りましょう。