
うっかりハーブの植える時期を逃した・・・。
ハーブの植え時は春と秋ですが・・・植え時を逃したので、ちょっと暑くなってきた梅雨時に植えてみました。
戸建てに越してきて日当たりイマイチの庭で15年、プランターも駆使してハーブ栽培、寄せ植え、果樹にも挑戦中です。この記事では植え時を逃してもハーブがちゃんと育つのか?逃した筆者が植えてみて検証します。うっかり植えそびれてもハーブ植えたいってときの参考にしてみてくださいね!
主婦インテリアコーディネーター


ハーブは、料理に使ったりお茶にしたり香りを楽しめる上、とても丈夫で育てやすい植物です。
観賞用、フレグランス用、料理用など色々と用途もあり、生活取り入れやすく育てる上でも楽しみがありますね。
そんな生活にも役立つハーブは丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者にオススメの植物です。
しかし、基本ハーブの植え時は春と秋ですが、今年は少し遅くなってしまいました。

結論としては、ちゃんとハーブに合った土に植えれば大丈夫!
ということです。

植えた時期は6月の初め。梅雨時で蒸し暑い日も肌寒い日もありました。
せっかくなので、ハーブがいかに育てやすいかを証明するために、植え時を逃しても育つかどうか試してみました。
- パセリ
- バジル
- ベビーリーフ
- ローマンカモミール
- マリーゴールド
季節は初夏に入っておりましたがホームセンターへ行って見ると、まだありました!店頭に並ぶハーブ達。
早速いくつか購入し、仕事がお休みの日に植えてみました。
ちゃんとハーブに合った土と環境と栄養を与えれば初夏植えでも大丈夫!!
ハーブは丈夫なので季節外れでも、ちゃんと注意点さえ守れば育つと予測し植えてみます。

ハーブは育てやすい植物ですが、植え付ける時にちょっとだけコツがあります。
- 排水性の良い土に植える
- 地植えの際は苦土石灰で(2週間前に)調整しておく
ハーブの植え付けで失敗しないために特に注意するのは、この2つだけ。地植えでも鉢植えでも、とにかくハーブは排水の良い土が好きです。
そしてアルカリ性の方が育ちやすいので、酸性に傾いているようなら調整します。
※ハーブに合う土についてはコチラの記事で詳しく解説してます。


地植えと鉢植えもで少しコツが異なるので、一つずつ解説していきますね。
ハーブの地植えで気を付けること
地植えで一番気を付けることは、これだけ⇩
- 苦土石灰を植え付け前に土に混ぜ込む(混ぜるのは植え付けの2週間前)
- 腐葉土・赤玉土を混ぜ込んで排水性をよくする(排水の良い土なら必要なし)
土はだんだんと酸性に傾く傾向があるため、アルカリ性の用土好むハーブのために、庭土の場合はあらかじめ調整します。
しかし苦土石灰の面倒なところは、混ぜてすぐに植え付けられないところ。土になじむのに、植え付けまで2週間置く必要があるのです。
苦土石灰で土の酸度を調整⇦2週間前に土に混ぜる必要がある

このタイムラグが意外と面倒なので、タイムラグなしですぐに植え付けられる裏技を紹介します!
お休みの日の思い立った時に、買ってきて直ぐに苗を植え付けたい私は、裏技を覚えすっかりその方法で植え付けています。
それが「貝化石」です。
貝化石

苦土石灰と同じように土をアルカリ性に導いてくれる上に、2週間置かなくても直ぐに植え付けられる優れもの。私は思い立った時に直ぐに植えたいので、この貝化石を愛用してます。
貝化石を知るまでは2週間置かないと…と思うと億劫になっていたので、見つけた時は感動しました!

こんなの欲しかった~!
排水性が良い土の場合は入れませんが、排水が悪そうなら植え付ける土に赤玉土と腐葉土を混ぜ込みます。
※苦土石灰を入れる場合は混ぜ込んでから2週間後に混ぜ込む。
それともう一つの裏技。病害虫に強くするために、地植えでもプランターでも「くん炭」を1割くらい土に混ぜるようにしてます。
くん炭

「くん炭」はハーブに限らずどの植物にも使用してます。特に体に入るもの、「ハーブ、野菜、果樹」など。
くん炭は病害虫予防になり、化学薬品を使いたくない方の強い味方です。
次に植木鉢やプランターで育てる場合を解説します。
ハーブの鉢植え(プランター)で気を付けること
鉢植えで排水性をよくするためのポイントこの3つだけ⇩
- 鉢底石を敷く
ハーブを鉢植えする際は、排水をよくするために鉢底に軽石を入れたり用土に赤玉土と腐葉土を使います。
鉢底の石はホームセンタなどで買えます。鉢底が見えなくなるくらい敷き詰めます。
排水性の良い土を配合します。下のがハーブに合った土の配合例です。
【ハーブに合う土の配合例】
- 赤玉土⑥+腐葉土④
- 赤玉土⑥+腐葉土②+パーライト②
- 赤玉土④+腐葉土③+バーミキュライト②+くん炭①
ハーブの土は、ぶっちゃけ排水性が良ければOK。赤玉土と腐葉土だけでも大丈夫で、花や野菜の培養土に赤玉土と腐葉土を多めに混ぜても良いと思います。
配合はいつも適当ですが、より排水性を高めるには、パーライトやバーミキュライトはあれば良いかもしれません。
土の配合が面倒な方は、ハーブの土を購入してしまう方法もありますよ。

今回筆者は家にあるもので土の配合をしました。ざっくりとこんな感じ。
【ハーブの土・配合】
赤玉④+腐葉土③+ピートモス①+くん炭①+貝化石①


貝化石を1割入れておくと何かと安しん。くん炭は病害虫予防で。


まずはバジルを地植えに。日陰でも育つので、我が家の日陰の庭でも育つはず。
(いや、むしろ日向だと葉が硬くなるので、シソやバジルは日陰が良いと言われている)


小さな苗が3つほど入ったポット苗を購入したので、横に並べて植え付けます。

病害虫よけにマリーゴールドも一緒に植えてみました。
次に植木鉢への植え付けです。
パセリ、ローマンカモマイル、ベビーリーフは植木鉢に植えます。
植木鉢の鉢底に軽石を敷きます。軽石が無ければ赤玉土の大玉でも大丈夫です。

パセリの苗をポットから取り出します。

根っこを少しほぐしてから、植木鉢に置きます。

配合した土を入れていきます。

他の苗も同じように植えていきます。

ベビーリーフは苗がいくつかまとまっているものを購入しましたが。

ポットから抜いて植木鉢に移すと、小さな苗がばらばらになってしまい、立たせるのが大変でした。
水を与えるこんな風にビショビショに・・・。

ベビーリーフは以前、種から育てて小さなうちに抜いてサラダに入れて使いましたが。
やはりベビーリーフについては植え替える必要は無かったのかもしれません!そのままポット苗のまま育てて使う仕様だったのかも!?

ベビーリーフは種を買って小さなうちに摘んで使う方が使いやすかった!と思いました。

後日、何とかしっかり苗が根付いてきて少し大きくなり安心しました。

同時に購入した、トマトやペチュニアを植えていきます。

トマトは大きな野菜用プランターで古い土を全部捨てるわけにはいかないので。

根っこなどをフルイにかけてざっくりと取り、半分くらい再利用しました。

後は、赤玉土+腐葉土+くん炭+貝化石を足しました。
それでも足りなかったので、家に合った「野菜の土」なども利用してみました。


納豆菌の入ったバークも土の上にちりばめてみました。

ペチュニアの土には

花や野菜の培養土を使用。

さて、これで植え付け終了です。
どんな植物もそうですが、とかくハーブは日当たり好きなものが多いです。
キッチンハーブでよく知られるハーブとして日当たりを好むハーブです。
- ローズマリー
- タイム
- ディル
- セージ
しかし我が家の様に、そんなに日当たりが良くない庭だったり、家の中でハーブを育てたい人も居るでしょう。
そんな方は安心して下さい。中には半日陰向きのハーブもあります。
我が家の庭は総じて日陰が多いので、日陰に強いハーブを植えることが多いです。
- シソ
- パセリ
- レモンバーム
- イタリアンパセリ
筆者は、かろうじて朝と夕方に日の当たる場所にプランターを置き、日当たりが好きなハーブを育てています。
しかし、プランターもそんなに置けないので、どうしても育てやすい物に偏ってしまいます。
つまり、水やりを多少忘れても育つもの。乾燥に強いハーブが良く育っています。
- ローズマリー
- ラベンダー
- セージ
- タイム
とはいえ、水切れに弱いハーブでも地植えにしておくと、多少は水やりをげ忘れても何度か育つことも。
地植えが出来る環境ならば、やはり地植えが一番安心ですね。

ハーブ苗を植えて2週間後と3週間後の様子です。
果たして、様子はどうでしょう?

2中間経つと少し大きくなりました。せっかくなのでもう少し様子を観ます。

3週間後はさらに大きくなりました。全然ベビーリーフじゃないですけど、そろそろ収穫してサラダに入れてみようと思います。

パセリも順調に成長中。時々使う分だけ収穫できるので、パセリが一株あるととても便利です。虫もあまり付きません。苦いからでしょうか?(笑)。

ローマンカモミールも少しだけ大きくなりました。

ローマンカモミールも順調です。

地植えしたところ、バジルは虫に食われてました(泣)。

マリーゴールドの2週間後は、ちょっとしおれてます。日当たりがイマイチの場所だったので元気がないです。

トマトも順調に育ってます♪
更に3週間後。

本来ならば春に植えるべきハーブ。
特にハーブを種から植えるとなったら、やはり春先が発芽温度にも最適でしょう。
ただ、今回は苗を購入しているので、梅雨前ならむしろ水を与えなくても雨で育つので、グングン成長していきそうです。

今回筆者が試したのは、春秋が植え時のハーブ類。
すっかり時期を逃してしまい、6月の半ばの初夏のころでしたが、順調に育ってます。
- くん炭
- 貝化石
- 納豆菌バークチップ
赤玉土と腐葉土の土に混ぜ入れたものとしては、この3つだけ。
こういった排水性を良くした理、土の健康を保つものをプラスしたりすれば、どんどん育ちますよ。
あなたも季節外れにハーブを植え付ける際は、土作りも工夫してみて下さいね。オススメです!