キッチン照明は機能性が大事ですが、対面キッチンが増えてきた昨今、キッチンの照明もオシャレにしたい!という要望が増えています。
かりてりあです。この記事では小さなハウスメーカーで20棟の戸建てのコーディネートをした経験を元に、「キッチン照明の選び方」を解説します。レイアウトによってもおすすめのキッチン照明があるので、どんなキッチン照明にしようか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
主婦インテリアコーディネーター

キッチンに付けられる照明にはどんなものがあるのでしょうか。まずはその種類から見ていきましょう。
オープンキッチンならおしゃれに…
◆【ダクトレール+スポットライト】引っかけシーリング取り付け用(リビングやダイニングにも)
◆【スポットライト】ダクトレールに3~4灯付けるとおしゃれ

キッチンのあかりを計画するとき、2種類のあかりが必要です。
キッチン空間の中心に付けて全体を照らす明かりの全体照明と、手元を照らす手元灯です。特に手元灯は、キッチンに立った時に全体照明のカゲになることが多く、必須となります。
- 全体照明:キッチン全体を照らす明かり
- 手元灯:作業する手元を照らす明かり
では早速レイアウト別にオススメ照明を紹介します。

ではキッチンのレイアウトスタイル別に分けて、おすすめの照明を紹介します。
独立型キッチンの場合

独立型キッチンなら隣合う空間が無いので、明かりの色もデザインも自由に選べます。全体照明と手元灯に分けて解説します。
- ダウンライト
- 小型シーリング
- ベースライト
独立型キッチンにおすすめの全体照明は、上の3つ。壁付けキッチンが多いので、全体照明はダウンライトや小型のシーリング、細長いベースライトなどで、キッチンの上吊戸棚の扉開閉に干渉しないタイプがおすすめです。
- 棚下灯(直管型/ダウンライト)
- 壁付けのスポットライト/ブラケットライト
独立型キッチンにおすすめの手元灯は、上に吊戸棚がある場合と無い場合とで異なります。上部に吊戸棚があれば、手元灯はシンク上の吊戸棚の下に、直管型の照明やダウンライトを設置して手元を照らすパターンが一般的です。
もしも吊戸棚が無いキッチンなら、壁にブラケットやスポットライトを付けてもステキですね。
対面型キッチンの場合

対面型キッチンとはペニンシュラやアイランドなど、リビングに対面したオープンキッチンの事です。
一般的にはペニンシュラキッチンが最も多く、アイランド型は少ないと思いますが、照明の考え方は同じです。
オープキッチンにはリビングダイニングから照明が見えないダウンライトが最もおすすめ。
- ダウンライト(拡散型)
- ベースライト(可能なら埋め込み型がベター)
オープンキッチンにおすすめの全体照明は、拡散タイプのダウンライト。2灯ないし3灯を等間隔でキッチン天井に設置するとすっきりして、お手入れもラクです。
他にはシンプルなベースライトも。配線や照明の数も一つなので、ダウンライトよりも予算が抑えられ、リフォームにも取り入れやすいでしょう。
- ダウンライト(集光型)
- ライティングレール+ペンダント/スポットライト
対面キッチンの手元灯は、明かりが広がらない集光型のダウンライトが効率よく作業場所を照らせるのでおすすめ。リビングダイニングから良く見える位置にある為、インテリアを邪魔しない埋め込み型照明のダウンライトが適しています。
キッチンの長さにもよりますが、100型(100W相当のLED照明)を等間隔で2灯配置したり、60型(60W相当のLED照明)なら3灯など明るさを考えて調整します。全体照明には拡散型のダウンライトが一般的です。
もっとも大事なのは、手元灯で明るさを確保する事。作業場所であるシンク上とカウンター上に一つずつダウンライト(60型を80cm間隔で)設置するのがおすすめです。予算を押さえる場合や全体長さが小さめのキッチンなら、ダウンライトひとつ(100型)をシンクと作業カウンターの間に一つ設置してもよいでしょう。
またおしゃれさを追求するなら、ライティングレールを設置して好みのペンダントライトやスポットライトを付けるのもありです。
※ライティングレールは「ダクトレール」と言って天井に直に工事して設置するものと、引っかけシーリングに取り付けるタイプの「インテリアダクト」とあり、予算や工事可能な方を選ぶとよいでしょう。
◆工事取り付けタイプから引っかけシーリング取り付けタイプまで。購入リンク付きキッチン照明を紹介しています⇩

ダイニングキッチン

ダイニングキッチンとは、昔ながらの壁付けキッチンと食事をするダイニングスペースが同じ空間にあるオープンキッチンの事。キッチン照明は何でもありです。
- シーリングライト
- 大きなペンダントライト
- ダウンライト
ダイニングキッチンの全体照明なら、ダイニングテーブルの上に大きなペンダントライトを付けるのもあり。ペンダント照明のカサを半透明にすると、明かりが広がって暗くならずに済みますよ。
- 棚下灯(直管型/ダウンライト)
- 壁付けスポットライト/ブラケット
ダイニングキッチンでも手元灯は必要です。ダイニングに背を向けてキッチンに立つと、作業場所が自分がの影になってしまいます。
ダイニングキッチンは壁付けの吊戸棚がある場合が多いので、吊戸棚の下に棚下灯を付けてしっかり手元を照らします。吊戸棚が無い場合は、壁付けのブラケットやスポットライトを付けてもオシャレですね。
次にキッチンにおすすめの照明の、それぞれの特徴を紹介しておきます。
キッチンにおすすめの照明には、ダウンライト、シーリングライト、ペンダントライト、スポットライトなどがあります。
- ダウンライト
- シーリングライト
- ペンダントライト
- スポットライト
それぞれの特徴を紹介します。
ダウンライトの特徴

ダウンライトは天井に穴をあけて設置する埋め込み型照明。キッチンやリビング・ダイニングで使われることも多く、場所を選ばみません。
- 埋め込みなのでスッキリしてお手入れもラク
- 明るさや明かりの広がり方の種類も豊富
- 新築や大々的なリフォームでしか設置できない
こんな特徴のあるダウンライトは、キッチン照明として万能です。
シーリングライトの特徴

シーリングライトは天井に張り付いているタイプの照明。引っかけシーリングに取り付けるタイプと、工事で直付けするタイプと2種類あります。
- 天井に張り付くようなスタイル
- 引っかけ金具に取り付けるタイプと工事で直付けするタイプとある
- 吊戸棚に干渉する場合があるので取付位置や形に気を付ける
気を付けることとしては、シーリングが上吊戸扉の開閉に干渉しない位置に設置すること。細長いベースライトなら、扉の開閉に干渉せずおすすめです。
ベースライトは細長いタイプの照明。キッチン全体を照らすことができ、細長いキッチンに最適です。

小型シーリングをいくつか並べてもかわいいですが、費用が割高になります。1灯だけ設置する方が、工事費もメンテナンス的にもコストは抑えられます。
◆【直付けタイプ】オープンキッチンにシンプルなベースライトもあり。オープンキッチンならリビングダイニングのあかりの色に合わせて、電球色をキッチンの全体照明に。
ダイニングキッチンは部屋の中心に照明を付けるられるので、なんでもありです。
スポットライトの特徴

スポットライトは好きな方向を照らせるので、キッチンの様々な個所を照らすことができます。
- おしゃれ
- 手元を照らしたり、壁を照らすこともできる
スポットライトはおしゃれなので、対面式キッチンなどにインテリア性重視で入れることが多いでしょう。
キッチンのスポットライトは、主に手元灯として使います。壁付けのキッチンならシンク上の壁に付けて手元を照らしたり、対面キッチンならライティングレールを取り付けてスポットライトを複数灯取り付けます。
照らす場所を角度でかえられるので、キッチン全体を照らして全体照明を兼ねて設置することもできて便利です。ライティングレールなどをあらかじめ設置しておくことで、後からスポットライトの数を増やしたり、ペンダントライトと一緒に吊るしたりも出来ます。
ペンダントライトの特徴

ペンダントライトは、コードやチェーンで目線の位置あたりに吊り下げる照明のこと。
- 目線に入るのでおしゃれ度がぐんと上がる
- 対面キッチンでカウンターの上を明るく華やかにする
- 目線に入るとまぶしい場合があるので気を付ける
キッチンでのペンダントライトは、ダイニングテーブルに良く使われるイメージ。あかりだまりが出来るので思わず集まりたく空間になりますよ。
ただし小ぶりのペンダントを複数灯、対面カウンター上に付けることも。小ぶりのペンダントを並べることで、カフェのようなおしゃれなキッチンを演出できます。
目線の高さになるので、デザインはとても重要。とはいえ、目に入ってもまぶしくならないものを選ぶのことも大事です。

ダイニングキッチンなどでペンダントを吊るす際の注意点としては、透明性のある照明カサは上にも明かりが行きますが、光が上にいかない金属製のカサは、天井面が暗くなってしまうことも。周りの照明を明るめにする、スポットライトで壁面を照らすなどして、天井面のあかりを確保できるよう気を付けましょう。

カサの無いむき出しの電球タイプのペンダントライトは、クリアなガラスタイプが多く、レトロなインテリアやブルックリンスタイルなどに人気。とはいえ電気の光が直接見えるため、目線より上に付けるなどしてまぶしくならないように工夫しましょう。
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キッチン照明の種類と、キッチンレイアウト別おすすめ照明を紹介しました。キッチン照明選びの注意点は以下の2つ。
- 全体照明は上の吊戸棚に干渉しないものや、取り付け位置に気を付ける
- 手元灯はキッチンの作業場所に立った時にカゲならない位置に取り付ける

キッチンでもおしゃれな照明を選んで、ステキなキッチン空間を目指しましょう。
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