IHコンロはお掃除がしやすく便利ですよね。
キッチンリフォームや古くなったコンロの交換のタイミングで、ガスからIHへ変更する人も多くなってきています。
でも実際使ってみて不便はないかな?と不安な方も多いはず。実際の声を拾ってみると
- 鍋フリが出来ない
- チャーハンが不味い
- 土鍋が使えない
などなど。ガスからIHへ交換した人の後悔の声が結構聞こえてきました。
水回りのショウルームで4年間、一日3~5件キッチンを案内をした経験を元に、この記事ではIHのメリット・デメリットを徹底解説。「IHにした人の後悔の声」を調査して、その対策を提案してみました。デメリットと対策をわかっていれば、後悔も少なくIHを使っていただけると思うので、ぜひ参考にしてくださいね。
主婦インテリアコーディネーター

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IHはその掃除のしやすさから、年々採用する家庭が増えています。忙しい主婦が増えている証拠ですね。
その反面「IHにして後悔!」という声もネットで見かけました。
一体どんな後悔があるのでしょうか。「IHを使った後悔」の声を拾ってみました。
後悔の声(口コミ)
- 鍋フリが出来ない
- チャーハンが不味い
- オムレツがうまくできない
- 魚が不味い
- グリルの温度調整が難しい
- 上昇気流が起きにくいのでレンジフードへ吸い込まずに部屋が叱ったり臭いが残る
- ボタンを押すとき手が濡れていると反応が悪い
- 天板上のプッシュうボタン式は反応が悪くイライラする
- テフロン加工の鍋だと、位置によっては温度が低くなりムラがある

結構ありましたね。
後悔の声を聴いていると、選ぶIHコンロの機能性によっても違ってくるかな?と思いました。
では、次に良い口コミです。
良かったの声(口コミ)
- お湯がガスより早く湧く
- 火が無い分、火災の心配が無い
- 夏場の調理でも部屋が熱くならない
- フラットな上にガラス素材でお手入れがしやすい
- 天板の上に料理本が置ける.鍋が小さくても火がはみ出ることは無い
- 火加減が数字なので覚えてしまえばわかりやすい
- ラジエントヒーターの部分は(あれば)余熱調理にも使える
- 揚げ物をする時に新聞紙で蓋ができる
火が無いことで、ガスでは出来ないことがたくさんできるようですね。
何より天板がフラットでお掃除がしやすいところは、一番の人気ポイントだと思います。

私もショウルームでIHの案内をしていましたが、こんなメリットを紹介していましたよ。
上記の口コミの声と重なる内容もありますが、どの機種でも共通のIHのメリットを初めに紹介しますね。
IHコンロのメリット

- 火が出ないので安全
- 天板がフラットでガラス素材なので掃除がしやすい
- お湯が圧倒的に早く湧く
- 煙が出にくいので空気が汚れない
- 夏場熱くならず省エネになる
- 油の揚げ温度を一定に保てる
- 天板に料理本が置ける
こんな感じで紹介してました。やはり一番の推しは、お掃除のしやすさでしょう。
調理についても、揚げ物の油の温度などはガスよりも一定に保てるので、油が傷まずいつまでもきつね色でした。

油は温度が上下することで傷んでしまい、茶色くなってしまうそう。その点、IHは温度を一定に保つのが得意なので、いつまでもキレイな色を保つことができるそうですよ。
IHコンロは温度を一定に保つのが得意
勿論デメリットもあます。次にデメリットも見てみましょう。
IHコンロのデメリット

- 鍋フリが出来ない
- 炒め物が不得意
- グリルの温度調整が難しい
- ガラス天板が割れることがある
- 上昇気流が起きにくい
- 土鍋が使えない
- 停電時に使えない
IHコンロは鍋フリが出来ないものが多いので「チャーハンが不味い」という声がありました。またグリルの火力が弱く「魚が不味い」という口コミもありました。
鍋を持ち上げてしまうと温度が下がってしまうため、鍋フリが難しかったり、グリルの温度調整が難しいのが原因でしょう。
では、これらのデメリットに対する対策は出来るのでしょうか。

IHコンロの後悔は「鍋フリが出来ない」⇒「チャーハンがまずい」、「グリルの温度調節が難しい」⇒「焼き魚がまずい」などでしたね。これらの後悔しないための対策はあるのでしょうか。
IHコンロは鍋フリが出来ない?
IHコンロはお鍋を持ち上げてしまうと、鍋の温度が下がって今うため、基本「鍋フリが出来ません」。
ただしこれはIHの機能にもよります。中には「鍋フリOKのIHコンロ」もあるため、それを選ぶことによって後悔せずに済みます。
「鍋フリOKのIHコンロ」は、フライパンを持ち上げてもその先にある鍋をセンサーが感知して温度を下げないようにする仕組みになっています。鍋フリも安心して出来て、チャーハンも美味しくできますよ。
※鍋フリ可能なIHコンロについては、コチラの記事で詳しく解説しています👇


ただし「鍋フリをするとガラス天板にキズが付いてしまう」という口コミもありましたので、五徳が無いゆえのデメリットはありそうです。
IHコンロは炒め物がべしゃっとするの?
「炒め物がべしゃっとして美味しくない」という声がありましたので、「鍋フリが出来ない」に由来すると思い、先ほどの「鍋フリOK]のIHコンロを使うことで解消できそうですが。
「鍋を持ち上げると多少温度が下がる」ため、このような声はあるそう。
炒め物をIHコンロで上手に調理するためには時々かき混ぜる、など慣れるまではコツが要るようです。

コツをつかんでしまえば、炒め物は美味しくできるようですよ。
IHコンロはグリルの温度調整が難しい?
「グリルの温度調整が難しく、焼き魚が美味しくない」という声がありました。おそらくですが、グリルがシーズーヒーターのタイプですと確かに温度調整は難しいようです。
焼き魚をIHコンロのグリルでも美味しく焼いて食べたい!という方には「温度を一定に保てるIHグリル」付きのコンロがおすすめです。➡IHラクッキングリルについてはコチラの記事を参考にしてくださいね。

IHのグリルは電気グリルの様にパサパサにならずに美味しく焼けるそうですよ。
IHコンロはガラス天板が割れる?
IHコンロの天板はガラスで出来ています。ガラスは割れない素材では無いので、こればかり仕方ありません。
ガスコンロについてもお掃除のしやすい天板はガラス素材なので、割れるという面では一緒です。
重いものを高いところから落としたり、レンジフードの掃除でガラス面に乗っかったりすると、やはり割れてしまいますね。

この点に気を付けて普通に使用していれば、割れる心配もありません。
IHコンロはカムリが流れやすい?
IHコンロは火が無いため、上昇気流が起きにくいと言われてます。
ガスの場合は火を使用しているため、調理中の煙が上に上に登っていきますが、IHはそれが起こりにくいのです。
そのため油を含んだ煙がレンジフードへ届きにくいと考えられます。
対策としては、コンロの前を壁のあるキッチンにしたり、吸い込み力の大きなレンジフードにするなどして、汚れた空気をお部屋に広げないようにします。
- コンロ前だけ壁ありのキッチンにする
- コンロ前にガラス壁の設置をする
- 吸い込み力の大きいレンジフードを設置する

リフォームのタイミングなら一緒に対策できそうですね。
とはいえ、IHコンロはガスコンロに比べて、油が撥ねにくかったり、そもそも煙が少ないので、それほど気にする必要も無いかもしれません。
IHコンロは土鍋が使えない?
IHは磁石の付く素材、つまり「鉄・ステンレス」でないと基本使用できません。また、底面がフラットでないと上手く反応しません。
お鍋やおかゆなどに使用する土鍋は、素材も形もIH向きでは無く「今までガス使っていた土鍋が使えなくて残念」という声も。
しかし金属を内蔵させた底面がフラットな「IH用土鍋」を活用することでIHコンロでも土鍋が使えます。他にも「卓上コンロを使用したり、グリル鍋を活用する」方法もあります。

IHコンロでもお鍋を楽しむ方法はあるようですね。
IHコンロは停電時に使えない!?
IHコンロが停電時に使えないのは、電気なのでもう仕方の無いこと。どうしても不安な方は、太陽光発電と蓄電池を採用して災害に備えましょう。
◆太陽光発電にして蓄電池をセットすると、いつでも電気が使えます。オール電化にするとさらに安いプランがあり、光熱費がかなり安くなったという声を聞きますよ。
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「卓上コンロ」と「ガスボンベ」を常備して、停電対策している人も居るようですよ。
因みに我が家はエネファームを数年前に導入。本当に電気代が安くなりました。
エネファームはタンクにいつもお湯を貯めているので、災害時に必要になったときにしばらく使えて便利。しかも停電時にだけ発動するコンセントを必ず一か所作ってくれるので、停電時に作った電気をそのコンセントか使えるようになってます。もしもの時に安心ですね。
リフォームするならリフォームガイド
「そうは言ってもガスからIHへ変更すると後悔するのでは?」とまだまだ不安な方の声も聞こえてきそうです。
IHコンロは鍋フリできてもキズが付く?
ガラス天板の傷については、ガラスコーティングタイプのIHコンロではなく、多少高めのガラストップのIHコンロにすることでかなり丈夫になり予防になります。
ですが、ガラスなので割れないということではありません(汗。
少しのキズも気になる方は、IHコンロを諦めるか、鍋フリを我慢しましょう。
IHコンロは鍋フリできても温度は下がる?
IHコンロでもセンサー反応して鍋温度が下がらないしくみを選べば、IHでも鍋フリ可能です。ですがガスのようにはいきません。
チャーハンやオムレツを鍋肌に当てて焼き色を付けて、なんてしていた方は多少ストレスを感じるかもしれません。もちろんIHコンロなりの使い方に慣れてしまえば、焼き目は付けられます。
しかし料理をガスでやっていたように調理したい方は、IHを諦めた方が良いかもしれません。
IHグリルのコンロは高額?
グリル調理が快適に出来るPanasonic(パナソニック)の「IHラクッキングリル」付のIHコンロは、まあまあ高額。
(注;回し者ではしません!汗)
そもそもIHコンロは同じような機能で比べると、購入価格がガスよりも高め。
ただし「オール電化」を利用したりすることで光熱費が安くなる場合もあるんですよ。
IHコンロの電気代はガス代より高いんじゃない?
電気代はガス代より高い、というイメージがありますが。鍋自体を発熱させて調理するIHコンロは、鍋が熱くなるのが実はガスより早い。そして日が無い分部屋の温度が熱くなりにくい、というメリットもあります。
ガスを使っていると部屋が暑くなってクーラーを強くした経験のある方も多いのでは?
総合的に考えると、ガスコンロとIHコンロを使った場合の光熱費は、ガスコンロとIHコンロではあまり変わらないと言われています。

ただし購入時の価格やガス⇒IHへの交換工事などの初期費用は少し高くなります。

今までガスを使っていたけど、IHコンロに交換を検討している方は、後悔したくないという思いから悩まれる方も多いですが。IHコンロのメリットとデメリットを良く知っていれば、前向きに検討することができると思います。
簡単に言うと
- 掃除がラク
- 温度管理がラ
- 空気が熱くならないのが良い
こんな方はIHがおすすめ。
- ガスコンロの調理に慣れてしまった
- 高火力でガンガン炒め物をしたい
- 火で焼くのが好き
反対にこういった方はガスコンロを選ばれると良いでしょう。
何といってもIHコンロの最大のメリットは、サッと天板を拭けること。お手入れ重視派の方は、デメリットを出来るだけ解消する方法でぜひIHコンロを検討してみくださいね。
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