システムキッチンの色選定をするとき、キッチンメーカーのショウルームに観に行く人が多いですよね。
でも予約が中々取れないけれど、早く決めなければならないときもあるかと思います。
この記事では、「もしもショールームに行けなくても、失敗しないキッチンの色選びの方法」を紹介します。
主婦インテリアコーディネーターの“かりてりあ”です。独身時代はふつうの事務員。結婚後インテリアコーディネーターの資格を取得。水廻りショールームでの案内経験を元に「ショールームの予約が取れない!」とお困りの人に向けて、ショウルームに観に行かずに選ぶ方法を2つの視点で解説いたします。

キッチンメーカーショウルームをフル活用する
- WEBカタログを確認してみる
- カタログを請求してみる
- サンプルを取り寄せてみる
- 色の組み合わせのシュミレーションをしてみる
システムキッチンの色選びは「色の見え方」を活用する
- 面積による違いを知る
- 表面の仕上げが鏡面とマットでの違いを知る
- 照明の色による見え方の違いを知る
ひとつひとつ解説していきます。
ショールームのホームページをフル活用する!
まずは、キッチンメーカーのホームページを開いて、出来ることをしてみましょう。
WEBカタログを確認してみる
キチンメーカーのホームページには、WEBカタログなるものが存在します。
カタログをわざわざ取り寄せなくても、メーカーの出しているカタログはたいてい見ることができるので、パソコンで家にいながら商品の特徴や機能、色などを詳細に確認できます。
システムキッチンのカタログを請求してみる
「カタログは開くのに時間がかかるし、探すの意外と大変!」と思う方は、思い切って請求してしまいましょう。
大抵のメーカーはホームページ上でカタログ請求が出来るようになっています。
手元でパラパラめくったり、付せんを付けたりしたい方向け。
※ちなみにWEBカタログにも「付せん機能」はあります。
システムキッチンの扉やカウンターのサンプルを取り寄せてみる
キッチン扉面材やカウンター材などの色をカタログで観ていても、素材感などがわかりにくく決めかねてしまいますよね?
そんな時はサンプル請求をしてみましょう!
サンプルなので小さいですが、キッチンの扉の色柄や、カウンターの色や素材感、キッチンパネルなどの感じが手元で確認できます。
システムキッチンのカラーシュミレーションをしてみる
カタログやサンプル材を取り寄せたは良いけど、「これとこれを組み合わせた時のイメージが想像できない・・・」そんな時は、ホームページの中の色のシュミレーションサイトを参考にしてみましょう!
システムキッチンメーカー・カラーシュミレーションサイト集!!
※キッチンの色選びに迷ったら、コチラの記事をご参考に!



システムキッチンショウルームへ行けなくても展示が見れる?3D体験サイト集!!
※キッチンカウンターとパネルの選び方はコチラの記事をご参考に!
※キッチンのスタイル選びに迷った時はコチラの記事をご参考に!



サンプル材と実際の色の見え方:3つの豆知識
サンプル材を取り寄せたてシュミレーションをしたは良いけど、実際の色って本当にこの色なのかな?
イメージが違ったらいやだな。
そんな時は色の見え方をちょっと参考にしてみて下さい。
色の見え方1:面積による違い
※小さい面積の色
※大きい面積の色
※小さい面積の色
※大きい面積の色
👆小さな面積よりも大きな面積の方が白く明るく見える・・・!?
この程度の面積の違いだと、わかりにくいですね。汗)
実際、サンプル材はとても小さな場合が多く、実物はもっと大きな面積になってくるので。
サンプル材でとても濃く見えたものが、実際設置してみたら思ったよりも明るかった、なんてことも。
イメージが違ってしまいますね。
色の見え方2:表面仕上げが鏡面マットとで違う
➡鏡面:鮮やかに見る
➡マット:少しくすんで見える
キッチン扉などの仕上げが、鏡面とマットでは光の反射率が違うので、例え同じ色でも鏡面の方がより明るくクリアな印象になります。
※鏡面塗装(ツヤあり)
反対に、マット塗装は落ち着いた印象になります。
※マット塗装(ツヤ消し)
※出典;トクラス/カタログより
※キッチン扉を鏡面かマットかに迷ったときは、コチラの記事をご参考に!
色の見え方3:照明の色による見え方の違い
設置するお部屋の照明の色でも色の印象は変わってきます。
下は家具の例ですが、同じ色の家具でも照明の色でこんなに印象が違ってきます。
家具屋さんで観た色の印象と家に置いたときの印象が違う、ということがまれに起こりますが。照明の色の違いでずいぶん色味が違って見えるという例です。
※出典;パナソニックカタログより
キッチン扉の色に迷ったら、明かりの色の切り替え可能なダウンライトもオススメですよ。
※出典;パナソニックカタログより
・同じ空間の照明の色はそろえる
・全体が電球色(黄色)の中に、昼白色(白色)はあり
・全体が昼白色(白色)の中に、電球色(黄色)はNG
※同じ空間で色はそろえるのが基本ですが、用途によって変える場合は上を参考にしてみてください。
※最近は対面キッチンが多いため、キッチンの主照明を電球色にしてリビングダイニングスペースと合わせ、手元等を昼白色などが多いですね。
・電球色:くつろぐ空間:リビング・ダイニング・廊下・玄関・洗面所・お風呂
・昼白色:作業する空間:キッチン手元灯・クローゼット・納戸
・温白色:いずれの空間にも合う:同空間内に違う目的がある場所にも使える。
一般的にくつろぐ空間は電球色(黄味がかった色)、作業空間は昼白色(白)が良いとされてます。
リビングダイニングはくつろぎ感と食べ物がおいしく見える電球色が主流ですね。
勿論好みにもよります。
※キッチン照明の色決めで迷った時はコチラの記事をご参考に!



システムキッチンメーカーショウルームに行けないときの対処法まとめ
どうしても予約が取れない、急いで決めなければならないときの方法をまとめます!!
◆キッチンメーカーショウルームをフル活用する
- WEBカタログを確認してみる
- カタログを請求してみる
- サンプルを取り寄せてみる
- 色の組み合わせのシュミレーションをしてみる
◆「色の見え方:3つの豆知識」を活用する
- 「面積による違い」で想像する
- 「表面の仕上げ:鏡面とマットの違い」で想像する
- 「照明の色による見え方の違い」を考慮に入れる
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