キッチン選定で必ず選ぶもののひとつに「キッチン水栓」があります。
中でもポピュラーなのが「浄水器一体型水栓」ですね。
水栓に悩む人
キッチン水栓に浄水機能を付けようか迷ってます。付けるとシャワーヘッドが大きくなってしまうわよね。
見た目もだけど、使い勝手がどうなのか心配…。
私自身も「浄水機能なしのシャワー水栓」と「浄水機能付きシャワー水栓」と両方を使ってみた経験から、両方の使い勝手を経験しました。
結論から言うと、「浄水器一体型」がなんやかんやコスパが良く、使いやすいと感じています。
かりてりあ
主婦インテリアコーディネーターの”かりてりあ”です。この記事では、「浄水機能付きと浄水機能なし水栓のそれぞれのメリットデメリット」を徹底解明してみました。どちらにしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にして下さいね!
急ぐ方はコチラで必要な記事だけ読んでください。
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【この記事で分かること】
キッチン水栓に浄水機能って必要?メリットデメリットは?
キッチン水栓で人気の浄水器一体型水栓。
水栓内にカートリッジを内蔵しているタイプで、カートリッジ交換も簡単。今やキッチン水栓の主流となっています。
しかし中には「そもそもキッチン水栓に浄水機能って必要?」という方も少なからずいらっしゃいます。その理由には
- ペットボトルの水が安心
- 浄水ポットを使用しているから要らない
- マンション全体で浄水機能が付いている
- ウォーターサーバーを常用している
と様々な生活スタイルの中、キッチン水栓に浄水機能が必要な場合とそうでない場合があるからです。
ではキッチンに浄水器付き水栓を設置するメリットを見てみましょう。
キッチン水栓に浄水機能が付いてるメリット
- ペットボトルを買う必要が無い
- 料理やお茶・コーヒーなどに気軽に使える
- 洗米にも気兼ねなく使える
キッチン水栓に浄水機能がつくことで、ペットボトルを買わずにお水が飲めます。ゴミの処理も考えるとかなり楽になりますね。また普段から料理やお茶などを沸かす際に、気軽に使えるのは嬉しいところですね。
また、お米は新い始めが一番浸水すると言われてます。お米を洗うのにわざわざポットボトルの水や冷蔵庫の浄水ポットの水を使うのは面倒なので、水栓をひねれば出てくる浄水機能付き水栓は、とても便利ですね。
しかし浄水機能付きにするデメリットも実はあります。
キッチン水栓を浄水機能付きにするデメリット
- カートリッジ交換をする必要がある
- 交換を忘れると不衛生になる可能性がある
- カートリッジ代がかかる
浄水機能を水栓につけるとなると、当然カートリッジ交換の分費がかかり、交換の必要性も出てきます。うっかり交換を忘れてしまうと却って不衛生になることを考えると、面倒に感じてしまう方も少なからずいるでしょう。
では浄水器一体型とビルトインカートリッジでは、どう違うのでしょうか?
それぞれのメリットデメリットを見てみましょう。
浄水器一体型の使い勝手は?そのメリットデメリット
キッチン水栓を浄水機能付きにするメリットは先ほどお話しました。
では水栓自体に浄水カートリッジを内蔵できる、浄水器一体型(また内蔵型)水栓のメリットデメリットを見てみましょう。
キッチン浄水器一体型水栓のメリット
- 購入時の価格がお手頃
- カートリッジ交換がカンタン!
- 気軽に洗米にも使えて便利
一体型にするメリットはズバリ!カートリッジ交換が簡単なことです。
ではデメリットもみてみましょう。
キッチン浄水器一体型水栓のデメリット
- シャワーヘッドが大きく小回りが利かない
- カートリッジ交換をうっかり忘れるとかえって不衛生になる
- カートリッジ交換を年に数回する必要がある
浄水器一体型水栓の場合水栓自体にカートリッジを入れるので、蛇口のシャワー部分が結構大きいです。シャワーヘッドが大きいと、シンク内のお掃除の際に小回りが利かず少々動かしづらいというデメリットがあります。
さらにカートリッジ交換をうっかり忘れてしまうと、内蔵型の場合は特に衛生面が気になるところです。もしも交換を忘れてしまった場合、カートリッジ内に雑菌が増えてしまいかえって不衛生ですね。
交換時期を表示できるタイプもあるので、忘れそうな方は交換時期がわかりやすいタイプを選択すると良いでしょう。
キッチン水栓浄水器一体型(内蔵型)がオススメな人とは?
そこで実際にカートリッジの無いシャワー水栓と内蔵型水栓の両方を使ってみたことのある私の体験を踏まえて「浄水器一体型水栓がオススメな人」をご提案します。
- 購入時を低価格に抑えたい人
- カートリッジ交換がラクな方が良い人
- 一本の水栓で水道水・浄水・お湯・水を使用できるのが便利と思う人
- 3~4か月に一回のカートリッジ交換が苦じゃない人
- シャワー付きでシンク内がお掃除出来ればOKと思う人
こんな方には、浄水器一体型(内蔵型)水栓がおススメです。
◆手前のボタンで切り替え可能なのでストレスフル!デザインもスッキリで使いやすい。
クルッとシャワーヘッド部分を回し外すと、カートリッジを取り出して交換ができるのでカンタンです。交換時期をセットできるタイプを選べば、交換忘れも無いですね。
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これなら交換時期もわかりやすいですね。
◆交換時期がわかりやすくシャワー部分が大きいので、洗い物がしやすい!
カートリッジも気軽にネットで頼めるので便利ですね。
◆一体型水栓交換用カートリッジ
※除去物質が多いほど高くなります。
関連記事我が家で浄水器一体型水栓を使ってみた体験談はコチラの記事で紹介しています。



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そんな方にはスッキリスタイルの「ビルトイン浄水器」がオススメ!ボトルタイプのカートリッジはシンク下にセットされるので、水栓自体がすっきりした形になります。シャワーヘッドも小さめなので、シンク内部はとてもお手入れしやすい形状ですよ。
[/say]ビルトイン浄水器ってオシャレだけどどう!?メリットデメリットは?
「ビルトイン浄水器水栓」と「浄水器一体型(内蔵型)水栓」との大きな違いは、カートリッジが蛇口内にセットするか、シンク下にセットするかです。
ビルトインタイプの場合はカートリッジをシンク下にセットできるため、水栓の形がスッキリしています。では具体的にそのメリットを見てみましょう。
ビルトイン浄水器のメリット
- ビルトインカートリッジ;ボトルタイプでシンク下に収納できる。
- カートリッジ交換は年に一回なので手間が無く忘れにくい。
- シャワー部分が小ぶりでシンク内の掃除がしやすい。
- ボトルタイプカートリッジは水の滞留時間が長く、より浄水性能が信頼できる。
- グースネック水栓などおしゃれなものが多い。
結構ありましたね。
最大のメリットはやはりカートリッジをシンク下にしまえる点です。キッチンのカウンター上がスッキリしますし、シャワーヘッドが小さめ目で「シンク内のお掃除がしやすい」点も見逃せませんね。
またビルトインタイプは浄水モードにするとカートリッジ内をしっかりくぐってきて浄水が出てくるので、同じ除去物質数であっても「より浄水性能が確か」なのは事実ですね。
カートリッジの交換も、年に一回の交換でいいのでラクなうえに「大掃除の時期に交換する」と決めてしまえば、交換忘れも無さそうですね。
ビルトインはすっきりしてオシャレですが、もちろんデメリットもあります。
ビルトイン浄水器のデメリット
- 購入時の価格が高い(初期費用がかかる)
- シンク下が引き出しだった場合、カートリッジ交換が大変な場合がある。
- 年1回とは言えカートリッジの価格が高い
それなりにありましたね。「価格が高い」というのが一番気になるところでしょうか。カートリッジの価格が高い点は、その浄水性能を考えると納得のお値段ではあります。
しかも年に一回の交換と考えると、同じ浄水性能のカートリッジを「年に3・4回交換する浄水器一体型」と比べてさほどランニングコストは変わりませんね。
ビルトイン浄水器がオススメな人とは?
ではビルトイン浄水器をオススメな人をコーディネーター目線も加えて提案します。
- キッチンカウンター上をスッキリさせたい人
- 交換は年一回で忘れない方が良い人
- 対面やフラット天板の方でリビングからも良く見えるキッチンの人
- シンク下が引き出しでもカートリッジ交換が億劫でない人
こんな人にビルトイン浄水器水栓がおススメです。
対面キッチンでフラット天板ともなると、リビングからキッチンが丸見えです。そんな時にグース型のオシャレな水栓は、見ていてほれぼれするものです。
また、交換が年に一回で良いところも年末に交換する、などと決めてしまえば忘れることも無さそうですね。
シンク下が引き出しの場合はちょっと面倒かもしれませんが、それでも年に一回で済む点はラクですね。大きめの引き出しなら少しだけ中のものを出せば交換できてしまう場合もありますね。
実はビルトインタイプの浄水器水栓にもその設置方法には大きく2種類あります。
浄水専用水栓と2本で使うと便利!
浄水器水栓は便利ですが、レバーで浄水器を切り替える必要があるため面倒に感じる方もいるでしょう。
そんな人には2本の水栓で「浄水」と「水道水」を分ける2水栓方式がおススメです。
片方の水栓はシャワー付き混合水栓で水道水がお湯にも水にもなる水栓。主にお皿や野菜を洗ったりするときに使用します。
もう片方はコーヒーやお茶、料理や洗米など引用として使用する浄水専用水栓です。
2本にするメリットは、お皿などの洗い物をしているときでも他の人が水を汲んだりお茶を沸かす水を出したり自由に使える点と、いちいち切り替えをしなくてもすぐに使える点です。
- 洗い物をしていても浄水が出せる
- いちいち切り替えをしなくてよい
デメリットとしては
- 水栓が二つになるため、蛇口周りのお手入れ箇所が増える
ビルトイン浄水器はカートリッジ交換が年1回で済む点は同じですね。
ビルトインカートリッジのおススメポイントは浄水性能
ビルトイン浄水器のオススメポイントは、その浄水方式にもあります。
水道水が蛇口に出る前にカートリッジボトル内をゆっくり通ってから出てくるため、水の滞留時間は言ったがたと比べると長め。そんな点でより浄水がしっかりできると言われていますよ。
ビルトインはキッチンカウンター上はスッキリしていて良いわね!
◆TOTOの浄水器専用水栓
◆TOTOカートリッジもネットで安く手に入ります。
さらに、カートリッジが内蔵されないのでシャワーヘッド部分が小さく、シンク内のお掃除がしやすいのはうれしいですよね!
関連記事浄水器のカートリッジ性能について、詳しくはコチラの記事で解説してます。



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浄水機能付きシャワー水栓は1本で2本の使い勝手!
そんな声も聞こえてきそうですね。
そんなときは、1本で浄水機能付きシャワー水栓・ビルトインタイプがおススメです。
- カートリッジはボトルタイプでシンク下に収納
- カートリッジ交換は年に一回
- シャワー部分は小ぶりで使いやすい
- 一体型より浄水性能が信頼できる
- 水栓が一本なので蛇口周りのお手入れが一本で済む
浄水機能付き水栓のメリットに「水栓が1本」というメリットが加わりましたね。水栓元で「水道水」と「浄水」とを切り替えて使えるタイプです。
※シャワー付きビルトイン浄水型水栓
※シャワー無しビルトイン浄水型水栓
シャワー付きをシャワー無のものとあるので、お好みで選ぶとよいでしょう。
◆TOTOシャワー付き・ビルトイン浄水器水栓
◆TOTOビルトイン浄水器用カートリッジもネットで安く購入
一本で「浄水・水道水」と「シャワー・ストレート」の切り替えができるタイプもある
これはとても便利ですね。何より一本にまとめることで蛇口周りのお掃除が1本分で済みますよ。
ビルトイン浄水器のメリット、そのほかの浄水器について詳しくはコチラの記事で紹介しています。



最後に近年人気のセンサー水栓にも「浄水機能付き水栓」があるのでサクッと紹介しますね!
触れずに操作で人気のタッチレス水栓!使い心地は?
※出典;パナソニックカタログ;センサー水栓
やっぱり便利なセンサー水栓・そのメリット
タッチレス水栓は文字通り手をかざすだけで水が出るので、近年人気が上昇中です。以前はセンサーの反応が今一つで後悔の声の多かったタッチレス水栓。
最近はセンサーが改良され性能が上がったので、購入者の満足度も向上しているようです。
料理中は手が汚れる作業も多いため、汚れたまま蛇口をひねってしまうと今度は蛇口を洗わなければなりません。その点タッチレス水栓は手を触れずに水をだせるので蛇口を汚すことなく作業がサクサク進みますね!
実際センサー水栓を採用した方の中からも「入れてよかった」の声を聴くことが多いですよ。
タッチレス水栓のデメリット
勿論タッチレスのデメリットもあります。
- 反応がちょっと遅れる。
- 微妙な調整が難しい。
- 停電時に操作が面倒くさい。
などがあります。詳しくはコチラの記事で解説してます。>>>「タッチレス水栓は後悔する!?デメリットとメリット」
また、センサー水栓で困るのは停電時。当然ながら電気で動いているので停電時は水が出ません。
シンク下に非常時用の栓があるので、手動で水を出したり止めたりはなんとかできます。ふだんからチェックしておくとよいでしょう。
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しかし、いちいちシンク下をあけて出したり止めたりするのはやはり大変。めったにない停電とはいえ、これが面倒な方は採用をあきらめた方がよいかもしれません。(中には電池式もあるので停電時も使用できます。詳しくはコチラ)
浄水機能付きタッチレス水栓はカートリッジ交換も年に一回
このタッチレス水栓には浄水機能付きもあります。
カートリッジをシンク下に入れるビルトインタイプなので、水栓周りはすっきりです。
こちらもカートリッジ交換は年に一回で良いので手間なしですね。
※出典;パナソニックカタログより
ビルトインカートリッジの交換は大変!?
これらのビルトイン浄水器のは大変便利ですが、デメリットももちろんありましたね。最大のデメリットはシンク下にカートリッジを収納するので引き出しだった場合はちょっと交換が大変。
カートリッジ交換が大変な場合がある(特にシンク下が引き出し)
これはカートリッジの収納位置にもよりますが、奥に設置をする場合はシンク下にしまってあるものを一度出さないと交換できない場合があるからです。つまり・・・
引き出しの中身を全部出す➡引き出しを外す➡カーリッジ交換
となってしまうかもしれません。
年に一回とはいえ大仕事ですね!
中には業者さんにメンテナンスしてもらえる{お掃除+交換コース}があるメーカーさんもあるので、負担な方は頼んでしまうのも手かもしれません。※カートリッジ代+メンテナンス料がかかります。
基本は自分で交換する方が多いと思うので、年に一回と割り切ってやってしまえば普段はストレスフルで使えるビルトインはオススメではありますよ。
※リクシルのビルトイン用ボトルカートリッジは「シンク下の横壁にセッティングできる」ので、交換もラクラクできそうですね!
※画像出典;リクシルカタログ;カートリッジ交換
カートリッジ交換はシンクの上でチャチャッと済ませたいけど浄水専用の水栓は欲しいわ!
浄水器専用水栓でもカートリッジ交換はチャチャッと済ませる
カートリッジ交換をラクにして浄水器専用水栓にしたのが、こちらのタイプ。
※カウンター上でカートリッジ交換可能
コチラの専用浄水器水栓は、水栓部分をクルクルと回してカートリッジ交換できるので、カウンター下にもぐらずに交換ができます。ビルトインタイプのシンク下での交換に比べるとラクですね。
ただし、カートリッジ交換は3~4か月に1回。カートリッジ内蔵型の水栓「浄水器一体型水栓」と同じカートリッジなので、交換間隔は同じです。「まめに取り換えないとかえって不衛生になる」というデメリットも考えて検討しましょう。
まとめ:コスパと交換ラクを重視なら一体型水栓!スッキリと使い勝手重視ならビルトイン!
コスパも交換も簡単な方が良い方は、浄水器一体型水栓がオススメ。
- お値段がお手頃
- カートリッジ交換は蛇口を回して中に入れるだけとカンタン!
- お米を洗う時も気軽に浄水モードのシャワーで使える
◆クリナップ浄水器一体型型水栓
◆永大浄水器一体型水栓
わが家もこの浄水器言ったがた水栓に変えて良かった点は、やはり「洗米にすぐに使えるところ」と「常温で飲み水が飲める」ところ。それまでは、飲み水をブリタのポットを冷蔵庫から出して飲んでいたので冷たかったんですよね。
関連記事※我が家で浄水器一体型水栓を選んだ時の選定ポイントはコチラの記事で紹介しています。



正直コーヒーやスープにもじゃんじゃん浄水を使えるのは助かります。
ただし一体型のデメリットは、シャワー部分が大きいこと。お掃除に小回りが利かなくなったところです。
そういう点ではビルトインはシャワー部分が小さくて使いやすいですね!
- カウンター上がスッキリしていてオシャレ
- シャワー部分が小さくシンク内の掃除がしやすい
- カートリッジ交換が年一回で良い(交換を忘れにくい)
- 浄水性能が高い
◆クリンスイ ビルトイン浄水機能付き水栓
◆オシャレなスクエアタイプも人気♪
◆専用水栓を追加工事する場合はコチラになります。
浄水器一体がは便利で使いやすい反面「初期費用はかかる」ので、予算も考えてよく検討しましょう。
「浄水器一体型の良さ」「ビルトインの良さ」とそれぞれのメリット・デメリットがありましたね。
【キッチンリフォームを検討中の方へ】
まずはリフォーム会社数社から「あい見積もり」を取りましょう。リショップナビ無料見積もり一括サイトなら、見積もり×5社がすぐ手に入りますよ。
特に水道直結型のウォーターサーバーはペットボトル水を買う必要が無いので基本使い放題。水のペットボトル置き場に困った経験があるので、置き場所を確保しなくてよい水道直結型はスペースを取らずに使いやすいですね。
※水道直結型のウォーターサーバーの詳しくはコチラの記事へ。