タッチレス水栓って実際はどうなの?結構高いし後悔はしたくないわ!
悩める主婦
タッチレス水栓は近年の社会状況で、トイレの手洗いなどで一気に爆増しました。
このご時世なので、蛇口を触らずに水を出したり止めたり出来るのって安心ですね。タッチレス水栓はキッチンにも採用する人が年々増えています。
しかし「タッチレス水栓、付けてみだけど後悔!」なんて声も聞こえてきす。工事費用もかかるし、せっかくなら後悔したくないですよね?
そのためには後悔ポイントからデメリットを知ったうえで、それでもメリットを感じれば購入をすれば後悔も少なくなるのではないでしょうか?
主婦インテリアコーディネーターの”かりてりあ”です。水回りショールームでの4年間の案内経験を元に、タッチレス水栓についてのメリットデメリットを徹底検証してみました。この記事を読んで、ぜひ後悔の無いタッチレス水栓選びをしてくださいね!
かりてりあ
タッチレス水栓の「後悔」!?デメリット9選!
まずはタッチレス水栓を使ってみた方の声から、どんなところが使いにくくて後悔したのか?そのデメリットを見てみましょう。
【タッチレス水栓の「後悔」;デメリット9選!】
- センサーが反応が悪いことがある
- 誤作動で水が出てしまうときが多い
- 「水量や温度調整」は触らないとできない
- 停電の時は使えない
- 少しタイムラグがある
- 水量の微調整が難しい
- そもそも高額
- ペットに反応して水が出る
- 外出先で水を止め忘れる
上センサーの反応が悪いことがある
メーカーによってですが、センサーの反応が悪いことがあります。
出したいときにセンサーに手をかざしても水が出ないとイラっとしてしまうことも。「 手動で出し止めした方が早い!」と思う方もいるようです。
センサーの反応具合はメーカーによって異なります。
- ショールームに出向いて確認しましょう。
誤作動で水が出てしまうときが多い
逆にセンサーの感度が良すぎて後悔したという声も聴きます。
- シンクの中に洗うお皿を運び入れただけで水が出た
- キッチン吊り戸の物を取ろうとしたら水が出た
センサーの近くを何かが通っただけで感知してしまう水栓も中にはあります。これでは節水にならないし止めるのも手間ですね。
- 意図せず出てしまうことがあるのを理解しよう。
「水量や温度調整」は触らないとできない
タッチレスと言えども、結局「水温や水量の調整」は手動でしなければなりません。お手入れが楽になると思って購入したところ、結局毎日のように水栓を触っている方も多いのです。
「結局触るならセンサー水栓でなくてもよかった」と後悔してしまいます。
- 水温を水量は結局手動だが、ボタンタッチの水栓もある!
停電の時は使えない
タッチレス水栓は電気で動いているので、停電のときには使えません。
しかし停電時は手動に切り替える事は可能です。いざというときに困らないように切り替え方法をしっかり確認しておきましょう。
- 停電時の手動操作を確認しておけば安心!
少しタイムラグがある
メーカーにより差がありますが、センサーに手をかざしてから水が出るまでに少しタイムラグがあるようです。
1度手をかざして水が出ず再度手をかざすと、水が出てすぐ止まるなんてことも。イラっとしてしまい 、これでは「レバーを操作した方がわかりやすい!」と思ってしまいますね。
- センサーなので多少のズレは仕方ない。
☕ショウルーム一口メモ:センサー水栓発売当初は「一度はセンサー水栓にしたけど、反応が悪いので普通のに交換してください!」なんてお客様もいらっしゃいました(汗。しかし改良された新機種になってからは、センサーが変わりそんなことも無くなりましたよ。
水量やタイミングの調整が難しい
「水を少量だけ出す」とか「ちょうど良いタイミングで出す」が苦手です。自分が思っていた量を出せないことも。
さらに水を出すタイミングがズレるため、入れたい容器の口を蛇口に近づけただけで水が出てしまい容器がビショビショ…なんてことも。
日常の水栓の使い方を振り返り、こまめに水圧や温度の調整をしているならタッチレス水栓は不要かもしれません。
- あらかじめちょうど良い量に調整しておくなど工夫が必要。
そもそも高額
そもそもですがセンサー機能付き水栓は、通常の水栓と比べて価格が高いですね。比べると5万円前後の費用が追加になることが多いようです。
さらに電気工事であれば工事費も割高になりますね。
- タッチレス水栓は工事も伴い高くなることを理解しよう。
ペットに反応して水が出る
ペットを飼っている方は誤反応に注意です。特に猫ちゃん!キッチンでもどこでもお構いなしに上りますよね。
センサー誤反応も考えると水の出しっぱなしが気になります。ただし長時間水が出ていると自動で止まる安全機能がついている水栓も多いので、そこまで気にすることも無いですよ。
- 外出時はセンサーをオフにするなど工夫しよう。
外出先で水を止めるのを忘れる
家の中の水栓全てをタッチレスにしてしまうと、レバーを触らない生活が普通になってしまいます。
特にお子さんが小さいころからセンサー水栓に慣れてしまうと、外出先で忘れてしまって困る、というお母さんからの声がありました。
- お子さんの教育優先の人は再検討しよう。
以上がタッチレス水栓を使った時のデメリット9選でした。
では、タッチレス水栓はデメリットばかりなのでしょうか?
もちろん、「入れてよかった」の声もたくさんありました。
[/say]タッチレス水栓「後悔無し!」メリット5選!
【タッチレス水栓「入れて良かった!」メリット5選】
- 汚れた手で水栓を触らずに済む
- 感染症対策になる
- ハンズフリーを選べばより節水になる
- おしゃれでスッキリデザイン
- 小回りの利くのシャワーヘッドでシンクの中が洗いやすい
タッチレス水栓のメリット、こんなにありました。では早速、具体的に見てい行きましょう。
汚れた手で水栓を触らずに済む
タッチレス水栓は水栓本体に触らずに水を出し止めできることが最大のメリットですね。
実際に料理中は「ハンバーグをこねた手や、餃子のタネをこねた手で蛇口を触りたくない場面も多いですね。うっかり触ってしまってレバーを洗いなおすと、水栓の根元に水がたまり水アカの原因となってしまいます。
そんな時にタッチレスなら触らずに済むので、蛇口を洗う手間が省けますね。
という声が実際多くありました。
感染症対策になる
タッチレス水栓は、感染症対策にもつながります。
外から帰って来てキッチンで手を洗うお子さんも多いかと思います。(我が家は2階リビングなのでキッチンで手洗いうがいとなってます)水を出すためにレバーを触ると雑菌が付着する可能性があります。せっかく手を洗っても、水を止めるときに再度レバーを触るので雑菌が手に戻るかもしれません。
「そのまま食事をすると感染症のリスクは高まります!」
タッチレス水栓ならレバーを触らないので、雑菌をきれいに洗い流してまた戻ることも無いですね。
ハンズフリーを選べばより節水になる
(撮影;かりてりあ)
キッチンのタッチレス水栓には、上部に手をかざすと水を出し止め出来るセンサーはもちろんの事、ものが近づいたときだけ水の出るセンサー(ハンズフリー機能)の付いた水栓もあります。
- 上部のセンサー:手をかざすと、水を出したり止めたりできるモード。
- 下部のセンサー:蛇口近くへ物が来たときだけセンサーが反応して水が出たり止まったりするモード。(洗い物の時など使用)
手をかざすだけで出し止め出来る点でまめに止められるため、タッチレスは節水にも役立つと言われますが。
モノが来た時だけ水が出る「ハンズフリー機能付き」を選べば、より節水になりますね。
おしゃれでスッキリデザイン
タッチレス水栓は、「グース型」や「L字型」の水栓が多く、デザイン的にもおしゃれでスッキリしています。浄水機能付きのものを選んでも「ビルトインカートリッジ」といってシンク下に収納できるカートリッジです。
つまり蛇口周りのデザインがすっきりしているので、対面式キッチンでもおしゃれに演出できます。
小回りの利くシャワーヘッドでシンクの中が洗いやすい
キッチン用タッチレス水栓は、シャワーヘッドが小さく小回りが利くのでシンクの中がとても洗いやすいです。シンクの中って、結構汚れが飛び散りますよね?
タッチレス水栓のニーズが拡大中!!
そんな便利なタッチレス水栓。このご時世も手伝って需要が爆増中です。
参考として「日経XTECH」の記事を載せておきますね。
蛇口に触らなくても水がサッと流れてサッと止まる。コロナ禍でタッチレス水栓の清潔さに注目が集まっている。特にニーズが拡大しているのがキッチン向け。リフォーム時の交換需要も旺盛だ。
家庭にもタッチレス水栓の波 換気と並び、コロナ禍で関心が高まっているのが手洗いだ。細菌やウイルスが付着しているリスクを考え「手を洗う時には水栓に触れたくない」と考える人が増えてきた。
LIXILは2020年9月10日にオンライン説明会を開き、タッチレス水栓の販売が絶好調だとアピールした。20年4月から6月の同社のタッチレス水栓の売り上げは、前年同期比で43%増だ。特に伸びているのがキッチン向けで、足元の20年7月の売り上げは前年比で82%増を記録した。
キッチン向けが需要を牽引
同社のキッチン向けタッチレス水栓の主力は15年発売の「ナビッシュハンズフリー水栓」だ〔写真1〕。
この製品のセンサーは、水栓のパイプの頂部付近と吐出部付近の2カ所に付いている。頂部付近のセンサーに手をかざすと吐水が始まり、再度手をかざすと止水する。※引用:採用したい建材・設備メーカーランキング2020;水回り編「家庭にもタッチレス水栓の波」より
かなり人気が高まっているようですね!
タッチレス水栓は電気工事が必要なの!?
タッチレス水栓はセンサーが反応して自動でお水が出るので、もちろん電気が必要です。
ご新築や大きなリフォーム時には、同時に電気工事を頼めますね。
しかし水栓のみの交換で、後付け設置したい場合や賃貸の方は困りますよね。
タッチレス水栓は電源が無ければ電気工事が必要!
もしも近くに電源が無ければ、タッチレス水栓の設置には電気工事が必要になります。
【近くに電源が無い場合】
- タッチレス水栓への交換には電源工事が必要
電気工事が必要となると、水栓だけの後付けや賃貸の方は諦めなければならないのでしょうか?
食洗機コンセントがあれば後付けも可能
近くに食洗機があればコンセントがあるので、そこから電気を引くことは可能ですよ。後付けの方や賃貸の方でも簡単に設置できますね。
【電源が近くにある場合👇】
- 食洗機があればそこから電源は取れる
では食洗機が近くに無い場合は、後付け派や賃貸の方はタッチレス水栓は設置できないのでしょうか?答えはNOです。
【電池式タッチレス水栓】なら後付けもカンタン!
電気工事はしたくない方、賃貸の方でもタッチレス水栓は設置できます。それが乾電池式のタッチレス水栓です。
【タッチレス水栓電池式のあるメーカー】
電池式なのでもちろん電気工事は要りません。
さらに電池式は停電の時でも使用できるため安心です。
乾電池式なら電気工事せずに気軽にリフォームできそうね!
※乾電池式B5(浄水機能無し)商品のみ購入して水道屋さんに頼んでみる👇
※乾電池式B6(浄水機能付き)商品のみ購入して水道屋さんに頼んでみる👇
※注文住宅やリフォームの方は施主支給※を工務店さんに相談してみましょう。商品だけ購入して予算を抑えられるかもしれませんよ。
※施主支給とは?;施主が直接、自分で商品を購入したり手配して、ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社などの施工会社に支給すること
乾電池式(浄水機能付き)楽天リフォーム工事セット
※乾電池式B6タイプ【楽天リフォーム認定商品】50万件の実績!
と電気工事が可能かどうか?工事費いくらになるのか?気になる方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、まずは工務店に見積もりを貰いましょう。お近くの工務店でいくつか貰って比べることで、より安くより相性の良い工務店さんと知り合えますよ。
タッチレス水栓の寿命は?
タッチレスは電気で動くため、寿命も気になりますよね?
タッチレス水栓の寿命は「10年」と言われています。
【タッチレス水栓の寿命】約10年
もちろんその間に不具合が出れば修理も必要になるので、普通の水栓の故障よりは修理代が高くついてしまいます。
そんなリスクもあるタッチレスですが、水栓を触らずに済むタッチレスは一度使うと「もう普通の水栓には戻れない!」という声があるのも確かです。
またデザインもおしゃれですので、対面キッチンの方には特に人気ですよ。
後悔しない【キッチンのタッチレス水栓】オススメ3社を提案!
タッチレス水栓を後悔せずに購入するためには、それぞれのメーカーの特徴を知っておくことも重要ですね。
ではどんなタッチレス水栓があるのでしょうか?コーディネーターオススメの3メーカーをサクッと紹介しておきます。
- リクシル:ナビッシュとナビッシュハンズフリー
- パナソニック:スリムセンサー水栓
- KVK:センサー水栓
今回取り上げたのは、種類も豊富なリクシルのナビッシュ、とことん自動にこだわったパナソニックのスリムセンサー水栓、シンプルでスッキリデザインを追求したKVKのセンサー水栓を紹介します。
リクシルのタッチレス:ナビッシュとハンズフリーの違い
リクシルは手をかざすと水の出し止めのできる、蛇口先端にセンサーの付いた「ナビッシュ」。それに加えて対象物が来た時だけミスやお湯の出るハンズフリー機能付きの「ナビッシュハンズフリー」と大きく2種類あります。
スッキリデザイン派は普通のナビッシュがオススメ。せっかくならハンズフリー機能も欲しいよ、というかたはナビッシュ・ハンズフリーがオススメです。
リクシルのタッチレスは他にもたくさんの機能の違いがあり、その組み合わせでたくさんの種類があるので、詳しく知りたい方は「ナビッシュとハンズフリーのそれぞれ違いを検証!」へ。
パナソニックのスリムセンサー水栓はとことん自動にこだわった水栓
タッチレス水栓のほとんどは、水量や水温は結局レバーでの手動調整になります。
「これでは自動と言えないのでは?」とがっかりする方も。そんな方におススメなのがパナソニックの「スリムセンサー水栓」。水量や水温もボタンタッチなので、自動では無いですがタッチは一瞬で済みます。
パナソニック「スリムセンサー水栓」の口コミ」はコチラで紹介しています。
KVKのセンサー水栓はオシャレなシンプル派に人気の水栓
KVKはお風呂や洗面所でも良く観る代表的な水栓金具の老舗です。
安定の品質を求めるなら間違いないでしょう。ナビッシュと同じように電池式もあるので、水道屋さんで後付け交換できるところも魅力ですね。
「KVKセンサー水栓」の詳しくはコチラで紹介しています。
「他メーカーの機能も比較」したい方はコチラの記事がおススメです。あなたのタイプ別オススメメーカーや水栓も紹介していますよ。
まとめ:後悔しないタッチレス水栓の選び方
このご時世でタッチレス水栓の需要もずいぶん高まってきているということがわかりましたね。
しかしタッチレス水栓には後悔した声とデメリットもありました。
タッチレス水栓を検討する際の注意事項は
- デメリットも十分に理解して検討する
- 機能の違いを良く知って選ぶ
- 水温調節や水量をマメに調整したいか考える
- ショールームで作動を確認する
これらを気を付けていれば、後悔の無いタッチレス水栓が選べるのではないでしょうか。初めからデメリットを分かっていれば確認と対策ができますね。
※キッチンリフォームや水栓交換を検討中の方へ:まずは無料でお見積もりしてみませんか?比較することでより安く見積もりを選べたり、より良い施工会社に出会えますよ。>>>施工事例多数掲載。完全無料のリフォーム見積もりサイトはコチラ。
オススメのタッチレスを比較して決めたい方はコチラの記事が参考になります。



「やっぱりセンサー水栓は使いにくそう・・・。」そう感じたあなたは、もっともポピュラーな「浄水器一体型水栓」を参照ください。
「タッチレスでなくても我が家は対面式のオープンキッチンなので、おしゃれで使い勝手の良い水栓希望よ!」という方はデザインもおしゃれなものが多いビルトイン水栓をオススメします。